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「草付き、ドロ壁」で 
サッと取り出せ 泥壁に打ち込めるバイルを探していた
ヒョンなことから 旧い在庫の高価な?
アイスバイル「MIZO V-1」を戴くことになった

道具は 使ってこそ活きるもの
アイスバイル、、、そのシャフトを短く切断し
ピック部も短く削ぎ落として 重さの「バランス」をとり 
沢でも 振り回せる長さにしてもらった 

市販の半値以下で 良い物が手に入った

もともと 
MIZOのクロームハンマーは持っていたが… 
後輩に譲ったままで…18年(´艸`)
今さら 戻せ!などと言えるわけがなかった

ロックハンマーは仲間から譲られたカンプと自前のペツルの2本、
バイルは後輩に譲った1本、これで併せて2本目のMIZOになる
イヤ?、朝日大桧原・トッサカ沢で紛失したグリベルを含めると3本目だが
沢で使えるのは手元に残るこれ1本のみ。

とても振りやすい
雪山でもスノーバーの打込みに… ハンマーとして使える


 
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by tabilogue2 | 2017-07-23 15:11 | mount | Trackback | Comments(4)

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120cmのスリングで作ったチェストハーネス 
結びは本来8ノットだが この写真ではオーバーハンドノットに末端処理を施したもの



山や自然は美しく、登山は楽しいもの しかし、いつも平常、平水とは限らない。
日陰のトラバースで凍っていたり、崖崩れで道が無かったり、橋が落ちていたり、
融雪による濁流があったり、雪崩などにより登山道の崩れ、路肩崩落があり夏道の道形を失うことがある。
残雪と岩場の間に潜むシュルンド(隙間)、稜線上の雪の亀裂などに足がすくむ場合もある。

経験的に、岩場や雪渓の下りなどで不慣れな方・新人さんをけっこう見受ける。 
残雪が例年より多いので、、、山に入る前にロープ スリング カラビナをザックに忍ばせよう。
そんな危急時の対応が覚悟できていて、装備が準備できてさえいれば 
心に余裕が生まれ 大いに自然は楽しめるもの。 

**********  具対策  **********

リーダーは…8mm✕30mのロープを1本 安全環付きカラビナを2枚 装備しよう。

新人さんには…20mm幅の120cmテープスリングと安全環付きカラビナ1枚を持たせよう。


テープスリングがあれば…チェストハーネスが作れる。 
チェストハーネスをロープで確保&補助すれば 
新人さんも安心して危険箇所を通過できる。危険箇所の脱出に役立つ。

エイトノット(8の字結び)・・・上記のチェストハーネスとロープを繋ぐための結び 
ボーラインノット(もやい結び)・・・直接、人の体や立木にロープを結えるための結び
これらの結び方を片手でもできる、目を瞑ってでもできるように 徹底して 覚えよう。
高校山岳部程度の経験があれば 当時の”ブーリン結び”(ボーライン)は片手でできるはず。

クローブヒッチ(ロープ固定)、イタリアンヒッチ(ロープ制動/流動)も覚えると便利。
ノットは「結ぶ」という意味 ヒッチは「チョイと引っ掛ける」という意味。ココ重要。

チェストハーネスの作り方、ロープの結び方は you tube で参照できます。


毎晩練習。徹底して覚えておく。登山や災害時におおいに役立つ。






ネットで知り合って意気投合し、北アルプスまでやってくる…
気楽な「仲よし」登山が増えている。
しかし 互いにどの程度の技術があるのか?皆目不明で、
確認するのも失礼かな?…というケース。
 
ロープ技術も判らぬようでは疑心暗鬼が生じるのも当ぜん。
”暗黙の了解”で登る場合もあるかも。
上高地に集合してから相手の技術レベルを聞くこともできないし、
まして確認する術もない…というケース。
そんな時、自分だけでも「ロープの結び方」は覚えておくべき。








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by tabilogue2 | 2017-05-10 21:58 | アラカルト | Trackback | Comments(0)

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Black Diamond と Chouinard、、、
先刻の話題の続きですが・・・

”Black Diamond” のロゴに引き継がれた
”Chouinard” の心意気ともいわれる
「ダイアモンド”C”」 のロゴは

このアイスバイル(1991年購入)でも
Bla"C"k の ”C” として生き続けた

1991年、、、
もう 25年も昔の話だ (´艸`)





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by tabilogue2 | 2017-02-17 15:16 | アラカルト | Trackback | Comments(2)

好天待ち・・・CHOUINARD

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好天待ち 山頂は荒れているらしく 
彼の「東面」は ガスの中、今日も姿を現さず

先週から 舌下状の寒気団が居座っており 
なかなか 安定した日柄にはならないみたい

この風は 水曜から木曜にかけて止みそうだが
移動性低気圧のため、金曜から再び冬型に戻るようだ

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暇で・・・ 手持ちのカラビナをピカールしていた
リンク先の「ばやん老人 風塵日記」で 
ばやん氏が「刻印」について 一くさり書いていらしたので
自分も刻印付きのガチャを取り出し 感慨に耽ろうとw 

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今日はカラビナの話

「CHOUINARD」
古いクライマーは ショイナードと呼んだりしたものだが
イマジンは シュイナードといったりするのだろうか?
「Black Diamond」とは いちおう 口にはするだろうけど 
それが「CHOUINARD」のリボーンだとは 多く知られていない

いまさらだが、、、シュイナード氏は
「patagonia」社を起こした創立者でもある

横道にそれるが、、、
二人の脱サラ男が 1988年 鎌倉に日本支社を創るまで…
当時の僕は patagoniaの”チンチラ”を個人輸入で手にしていた
今は”シンチラ”というのか? 「フリース」のことであるが

特に思い出すのは、、、
『patagonia』のタグが monochrome から 現在の color タグに 突然変わった
理由は 偽タグを市場から排除するためだった 
高級バッグのブランド品の紛い品がネット市場に流されていた頃の話
シュイナードが衣料部門として残した、小さなパタゴニア社は成長を遂げた
そんな話も付け足しておく
ユーザー歴はかれこれ35年?になる


さて、、、写真のカラビナには新と旧とがあって
旧いほうが打刻印タイプ 新しいほうがエンボスタイプだ

で、先述のばやん氏のBlogで 
打刻印 "S" に 一種の情感を抱いた風に記してあった 
自分もそういえば カラビナは
エンボスよりも打刻印のツルっとした手触りを好んでいたっけ
 
ブランドマークの「ダイヤモンド ”C”」のロゴ刻印
今更 旧いカラビナを並べて 
30数年前の「あの頃」を呼び覚ましていたところ(笑)
「CHOUINARD」は「ダイヤモンド ”C”」のロゴマークで
「Black Diamond」のBla”C”kに引き継がれていたが 
それは 創立世代の「男」たちの”友情の証”だ

打刻印タイプのシュイナードはもう手に入らない
時の流れを知る者にとって 
Chouinard と BlackDiamond の関係は語り草
Patagoniaという大きな礎を築いた流れも



旧いカラビナを一枚一枚手にとって並べた
エンボスタイプより打刻印タイプに 趣というか 風味を感じる
でも カラビナの味なんて・・・?
わっかんねぇだろう が、じつは色々と ショッパイのだ




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手前下からの4セット 左のカラビナがCHOUINARDの打刻印タイプ 
つづく2セット 左のカラビナがCHOUINARDのエンボスタイプ 
奥の1セット 左のカラビナがBlack Diamondのエンボスタイプ
環付きカラビナ Black Diamondの刻印タイプ(おそらく鋳型)






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by tabilogue2 | 2017-02-12 13:53 | アラカルト | Trackback | Comments(2)

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45リットルのザックに こんだけ詰めたw 必要十分




寒いっ! 疲れたっ! こんな体では、水場は余計に、さらに、遠くなるぅぅぅ 
小屋から10分ほどかかるし 悩むし めんどくせーい・・・ビールでもメシは炊けるしw
だ、か、ら、、、水くみは翌朝一番に回そうぜい(笑)

大陸性の高気圧による放射冷却現象で 午後2時の山頂は霧氷で真っ白ケ(下界はピーカン)
晴れてるのに アオモリトドマツは白くなってる ダケカンバの枝先は氷結してるし 
風が吹けば、小屋の屋根に落ちてきてカツカツ音たてて当たるし 異様なほど小屋中に響くし
小屋前の水たまりは「シガコ」が張ったまま 霜柱が10cmほど ぐにゅぅと伸びている 

翌朝、水取りに行けば カチカチ凍ってるし コップで掬えないし 
太く流れ出るところまで さらに降った 案の定 遠かったぜ~い♪

仙台市水道局謹製の水を1リットルも担ぎ上げれば用が足りると思ってたけど、、、
1リットルで アルファ米とカレーと味噌汁とコーヒー2杯飲めるはずだから(´艸`)
2リットルなら お釣りが来るはず、、、 あまる=重いを意味する
・・・だから 朝に水取りに出ればいいこと、それで必要分を補えばいいことさ
実際それでよかった、軽量化にあたって 四の五の理由は要らぬ(笑)



小屋内に自立式のツェルトを張った たったの1分だ 野外であってもサッと立つ
今どきの便利道具にあらためて感謝した 
頭が旧く、ツェルトといえば 先ずポール立てて 張り綱を引いて・・・なんて
思い浮かぶ、一連の面倒臭さがナイ
雨具を着て ズボン下はいて 手袋して 毛糸の帽子をかぶって バーナー焚いて、
で・・・ようやく温まった 落ち着いた

ローカルFM局、新潟も郡山もきれいに入感している 音はクリアだ
17時からの耐寒体制にアクセントを添える

 寒さに体が慣れていないので 今回は厳しかったぜぃ
そろそろ 耐寒訓練しないと、テント泊山行が億劫になるぞ!(山ヤ廃業か?)


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5年前に戴いた支援物資のガスボンベが まだまだ有る 助かるなあ



”軽薄短小”のお陰で、、、45リットルのザックにこれだけの荷物が詰めた
写っていないのは、、、シュラフとエアマットぐらいかな?(ツェルトの中にあるけれど)
冬装備には ギヤとメットと8mmロープ、アイゼンとピッケル、ワカンとストック、シュラフカバーなどが加わる
一昔前なら この荷を担ぐに60リットルザックは最低線だった、、、軽量化しても18kgくらい?
重いんだよなあ、酒と食糧を切り詰めるしかない、最近つらいわ

ンなこと言ってるうちに、
なんと!ビールが2本 まるまる余っちまった これじゃただの「重し」じゃん(日本酒は呑んだけど) 
炙りサバの味噌煮缶詰、イケル! シャケの昆布締め、イケタ! サビ抜きの笹かま、これ普通(´艸`)

今日の行動食・・・甘納豆とミカン この組み合わせが抜群だった! いい! ベストカップル!
ラテを休憩に飲んだ 美味しかった 
休憩地は 無線中継所、ぶな平クロビ沢分岐、1500の平坦地の3箇所 
タイムは 登りで3時間40分 降りで2時間20分かかった(どちらも休憩込み)



自分にとって 南会津は山遊びの原点だ、会津駒、三岩岳には毎年登ってきたが 
一昨年の敗退後 行けてなかったので 今日登ってきた
嶋津よ、借りを返してきたぞ  
急登なんざ屁のかっぱ・・・といいたいけど 4つほど壁があった(気になる齢になったということか)
ブナ平1300m手前の急登では 脚の裏側が延びきってしまって バテタ(´艸`)
落葉が急斜面のステップに溜まっていて 滑って歩きにくかった 朴の葉がデカかった
 
ついでに 坪入山の地形状況を確認してきた 
スノーリッジといっても 実はちっさいし 斜度もゆるいんだね…と(´▽`*)
会津朝日から丸山を狙う ってのもあるな・・・ 
昔、大幽朝日からの「藪」で敗退したけど 手としては悪くない 問題は雪解けのタイミング

小立岩の登路も確認した こっちから登れば稲子山の登路だけがネック? トラバるか?
大中子山の登路も 長須ヶ玉山の登路も 確認した 

20万分の1地勢図「日光」を一度手にしてみてください 僕はこれで30年も夢を培ってきた

さあ あとは 登るだけだ(意気込みばかり荒い おお笑いだ)


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窓明は こんな感じで女性的だ 
さあ どこ登ろ????

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坪入山 

この山が何故?会津100名山に選ばれたのか
理由がわからんけど・・・


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昔々 三岩岳から縦走したときの窓明山と坪入山




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大中子山の取り付きは この橋の手前5m 
舟俣川右岸沿いに行って最初の右岸沢から登る

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小立岩 安越又川から三本山毛欅峠への取り付き 

この橋の奥を尾根伝いに! 
左に見えるピークよりも200m高いところに 三本山毛欅峠が在る
但し、右の沢沿いに行かないこと はなから尾根筋を維持すること

ここは歩きやすい 少し長いが傾斜は急じゃない
この登路を覚えておくと・・・便利だ 
途中、途中に キリツケも ナタメもある ゆうゆう三本山毛欅峠に導かれる
右 城郭朝日にも行けるし、左 坪入経由で朝日丸山にも行ける












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by tabilogue2 | 2016-10-25 22:47 | 会津・越後 | Trackback | Comments(2)

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LYCAN 12本爪アイゼンとの調整を済ませた




今どきの靴は 冬山をやるには十分なスペックで生産されている
2000mの冬山だからといって 特にプラスチックブーツでなくてはいけない
・・・みたいなことを口にする人は滅多にいなくなった 
そう、昔は革靴の代役として、冬季はプラブーツが革新的だったのだ
今じゃ、ゴアテックスが靴の内側に貼られて ナイロン製でも雪の水気や湿気にはかなり強くなった

代役? そうはいっても プラブーツの良さはインナーブーツの温かさにある
厳冬期、テント泊の夜には格段の差がでるのも確かであり 
これは 一度履いた者でないと なかなか理解できるものではない
・・・それも確かなのである

経年劣化で「自己崩壊」してしまったコフラックのプラブーツ
その代わりに いまどき 新規でLOWA製を用意した(40% off だったw)
ワンタッチアイゼンとの相性も良く 強度の面からも最良といわれている



話は変わって、、、「ゆうゆう館」のツアー参加の会員で、、、
「会津百名山」を単独で追いかけているという奇特なお方がおられる
話を伺ってみた

「会津百名山のうち 藪山を含めて60座?はすでに登っている」というから、漢である
ちなみに私の場合、縦走主体ではあるが、有名山は30座ほど掠めていた ( *´艸`)
で、残りの40座?は 登る「タイミング」を窺っているともおっしゃっていた
仮にSさんとしよう

さらに伺えば、、、奥まった山、時間のかかりそうな山が あと10座ほど残っている
、、、とおっしゃるので その10座ほどをご一緒することにした
大中子、長須ヶ玉~黒岩山、坪入~丸山、観音山~旭岳、男鹿岳、家老岳、思案岳、八十里越えなど「夏道のない山」
残る30座ほどは 彼なら単独日帰りで行けそうな山で 老いの楽しみとして対象外とした

技術の出来不出来を伺えば、、、欧州のモンブランをガイド付きで登ったことがある
ピッケルはあるが滑落停止訓練を受けていない やったことがない、
ロープの懸垂下降も実践しているが 系統だったロープワークの講習を受けていない、
自分で結んだ「セット」に 自らの身体を預けるのが怖い と言っていた
技術レベルは 冬山・沢登りを教育上禁止されている高校山岳部程度といったところ
 
なんだか「我流からの一歩を抜け出せていない 素人ゆえのモドカシサ」をお持ちのようだ
中年になって 山好きになり夏道歩きを始めた方のほとんどが だいたいこんな感じだ 
年季だけは喰ってるので「素直ささえあれば」覚えるのは早い・・・はたして?(´艸`)

残雪期に南会津を歩くには、早朝凍結で滑ればツールツル 先ずはピッケルワーク、アイゼンワークは必定だ
次いで、ロープワークで自己確保できないとリッジは登れないし下れもしない
それに 飯を作れないと「継続登山」は無理・・・だから テント生活技術は不可欠だ

それらができないと、会津の奥山登山は不可能にちかい つまり残雪期の「縦走」は不可!
それらを身につけ、できて当たり前になる・・・という是非論を彼は認識してるようだ

冬前に、、、スコップ、環付きカラビナ、スリング、アイゼン等の装備を点検し、
3月までに一度 面白山のカモシカ雪稜でハーネス装着の上でロープを張って
ビレイの仕方を試してもらい、ピッケル操作と滑落停止訓練もすることにした

相手の技量さえわかれば パーティも組みやすくなる
ま、今どき 単独で会津の薮山を追いかけている、しかも仙台から通っている・・・昔の私のよう
「闘志の塊」のような人なので、共に10座、歩んでみたいとも思えた
僕より先輩だが 普段から自転車で鍛えており じつにスピードがありそな体躯の人だ



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by tabilogue2 | 2016-10-13 21:58 | mount | Trackback | Comments(2)

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男の命・・・なんていうと「任侠道」?と、過去の遺物のように嘲笑されるかもしれないけど 昔の山ヤにとって「ピッケルの錆びは心の錆び、男の錆び」と言われ、常にビッカビカにして、抱いて寝てもおかしくないほどの逸品だった(´艸`) 手慰みともいうけど(笑) 昔の山ヤが皆が皆そうだとは限らないが こだわる男なら酒でも料理でも服装でも 我が身を飾るものなら何でも「こだわり」という選択眼を通して身に着けたものだった。

正調、山が育ちのオイラの恋は~恋は恋でも酒もってコイだよ♪・・・つづけてw、山が育ちのオイラのキスは~肩に食い込むキスリング~♪っと、、、仙台稲荷小路の夜にスクラム?徒党を組んで飲み歩いた大学山岳部員も、夜な夜な先輩から代々譲られたピッケルをピッカピカに磨きこんでいた佳き時代の話だ(*'▽')

**************************

自分にとって 73年当時の大卒初任給67000円の時代に「輸入ピッケル」の1本4万から8万円はマッコトきつかった。仙台広瀬通・細横丁角のエベレスト山荘に通い、埃をかぶった「alpelit」フランス製ジュラルミンの赤シャフトピッケルを指を咥えて眺めていた時代、国産品の3倍もするものを冬のボーナスで、店主である奥さんに値引きしてもらって 三度の飯とのヤリトリもせずw勢いで購入した。

面白山スキー場で滑落停止訓練・・・、買い求めてすぐに滑落停止の訓練に出た。教えを請うたのは仙台山岳会の某先輩。下降時でのツァッケ引っ掛け誘引の前転倒→即時滑落停止姿勢、登攀時でのアンザイレンしたセカンド滑落に依る後ろ転倒→即時滑落停止姿勢 など、、、転倒・滑落したら即座に反転しピックに全荷重をかけ制動の構えをとる。さらに前転やバック転など、「キレッキレの制動訓練」を受けたものである。

ここでのアドバイスを思い出したので追記する。重いザックを背負ったまま反転し制動姿勢に入るまで要した時間分だけ落ちる、さらに重い分だけ落ちる。氷結バーンならさらに倍速で落ちる、加速Gがついてバウンドして身体が宙を飛ぶ、それでも制動姿勢は崩すなっ!、「即座反転」「一点荷重」それが最初のピッケル使用時の思い出だった。今だ現役として体得した”技”を訓練する。訓練ではボロいカッパを着てやるけど、今風のツルツルした薄い生地なら滑りやすいのは当然だ。実戦では ズボンだけでも滑りにくい生地選びは重要になる。

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その後 バブル期に入り、世の中なんでも高級、最高級指向になった。なんでもかんでも超インフレで、高物価で、だけどそれに比例して給料も高く、おかげで「普通に」何でも買えたw。ブランド品だろうが何だろうが超格安に思えたほど?世の中、「土地バブル」で賑わった。必然、3Kといわれる危険な山や沢などに向かうものなど居らず、登山ブームなんか起こり得ない派手な時代だった。猫も杓子もジャンボ、ジャンボでwグリーンを闊歩する遊びに傾倒した。この私でさえ接待にゴルフだったし(´艸`) ピッケルに限らず、Patagonia、Black Diamondなど、海外ブランド品が一挙に輸入された時代でもある。海外のSKIメーカーが市場に氾濫し、犬も当たれば海外旅行でw、「Be-PAL」という軟弱な?雑誌が売れ、俄かキャンパーが急増した時代でもある。何でも「モノやカタチから入る」日本人の消費傾向が始まった頃だ(今の富める中国人と同じだ)

世が浮かれたそのころ、、、「札幌カドタ」という60年も続く技能をもった会社が「良い製品が作れなくなった」のを理由に廃業した。外国製が溢れだした世の中で、品質に「こだわる」モノづくりの意味がなくなった、そんな世の流れも製作意欲の減衰に繋がったのかな。かつての「ホンダ」のように「世界に負けるな!」の合言葉が世の趨勢だった時代に 炭素鋼ピッケル・アイゼンという一途なモノづくりに努めてきた「KADOTA」家のこだわり。家業の鍛冶師5代200年続いた「代々の甲冑師」が 1902年(明治35年)土佐の高知から北海道に移り住み、1986年7代目に至って自らを廃業へと向かわせ、「炭素鋼・KADOTA」の名を遺したのである。(まあ そんな風に調べていくと、面白い逸話がたくさん出てくるけどネ)

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いま 手元に2本のピッケルがある 札幌カドタ製作所の名品 いわゆる「楕円のKADOTA」だ(レモン型ではないヨ)

一本は カドタ製作所のジュラルミンシャフト1985年製「KAMERAD」、、、いかにも 北大の山岳部員が名づけたような「KAMERAD」、”同胞”、”同志”という意味だが、かつて日本マナスル登山隊の登頂成功に湧きおこった第一次登山ブームを懐かしむような?それとも 小西ら山岳同志会か?の銘のついたピッケルだ。それは「最後のカドタ」としても名を馳せた現役活躍の一本でもある。

もう一本のウッドシャフトは おそらく1968年以前、僕がちょうど山を始めた頃の製作だろうと思われる。 銘品「SUMMIT」が市販される前の穴あきピッケル、通称「特殊鋼穴明き」・・・石突の形状がフランス製に似てテーパーの懸かったキレイな仕上がり。68年当時の大卒初任給が約2万円前後、資料によれば、当時、カドタピッケルは12000円だったらしい。僕の5,6年先輩方にあたるのかな? 初任給の半分だ(´艸`) それでも当時は輸入物より格段に安い!

なんと驚くなかれこのウッドシャフトの一品が、錆付いたままヤフオクに出されていた。私はこれを見逃さなかった。幸運なことに競合入札者は「楕円のKADOTA」にこだわる方ではないらしく、競り合いもなくあっさりと落札できた。思わぬ逸品であるにもかかわらずである。それは「楕円のKADOTA」を知る者にしか価値のないモノだったかもしれない。真逆に捉えれば まさにKADOTAを知る者にとっては大いなる拾いものをした・・・と、錆を取り払い、磨き上げながら、炭素鋼の鈍い光を喚び起こし、アマニを塗りながら にんまり心ひそかに思って居る。

ちなみに仙台の鍛冶師:山内東一郎作のピッケルもオークションに出されていた。前回は70万での落札と記憶しているが 今回も40万近くまで競り上がったのを目にしている。 SAAB乗りのサブさんによれば、仙台の鍛冶師:山内東一郎が亡くなってから今年で50年も経過するそうだが・・・、じつに世の中、おかしいくらいに ヘン (笑) まあ、これら山内や門田のピッケルを手にした山ヤさんが隣にいたら、ほんのチョット昔話を聞いてみるといい きっと50年か30年ほどか?楽しく当時にトリップできるはずだ。



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by tabilogue2 | 2016-10-12 20:35 | mount | Trackback | Comments(2)

冬季装備の点検

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富士山に雪が降った、、、そういうわけで 今年も 冬山装備点検の日がやってきた
冬を迎えるための「道具の点検」、動き、錆び、折れ、切れ、、、などをチェック
山に行けず、、、ヒマつぶしだw

●スノーバーの「抜け防止策」=「山スキー用のシールを貼り付ける」は
一昨年 富山県警山岳警備隊の情報で知っていたので、早速対策してみた

昨シーズン 実際に試してみて アンカーとして「抜けにくい、効果がある」と解ったので・・・、
今年は 接着ボンドでキッチリ、シールをバーに貼り付ける補修を行った
画像のスノーバーだが、紫のシールが見て取れるだろうか? 裏表に4枚貼ってある
昨冬、たったこれだけのシールで 非常に抜けにくくなったことを確かめた

作業手順としては 
旧いシールを適当な長さと幅で切り取り 突き刺す方向の端をテーパー加工する
シール裏面のグルー(糊)をアイロンで溶かし 新聞紙に吸着させて除去する
スノーバー面とシール裏、共にボンドを塗って 10分間放置する
シールの上下方向性を逆さまにしないように 注意して貼り付ける

●小間物、、、ショイナードや、ブラックダイヤモンドの旧いカラビナ
ワイルドカントリーのロープマン、ペツルのユマール、捨て縄、スリングの全てとゴアツェルトを点検した
ショイナードのビナに 1枚だけゲートのオカシイ?ヤツがあったが それ以外はOKだった
波ハーケンを2枚追加した 捨て縄も3本補充した

●昨年の反省から 12本爪アイゼンを追加し 縦走用10本爪と区分けした
アンチスノープレートは「ゴム製」を選んだ。プラスチック製は氷塊で滑るし、雪がつきやすいからだ。
重要なことだが、氷結の尾根や斜面に 縦走用の10本爪では対応できない点があったためだった。
昨冬、10本爪は母指球部分にツァッケがないことで 氷塊を踏んで思わぬスリップを起こした。

●さすがに30年振り(´艸`)の見すぼらしいトロールのシットハーネス(冬季用)を 廃棄した 
エーデルリッドの縦走用「ワスカラン240g」、登攀用「リーフ290g」を新調した
最近のモノは嘘みたいな軽さでビックリ! 来年は岩場で基本的な技量を点検するつもり。

今まで 夏場の沢はスワミベルト1本で賄ってきたのだが・・・
沢を再開してみて さすがにスリングでレッグループを作って対処するのは 
いかがなものだろうか?と 同行諸氏の目を憚る(はばかる)ようになってきた(´艸`)  

●数年来、買い替えをサボっていた8mmロープを 2年遅れで 新調した(旧いロープは捨て縄に)
ロープは消耗品。まして「沢で使用したとすれば 砂の粒子が入り込んでる」
5年で定期的に取り換えること・・・ そんな目安が むかし、山岳会「内規」にあったっけな。。。

●経年劣化で自然破壊したプラブーツを買い替えようと思う 雪山で指先が冷えることもなくなる

まあ こんなところだろうか? これで 安心して冬季の栗子に行ける( `ー´)ノ



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昨冬の雪稜登攀道具





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by tabilogue2 | 2016-09-26 07:07 | Trackback | Comments(0)

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さあて 今週はお待ちかね 沢登り
今からワクワク 眠れん 酒の力借りねばなんね!


ココだけの話・・・
最初のヘツリで おらの足が届っかどうだガ?
歩けっかなぁ しんぺえだぁ (´艸`)チョペット ミジケグナッタモンナ


ほんでも道具は みな新しくしたど 
フェルト靴ダベ メットダベ ズボンダベ ウェアダベ ゲートルダベ
下着も上着も「速乾」にしたど (´;ω;`)ニクタイ フルッ

超新兵器は 低体温症予防で心臓保護のPP胴巻きダベ 
低体温症は怖ェ~ぞ 20分でポックリだ


ほんでもって 久かた振りだべ・・・、15yearsぶり
現役が気遣って 2名随伴? (#^^#) カイゴ?
赤っ恥かけば 年寄りの冷や水 って言われっぺし

かって知ったる大行沢 ホームグラウンド 懐かしさで感無量だべなぁ
「天国のナメ」まで はたして辿れるべか?
天使は微笑んでくれっかな? ( `ー´)ノケッパレ


あ~ どんな山より 夏道よりも 楽しみだ (´艸`)ウヒヒヒ
あ~ 眠らんにぃ  あ~ こでらんにぃ


ほんでもって 今秋には 
弁慶山・中野俣峡谷さ 転進すっつぉ~ ( `ー´)ノ




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by tabilogue2 | 2016-05-26 00:38 | 二口山塊 | Trackback | Comments(0)