白く霧涌く月山森(1650m) 

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湯の台登山口から イヌワシの舞う鳥海の森に出向きました 
鳥海の山小屋は三連休前とあって混み合うものと思っておりましたが 
じつにラッキー、悪天が幸いして?連休前は閉店ガラガラ

それでも翌日、三連休となれば登山者も多く
ほとんどの人がガスの中を心字雪渓を経由し外輪山へと向かいます

午後に雨が降る予報なので それじゃぁ…と
午後2時下山となるよう ガスの薄い月山森へ 
千畳ヶ原の下見ができることを狙って 進路をとりました

充分な遠目が利き 正解でした



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クルマユリ



大台野高原に車を走らせⓅ最上部に停めた。 普通なら連休激混みのⓅのようですけど・・・。
8時半、ガスの中、、、石畳を登りはじめ 荒木川を渡るとすぐ滝の小屋
小屋からは 高原の花街道を楽しみながら(今回は時間的に余裕あり) ノンビリいきます
八丁坂、急な坂道をこれでもか!と 凸凹の大岩を食らいながら 河原宿小屋に向かいます
この途中 斜面一帯が花畑となるようです

オコジョの棲む河原宿小屋で大休憩し 
多くの登山者を右に見送った分岐を左へと、人影まばらな月山森へと向かいます
道はほとんど木道の上で なんとなく 尾瀬っぽい感じ???
途中、雪が溶けかかったボタ池を右に見て、すぐ左に折れて山頂へ 

月山森山頂から眺める霧中の外輪山は威圧感があり ガスで掠れながらも堂々の姿
薄いガスが涌いたり消えたり、、、風光明媚な鳥海の懐で少し早いお昼です
🍙と漬物、トマト、味噌汁、それに美味しい景色を味わいました


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シシウド?ハナウド? & ハクサンシャジン



かつて厳冬期に三度 鳥海山に挑んだことがあります

すべて 追い返されてきました
なかには登頂できたパーティもありましたが・・・それは好天と運が味方した時

挑んで、いとも簡単に、数パーティを一度に跳ね返す厳冬の鳥海
凄い 素晴らしい山だなぁと 畏敬の念をもって見ていました

日本海からの烈風に耐風姿勢を強いられ
ピッケルも刺さっていないかのような堅いアイスブルーな斜面
氷の飛礫が斜面を駆けあがって 体や顔にぶつかってくる

「蒼氷」と呼んでいましたが、表面は白く氷の折り重なったところ、
氷塊の芯の近くは鈍いブルーに見えましたっけ

ツァッケもやっとかかるような氷上で いつ吹き飛ばされるか不安のなか、
長い時間 耐風姿勢を強いられ 指先の感覚がなくなるころに撤退の指示 
アンザイレンして蓬莱山手前、横堂の窪地に戻ってくる

吐く息で繊維の淵がすっかり白くなったウールの目出し帽を ヤレヤレと…
その時だけは生きた心地がして 悔しいんだけど 反面嬉しいよな? 
そんな安堵感が仲間たちの顔をクシャクシャにさせてましたっけ



その鳥海山に数年前 初めて夏道で登りました

春スキーでさえ月山を越えて北上したことがないので 夏道の登山口さえも全く不案内(笑)
冬山でしか登ったことのない男が 20数年ぶりに この山の行く夏、花を味わいました
とくに御浜の鳥海湖で新鮮な花畑と岩の均衡を見ていました 
つい 数年前・・・とは、 2012年の夏


今回わかったこと・・・「氷の山に 花が咲く」とは このことを云うんですね 
今頃になって 歌詞の意味が解りました



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ハクサンフウロ



斜面の花は ニッコウキスゲのオンパレードですが、
八丁坂は紫のハクサンシャジン、白いシラネニンジン、ミヤマセンキュウ、
黄色いトウゲブキ、ピンクのハクサンフウロが薄霧の中のアクセント 
橙のクルマユリが 時々その存在をアピールしています

霧の中でこれらの花が咲き乱れるさまは 南斜面が全て、下から上まで花畑に包まれたかのように思えてしまいます

他に ミヤマハンショウヅル、ベニバナイチゴ、トウウチソウ、イワイチョウ、ハハコグサ、マルバシモツケ、
ホツツジ、ヨツバシオガマ、キンポウゲ、ハクサンシャクナゲ、ネバリノギランなど
月山森への途中は、チングルマ、ヒナザクラ、イワイチョウ、バイカオウレン、イワカガミ、ミヤマリンドウなど 

滝の小屋から河原宿小屋の登山道は諸々の花が咲き乱れており
月山森までの木道沿いは湿地の花街道となって 観る者を厭きさせませんでした 
丁度よい 花の時期の訪問になったと思います。




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キンポウゲ
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シロバナトウウチソウ
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ミヤマハンショウヅル
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ベニバナイチゴ



今回は雨予報だったので広角レンズを持たずに出かけておりました
近景の花だけを防水100㎜マクロレンズ一本で撮る! そのつもりでしたが
ガスは薄く 充分に広角レンズのほうがこの場に合っていたようです
レンズを間違えた口惜しさ・・・ 充分 思い知らされました
 
ズームアップされた写真ばかりで 下手な植物図鑑にもなりません 失敗(´;ω;`) 
それに派手な鳥海アザミが小さな蕾で 数枚しか撮れなかったことも悔しい
もう一度 行けるだろうか?・・・

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月山森へと向かうのは数名だけ 
逆行の幸治郎沢からこちらに登ってくる者も 数名だけ
緑の中に木道が敷かれ いい雰囲気でした

もう少し天気が良ければ 幸治郎沢を降りて
ミソガワソウも撮れたはずだけど・・・欲張りかな( ´艸`)

今日は背景に 青空のない写真ばかり
こういう時もあるんですよ ( `ー´)ノ アルノダ


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チングルマ
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ヨツバシオガマ
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ミヤマセンキュウ シラネニンジン トウゲブキ シャジン
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トウゲブキ
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トウゲブキ & ホツツジ
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by tabilogue2 | 2016-07-16 21:59 | 鳥海山 | Trackback | Comments(0)