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昔、春スキーは天元台から吾妻か、山スキーなら五色温泉の深雪から吾妻山へ抜けた
廃墟と化した飯坂スキー場の未整地斜面から洒落たスキー場、栗子に至るまで20年以上滑ってきたが
栗子山塊は・・・ もう何年?登り続けてきたんだろうか?

旧ブログのカテゴリーKurikoを覗いてみると 1993年冬季が初見となっている
残雪期の陽気に 稜線で鶯の鳴き声を聞いて以来 かれこれ23年になんなんとする

吾妻と蔵王の連嶺に挟まれた なだらかな藪山なのだが
冬、雪山として登るのには ちょうどいいサイズの山だと思っている

鉢森山 杭甲山 大杭甲山 栗子山 七ツ森 駒ヶ岳 龍ヶ岳 摺上山
どの山も どの林道も どちらの登山口も長いけど 
それゆえ、近郊の山にしては原形が保たれているのだと思う

23年間で変わったといえば・・・
飯坂温泉の奥に 大きな茂庭ダムができた事と高速道が建設中だということぐらいか


ああ、山頂大地にテントを張れば・・・
懐かしい、若き日々が蘇る




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栗子本峰は左奥 三角点は東側の藪の中にある
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何度目かの栗子
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KSがトップで往復する
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振り返れば、大杭甲と吾妻の白き連嶺
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眺める大杭甲山。 初登頂は・・・1994年
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大杭甲の斜面と小杭甲山とを前にして・・・、アングルを決めた一枚  (撮影 KS)





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by tabilogue2 | 2016-03-07 11:21 | 栗子山塊 | Trackback | Comments(2)

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猩々緋 色立つ朝間 栗子みね


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臥牛の 七ツ森



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まだ、光が届かず 輪郭が浮き出ていない。 朝、6時10分ごろ





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淡いピンクに染まり、光が回り始めた



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月の出は5時10分 月の入は16時40分
今日は見事な二六夜 下弦の月

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by tabilogue2 | 2016-03-06 18:18 | 栗子山塊 | Trackback | Comments(0)

厳冬の道 栗子山

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今回の山行は あらかじめ机上で何度も歩きとおして
予想される危険個所と状況を想定していた。



米沢砕石(株)の事務所に顔を出した。
登山者連絡ノートに連絡先住所と電話番号を記入した。
そのノートには昨年の11月以降入山者なし、
自分たちが2016年の登山者第一号のようだった。

おまけに 
「土曜日は休日なんで、ゲート前に重機を置きますので車の通行はできません」
というお達しを戴いちゃって、
Uターンし車をⓅしてゲートから事務所まで歩くことになった。
もともとの計画通りではあったが・・・なんとなくツライ。

地図を見ればお解りのように 
林道4キロにゲートからの追加1キロを併せて 5キロをテクシーだ。
夏道ならまだしも 湿雪40センチとなると・・・
もしかして旧トンネルを過ぎたら 幕営になるかも( ´艸`)


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置賜地方の天気予報で 
今年初めての2桁の気温予報となりそうなので 
林道の危険個所もチェックした
 
だが、大雪が2日前に降ったばかりで 
最大の困難個所は この「林道のラッセル」
これこそが 今回の伏兵だった


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雪を踏み分けるたびに体力は奪われるし 時間は消化されていくし 
旧トンネルまで3時間で行くだろうと思っていたら 
なんと4時間も???湿雪膝下ラッセル
えんえんと ラッセル

キュキュキュキュキュっと、羽音をたてて山鳥が飛び出していった
何度目だろうか また休憩を入れた
 
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いよいよ 2カ所目のヘアピン
還暦を越えたというのに、、、こういう局面になると KSは闘志を燃やす
トンネル手前のヘアピンは3段ぶち抜きのダイレクト


あと2人ほどいれば ラッセル交代も余裕だろうに・・・ 
前も後ろも誰もいない グッサグサの林道が恨めしい。

雪崩の予想個所は旧トンネル手前の林道50mと 
旧トンネル前と 稜線への取り付き手前 の3ヶ所。

デブリ程度で済んではいたが、
温度上昇と湿雪とが重なれば
「底雪崩」が起きても不思議ではない。

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ここまで 行動食はリンゴとパン、チョコと煎餅、
ココアとお茶で水分もとっていたので 
シャリバテはしなかった

皮つきリンゴを8等分にカットし 
塩水に漬けて ジップロックの袋に入れ 
ザックの上蓋に忍ばせていた

なかなか 瑞々しくておいしい

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4時間も経過していたので 
稜線までの最短ルートを登れる体力と気力があるかどうか?
中高年の本質的な問題だった・・・

25mラッセルを交代しながら がんばるだけ
中斜面から急斜面になってくると 
50歩進むにも やっとこすっとこだ

稜線までの最短ルートは氷結バーンを覚悟していたが 
深雪・湿雪のため 膝下のラッセル
アンザイレンの必要からは免れた
踏ん張れば済むので 意外に「気楽」だった


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というわけで 大休憩後、稜線まで 登る

アイゼンでサクサクということであれば 
1時間半で行ける所だが 
重いラッセルで2時間15分もかかってしまった
こんなもんさ 厳冬期だもの・・・


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計画通りに幕営は栗子山を越えたところにしたかったが 
タイムアップで越えられず( ´艸`)
風を避け、手前の稜線を少し東に下った平地に適地をえた


体力の残りも既に赤ランプが点りつつ・・・ 
ツエルトを張ってビールを一缶飲んで
自家製のキャベツ漬物やイカニンジンなどを口にして、
日本酒とウィスキーを一杯飲み干したら???
急に眠くなって・・・残メーター”ゼロ”?

4月の山行計画を「南会津」と決めただけで
お腹も膨れたので夕飯を食わずにシュラフにもぐりこんだ
就寝前に見た、飯坂温泉の夜景がきれいだった
翌朝3時まで、、、8時間ほど爆睡した

朝、写真撮影後に 棒ラーメンとお茶で復活できた!
これは正解だった 


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by tabilogue2 | 2016-03-06 09:43 | 栗子山塊 | Trackback | Comments(2)

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今朝がた6時半の・・・
うっすらと 赤みがさした 
大杭甲山


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今朝がた8時半の
大杭甲山と小杭甲山
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昨日 午後3時45分 
栗子稜線
今年の雪庇は小さい


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我々の他に誰もいない稜線 テン場は右
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サンクラストとウィンドクラストとパックスノー
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見とれていたら もう16時過ぎ!



 栗子が見え、七ツ森と大杭甲山も・・・
全部 見える所と言えば
ココしかないよという
高度10m下げ ダケカンバの幕営地

氷点下10度の朝を迎えるには
ゴアのツェルトで・・・


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熊公 出たの?










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by tabilogue2 | 2016-03-05 19:35 | 栗子山塊 | Trackback | Comments(4)

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七ツ森1219m 南東面に雪の落ちた急斜面を持つ
 




●残雪期計画C (昨年ルートで七ツ森)

各地ともそうとうに雪が無い情報。夏場の水が心配だという話が出ている。厳冬期という言葉そのものが宙に浮いたこの冬だったが、さっそく残雪期に 旧トンネルから栗子稜線に向かい、「* 昨年ルート」で七ツ森を狙う計画を実行に移したい。次の好天日を頭に入れて準備することにしよう。

トンネル横から稜線まで総延長400m。その内、直下のブッシュ手前の100mほどの距離だが・・・これをどう視るか?雪質次第ということだが現地判断だ。昨年、斜面は氷結しておりピッケルの石突さえ刺さらなかった、(他会の事故例リンク)その際は件の100mをアンザイレンで切り抜けよう。


要点
 高温な日を選ぶので 雪は緩んでいると思う
 少雪のうえ軟雪だとすると、稜線は踏抜きが多発するかも?
 笹薮なので踏み抜いても浅いはず
 稜線ルートが困難であれば、南東面の雪を拾いながら七ツ森尾根に進む
 トンネル手前から稜線まで右斜面からの雪崩に注意し、スピード勝負。 
・行動食(煎餅、ビスケ、チョコ、チーズ、りんご、カップヌードル
水分摂取(コーヒー、ココア、茶、小湯)

日程
1日目 米沢砕石ゲート前Ⓟ-2h-旧トンネル-最短ルート1h-大杭甲鞍部-栗子山-2h-七ツ森分岐-1h-BP/撮影
アプローチ/4キロ  稜線/6キロ
2日目 BP/撮影-2h-七ツ森往復-栗子山-2h-大杭甲-小杭甲-杭甲山往復1h-P1087-七曲700m-1h-米沢砕石ゲート前Ⓟ

エスケープ
同じルートを戻る いずれ、危険度が高い際はバックする(*´▽`*) 

個人装備 (どうにも身体が鈍い 徹底した軽量化で臨む 身体もw)
 ピッケル、アイゼン、ワカン、環付きビナ2、スリング2(テープハーネスを作る
 予備手袋、予備靴下、帽子、三季用寝袋、ヘッデン、サングラス
 地図、コンパス、赤布、笛、水、救急薬品、行動食、非常食、保険証

共同装備 (A)・・・・ロープ、ゴアツェルト、スノーバー、GPS  
共同装備 (B)・・・・朝夕食糧(水分補給を麺類で)、酒、火器、コッヘル、





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赤いルート線は新規ルート
青いルート線は昨年ルート
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by tabilogue2 | 2016-02-28 11:42 | 栗子山塊 | Trackback | Comments(0)

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栗子と云えば・・・風、 風対策につきる。稜線上に吹き荒れる烈風は体温を奪い、指先や耳たぶを凍らせる。もし、「シャリシャリという感じの音」がしたらほぼ凍傷。冷たくなると感覚がなくなる。指先も同じように感覚がなく、その指で「感覚のない凍傷の耳たぶ」を摘まもうとするわけだから・・・、凍った耳たぶがボロっと削げ落ちる。これは大袈裟じゃない。凍傷になっても気づかない、仲間にいわれて初めて気づくが現場では止血と消毒の応急処置だけ。同じ雪山でも、厳冬期と残雪期とでは格段の違いがある。

対策は 先ず耳たぶを烈風に晒さないこと。冬山用の目出帽を被るのが一番。次に 指で摘ままないこと、そして 手のひらで温めること。 なんだそんなこと・・・だが、夢中になるとそれさえも忘却の彼方。ちなみに、かろうじて凍傷一歩手前の耳たぶを温めると、毛細血管に血が流れだしてジンジンと痛みだす。痛ければ正常ということ。手足の指先も同じで 特に汗をかいたままの靴下は冷えるので、厳冬期には毛糸の靴下を予備で持参する知恵を持たないといけない。(*凍傷は実体験)

さらに 烈風はテントをビリビリ裂くので、丈夫なゴア製ツェルトで対策するか、ビバークの位置取りが肝心。飯坂側の雪庇直下、ブナ林が適地。
稜線直下のブッシュまで ほんの100mくらいの距離だが・・・これをどう視るか?雪質次第であるが、、、置賜側の斜面は氷結してピッケルの石突も刺さらない。また 滑落しやすいので積極的にパーティでアンザイレンする。



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●訓練計画 (別ページに記載)
面白山カモシカ尾根・・・吊り尾根状スノーリッジの処理方法・スノーバーの使用方法を確認、幕営(新年会)

過去において、栗子山塊:豪士峠の細尾根から峠に乗り上げる際、15m長の吊り尾根状スノーリッジを処理しなければならないことがあった。25mのロープでビレイして貰いリッジを処理したのだが、リッジの雪が薄くて吊り尾根の鞍部で焦ったことがある。また その時は雪が締まっていて助かったことを覚えている。今訓練では、リッジ中間に「ランニングビレイとして」スノーバーを打っていく。打つ角度、深さ、支点の出し方などを確認したい。本来、確保支点としてのスノーバーだが、今回は中間支点として機能させたい。使用せずに放置じゃ勿体ない。栗子山塊:七ツ森尾根の連続する小ピークもスノーリッジになるようなので その対処法を面白山カモシカ尾根で確認・訓練したい。


●厳冬期計画
「雨水節気」まえに狙いたい。遅くとも 2月内に終わらせたい。
計画A (好天・新規ルートで栗子山)
1日目 米沢砕石-七曲-尾根ラッセル-P1087-小杭甲山-大杭甲山-栗子山-BP 
2日目 BP撤収-栗子山-大杭甲山-小杭甲山-杭甲山-P1087-七曲700m-米沢砕石
3日目 予備日

計画B (悪天・新規ルートで大杭甲山)
1日目 米沢砕石-七曲-尾根ラッセル-P1087-杭甲山-BP-小杭甲山-大杭甲山
2日目 曇天無風なら-栗子往復 または 荒天なら-下山

エスケープ・・・同じルートを戻る

個人装備 
ピッケル、ワカン、アイゼン、スコップ、ビナ1、スリング1、ストック
オーバー手袋、目出帽、防寒着、予備靴下、寝袋、エアマット、ヘッデン
地図、コンパス、赤布、笛、テルモス、水、行動食、非常食、保険証

共同装備 (A)・・・・ロープ25m、ゴアツェルト、GPS 、  
共同装備 (B)・・・・朝夕食糧、酒、火器、コッヘル、(ビーコン)


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by tabilogue2 | 2016-01-27 13:56 | 栗子山塊 | Trackback | Comments(6)