スパイク長靴登山について

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篤志家たちが愛する「とっておきの里山」をネット公開するというのは 功罪両面が含まれると思う。
密かに里山を登る愛好家はなるべく自然のままで、そっとしておきたいと思うのが普通だと思う。

最近、里山もブームに乗っかり多様化してきた。なかには里山でビニールテープのベタ張りをする人、
化繊赤布を意味なく下げる人も多く出ているようだ。その点では昔に比べ 里山は見苦しくなった。
さらにスパイク長靴(スパ長)での山歩き、どちらも「自然に異物を持ち込む」という点で問題があると言える。

でも もともと ネット公開そのものこそが 里山に大きなインパクトを与えているのだ と私は思う。
過去10年間、ブログに里山の「GPS軌跡」を載せた方は即刻削除し、為した罪を詫びるべき と個人的に思う。
GPS軌跡を掲げる=「個の存在を示す」仕草はとっくに「過去の習い」になった、むしろ「犯罪」と考えるべきかな。

酷い記事になると 自分のブログで里山を公開しておきながら、
「テープのべた張りは山を汚す」「山では自分の足跡以外は残すな!」と息巻く。
ネットに軌跡を公開しておきながら、なおかつ 多くの不特定多数を里山に招いておきながら・・・
他人には「足跡以外は残すな!」という。この矛盾を感じないのだろうか? ヘンじゃないか?

年柄年中 スパ長ハイクをやってる自分たちを棚に上げ このコメントは欺瞞としか言いようがない。
集団でスパ長ハイクすれば藪山に「道」ができ 植根は浮き上がる。ソフトインパクトさえヤバ過ぎだ。
自分たちは善で、他人の行為は諸悪? ??矛盾してるとは思わないのだろうか? 

そもそも 里山の記録をネットで公開すること自体が 篤志家達にとっても里山にとっても罪深いもの、
さらにスパイクで植根を荒らすという どちらも非社会的行為なのだということに気付くべきだ。
ビニールテープのべた張りも、スパ長ハイクも、さらに里山のネット公開も「 辞めるべき時がきた」
一人の山愛好者として主張します。

時代が変わって 我が子から 「スパイク長靴っ 昔 お父さん 履いてたの?」って聞かれたらどう答えますか?
きのこ、山菜も生えない里山になったら・・・山岳愛好家としても、親父としても それは 恥だよ(笑)
キノコや山菜採りで 必要なら 四本爪の軽アイゼンで その場は充分まかなえるはず!
決心しましょう「スパイク長靴は禁止」って。。。


以下は とある若手のブログ、スパ長愛好家諸君は 参考にしてください。。。

「スパイクのピンがシーズン後には何本か抜けてるって言ってたな。
それって 山に置いてきてるんだよなぁ って、今まで買えないでいた次第 (;^ω^)」



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Commented by mt1500funagata at 2016-12-13 10:09
大和町のチバです。
本記事の内容ご意見に賛同します。
僕も登山道や遊歩道のない里山を歩いたGPS軌跡をネット公開することに違和感を感じます。
自分に倣って多くの人にも同じルートを歩いて欲しいと思っているのか?自分でルー判できない程度の人が藪山を歩けばテープのベタ貼り等の荒廃は免れないでしょうに。
自分は登山道のないところも歩けるのだ、と誇示したいのか?かつての山岳会が総力を結集した前人未踏の沢や困難なバリエーションルートだったら分りますが、そもそも里山でしょ?
多くの人に歩いてもらいたいと思っているのか?個人的なことですが、僕は近所の大和町の里山に愛着を持っています。あまり人が来ないからこそ静かに楽しみを持って歩く里山を大切にしたいと思っています。了見が狭い考えとは重々承知のことですが、はるばる車でやってきて細かに写真つきで解説をしGPS軌跡まで公開されたら、心情的には好ましくありません。
登山道のない里山や冬のバリルートは自分で道を探しながら登るのが楽しいのであって、他人の軌跡を辿るのは面白くないってことに気づいて欲しいと思っています。

ストックの石突きが地面を荒らすって事は多くの人が理解し雪道以外ではゴムキャップを着けるのが常識的になって来ましたが、スパ長も同様でしょう。

ごもっともな記事内容でした。
Commented by tabilogue2 at 2016-12-13 16:21
> mt1500funagataさん
セコンド、、、どうもありがとうございます。なぜ、どうして?GPSの軌跡を公開するのか?自分にはサッパリ理解できないんです。できた本人ができなかった第三者に優越感を抱く・・・まあ個人的にはそんな小さな満足もあるのかな?とは思いますが、、、。YMCA山岳会が沢登りの記録を公開しないと決めたのはネット社会が来る以前のことで、ブログなども全然なされていない時代でした。コピーやトレースの「連続」を防ぎたかったからで、登山を単に消費するだけの行為、その材料として寄与するのは本意じゃないから・・・という理由です。先見性があったんでしょうか?、在籍していた頃に「遡行図の公開は禁止」としておりました。

会の中には一人だけ栗駒の遡行図を公開する人物が現れましたが すったもんだの末 退会していただきました。そんな事情もあるので、当時の運営委員として 今日まで一貫して遡行図公開はしておりません。 今となっては何処の山岳会も遡行図やVTRなど「非公開が主流」となっております。

今提起の問題点は 相手が里山ですから、ネットなどで公開する意味は おそらく十中八九無いのであって、あるとすれば個人的な優越感だけでしょう。もっとしっかりと世の動きの先の先を読み取ってもらいたいものです。
by tabilogue2 | 2016-12-06 11:26 | mount | Comments(2)