人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「30mロープ」と「簡易チェストハーネス」

「30mロープ」と「簡易チェストハーネス」_d0347140_23160890.jpg

120cmのスリングで作った「チェストハーネス」 
ロープの結びは 誰でもできるオーバーハンドノット(一重結び・止結び)に末端処理を施したもの



山や自然は美しく、登山は楽しいもの しかし、いつも平常、平水とは限らない。
日陰のトラバースで凍っていたり、崖崩れで道が無かったり、橋が落ちていたり、
融雪による濁流があったり、雪崩などにより登山道の崩れ、路肩崩落があり夏道の道形を失うことがある。
残雪と岩場の間に潜むシュルンド(隙間)、稜線上の雪の亀裂などに足がすくむ場合もある。

経験的に、岩場や雪渓の下りなどで不慣れな方・新人さんをけっこう見受ける。 
山に入る前に、、、リーダーは 30mロープ 120cmスリング カラビナをザックに忍ばせよう。
そんな危急時の対応が覚悟できていて、装備が準備できてさえいれば心に余裕が生まれ 大いに自然は楽しめる。 

**********  具対策  **********

リーダーは…8mm✕30mのロープを1本、環付きカラビナを2枚、120cmスリングを装備しよう。

新人さんには…120cmテープスリングと安全環付きカラビナ1枚を持たせよう。
入山前、写真のような「チェストハーネス」を装着してから 山に登ろう。

--------------------------------------------------------------

新人や不慣れな人にチェストハーネスを装着させ それをロープで確保&補助すれば 
安心して危険箇所を通過させることができる。危険箇所の脱出に役立つはず。

ちょっとしたアップダウンで相方を補助するのが男の役目だ と思うならw
30mロープ 120cmテープスリング カラビナ 是非に揃えてください。

-------------------------------------------------------------

エイトノット(8の字結び)・・・上記のチェストハーネスとロープを繋ぐための結び 
ブーリンノット(他にインクノット クローブヒッチなど)・・・直接、人の体や立木にロープを結えるための結び


毎晩練習。徹底して覚えておく。登山や災害時におおいに役立つ。



ネットで知り合って意気投合し、北アルプスまでやってくる…気楽な「仲よし」登山が増えている。
しかし 互いにどの程度の技術があるのか?皆目不明で、確認するのも失礼かな?…というケース。
 
ロープ技術も判らぬようでは疑心暗鬼が生じるのも当ぜん。”暗黙の了解”で登る場合もあるかも。
上高地に集合してから相手の技術レベルを聞くこともできないし、まして確認する術もない…というケース。
そんな時、自分だけでも「ロープの結び方」は覚えておくべき。相手に迷惑をかけずに済むように。








名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by tabilogue2 | 2017-05-10 21:58 | アラカルト | Trackback | Comments(0)