自主避難者の「住宅無償提供の打切り」問題

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今日の写真は 2011年2月撮影からの一枚。転んで片肘をついた時に折った…と穏やかにお話されていたお年寄り。 ひとり、陽光燦々の縁側で日向ぼっこしてた。当日は気づかなかったけど、この日は ”雨水の節気” でした。 この3週後ぐらいに大地が大揺れしたのでした。

まだ 恐ろしいほど高レベルの放射能に覆われ 除染の効果も半信半疑。子どもを連れて帰宅だなんてとても考えられない。「帰宅忌避」を訴える人がたくさんいるというのに 国と福島県は 自主避難者への住宅の無償提供を今月末打ち切るそうです。年度末になると「打切話」がでてくる、その都度「延長」になってきた問題。「こんなおかしな政治を黙ってみていろ!」とでも言うんですかね?

国も「復興という名」の箱ものづくり、沿岸をコンクリートで固めただけ、、、アレだけの水素爆発・放射能拡散・被曝事故を起こしたにもかかわらず さも忘れたかのように「再稼働」に躍起になってる。「東電」も賠償責任から逃れようとするし、政治も国会で大きな取り上げ方になっていない。

今村雅弘復興相は マラソンに例えて「今現在は30キロあたりで、勝負どころだ」と強調したそうですが、福島県民はいまだにスタートラインに立てないでいる。「政府と現場との認識」の大きなズレがありそうで 福島県知事からもこの大臣発言に苦言が出たようです。 

さらにまた 大臣から「フクシマ フアースト」という 今流行りの言葉も出たそうですが、この言葉さえ「福島第一」原発を連想させるので 言葉遣いには細心の注意を図ってくれと苦情が出たとか。自民党はオリンピックの綱引きと テロ「等」準備罪の成立に躍起だから・・・呆れる発言ばかりが続きます。

安倍首相はオリンピック招致を決める2年前のIOC総会で 「今までも、現在も、そして将来も! まったく問題はない! ということをお約束します」「福島についてご案じの向きには、私から保証します」と世界に向かって まるで「自己陶酔」したかのような「大見栄」をきった。「アンダーコントロール」 この言葉で被曝地はほんとうにガッカリさせられたものでした。 虚栄心の強い人が語るに落ちる、二枚舌。 嘘を嘘で塗りたくって 平然とできる政治家とは不思議な人種、職業だ。

しかし「まったく問題はない!」と、願望すれば解決するような事態ではなく、現実はコントロール不能で大問題ばかりが山積し、凍土壁も不完全で、メルトダウンで核燃料が原子炉に留まったままかどうかさえ 不明なのが現状。最近のニュースではロボットは進入不能で 堆積物の究明もできずにいる。 最高水準の技術が原子炉の暴走に太刀打ちできずに翻弄され続けている。これが「二枚舌の裏側」「フクシマファースト」の現場なのである。

6年経てば 大震災は「過去形」なの? 10年経てば 罪は消えて無くなるの? 忘却の彼方? 30年、放射能の半減期まで 福島は「不安だらけ」で戻れないというのに そんな国の原発政策で「被曝地帰還の人体実検」が 許されるとでもいうの? 







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by tabilogue2 | 2017-03-09 15:12 | コラム | Comments(0)