訓練参加者の感想です

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長左衛門水平道とのカモシカ尾根の交差点にて 長く続く登り斜面を見上げ、ルートを読む




サブを務めたMさん


土日とありがとうございました。 私には二度目のテント泊山行でしたが、
テントを設営する、料理を作る、快適に眠る、全て登山技術の内だと改めて納得した二日間でした。
ビバーク技術の伴わない冬山登山は不完全、場合によっては危険でもあります。
今シーズン中にさらに技術を高めていきたいと思います。

生活技術
「前回、就寝時に足が冷えて睡眠不足の一因になった。」今回は保温性の高い靴下をはき、
使い捨てカイロを足先に入れ、更にザックの中に足を入れる事で解決した。
朝食後にはお茶を出すこと (一日の行動確認をするティータイムは必要だ)

ナビゲーション
赤布は帰路を示す目印なので、戻ってくるときに見える位置に取り付ける事
迷い易い場所(尾根の分岐点やルートが大きく曲がる所など)には並べて二つ赤布を取り付ける。
注意を促すサインになる

コンパスに対する電子機器(雪崩ビーコン等)からの干渉に注意すること。
特にスマホの干渉は強力で60度近くもずれる事がある。
デジタルカメラの影響は意外に小さいが、それでもコンパスを離して使用する事が望ましい。
→ヒトココはどうか?


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地図とcompassの合わせ方を教えて 進行方向と山名の同定法を教えるMさん



歩行技術
ワカンで雪が積もった急斜面を登るときは、
ワカンの爪先を水平や上向きに斜面に蹴りこむと、立ち上がった時に滑り落ちてしまう。
爪先を斜め下に向けて雪に蹴り込み、土踏まずより先に体重をかけて静かに立ち上がること。

それでも足場が崩れるなら、ストックを横にして雪の上に置き、両手をその上について体重を分散させつつ立ち上がる
下りは歩幅が大きくなりがちだが、登りの際に作ったバケツを外さないように歩く
一日目の登りでまだまだ余裕があるからとラッセル交代を怠りがちになったが、失敗。
意外と疲れが溜まっていた(普段かかない筈の自分のいびきで起きた)。

又、斜面で爪先立ちで立ち込むことが多かったため、下山後にふくらはぎの筋肉痛を感じた
降りる時には重力任せになりがちだが、バケツに衝撃を与えて崩さないこと。
※疲れると踏ん張りが効かなくなり、ソロソロと下りられなくなる。その結果バケツを崩す。
頻繁に崩すようになったら、シャリバテの徴候である。

ロープ技術
セルフビレイをとる時は、必ず自分のハーネスより高い位置にアンカーをとること。
さもないと、落ちた時に自分自身やアンカーに衝撃荷重が加わる。
立ち木を懸垂下降のアンカーにしたが、もっと根元に近い位置にロープをかけられたのではないか?
装備ザックに装備を詰め込む前に、必要なものすべてを籠の中か床に広げたシートの上に並べ、
そろったのを確認してからパッキングすれば、忘れ物防止になる。

登山靴にSNO Waxを浸み込ませて使ったところ、まったく浸水しなかった。
非常に防水性は優れていると思う。
しかし、下山後確認したらワックスが落ちている個所が何か所か見つかった。
ワックスが落ちる場所は踵周辺なので、次回からはその付近を重点的に防水加工する。

その他
装備をがけ下に落としたり、風で飛ばされたりしないように・ザックは崖の近くに置かない。
又、休憩時に背中から下ろすときには、雪面にピッケルを刺してザックのベルトを掛ける
・手袋を外すときはストックに掛けるか、アウターの中に入れたりハーネスに挟んだりして風で飛ばされないように
・地図はマップケースに入れ、飛ばされないようにゴムひもなどでハーネス、ザック等に固定



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初日の食材の重さから解放され 活き活きとしたAさん



冬山新人Aさん

同一メンバーでの三回目の山行となりましたので、精神的にもかなり余裕が出てきました。
私はこのあたりがパフォーマンスにかなり影響するのですが、
今回は気負いも必要以上になく、いろいろ考えながら山行を進めることができました。

前回学んだ、ロープワークやテクニカル以外の部分。
山行全体の進め方、パーティーとしての行動の仕方もある程度余裕を持って観察できましたし、
さらに気づいた点、教えていただいた点、勉強になった点など多々ありました。

ペースの取り方、赤布の考え方・付け方、行動日程の立て方など、テント設営前後の行動の優先順位、
などなどでしょうから、今ぱっと思い出せるものですが。あとでまたまとめてみます。

紛失無いようにチャックチェック、荷物整理・保管場所記憶、も上手く出来たと思います。
この辺が良かった点。

ダメだった点は、
・スリップノットを間違って覚えていた。
・そろそろ赤布とおもって (ザックから)ポケットに赤布を移そうと思っていたその矢先に 
リーダー指示で赤布を使うことになったが すぐに出せずに叱られた。
最初から取り出せる位置に保管すべきものでした。

・懸垂で降りるときに、どっちのロープを最後に引くべきか、降りる前に意識すらいってなかった。 
B'nutsでちらっとは話に出ていたのですが、どういうことなのか理解が不十分だった。
 このあたりはやはり実地経験こそ・・・と改めて感じました。

・地図の読みがまだイマイチ。山頂下り。想像していない地形が現れて、
トレースをまたいでいないのは わかっていたのに、判断を間違えるところだった。日々鍛錬します。 
と、同時に、その直前のメンタルというか 余裕が少し不足しました。指摘されて感謝です。

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*「焦る心理」が・・・「靴の歩幅」に現れ出ていたので(大きな歩幅になったことがその証拠) 私から注意した 
雪の「トレース探し」は 心理面で道をロストしたかのように焦燥感を覚える、焦る、疲れる…のだ
一瞬 道をロストしたかのような沢の落ち込みが現れた=夏山では 藪で見えなかったのだろう
マリ山沢源頭が あれほど急に落ち込むでいるとは… 改めて認識しなおした。


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地図読みの特訓 周囲は靄がかかってきている



冬山新人Bさん

同じ枝に2本の赤布を打つ理由を教わり 成る程と思いました。
特に天候が急変した時の下山時に 2本の赤布を見つけたら一度、心を落ち着かせる。
2本有るのは、理由が有るんだ、分からなかったら先ず徹底的に考えてから行動だと思いました。

ラッセルは、10メートル登って一呼吸、蹴り込みは下向きに、漕がないで足を上げて。
年末もチームBさんから同様のアドバイスを受けたが 今回もいつものパワー・ラッセルに戻っていた
直ぐにMさんにアドバイスを受け、落ち着いてラッセルすることが出来ました。

ロープワークとロープの結び方は、復習不足で結び方と結びの名前が一致せず、慌ててしまった。
懸垂下降時も2本のロープを結んで1本にしたのに 
回収時にどちらのロープを引くのかということが頭の片隅にもなかった。

パーティーとは? 例えば テント内では? ・・ということをあまり考えてなかった。
分業制で料理を作る人、食器を洗う人、テントを持つ人。自分が出来ることをやればいいと思っていましたが、
それは違うんだと今回の訓練で理解しました。

雪庇や細尾根に対する危険だという認識が無さすぎると思います。
道中で リーダーがここは危険な場所だと説明をしている時も
あまりにも山が綺麗だったので写真を撮ってしまい、指導を受けた。命に係わることなので真剣に指導された。
面白山山頂手前でも、Aさんから危険だから木の方を歩いてと2,3度注意を受けました。

下山時にバケツを壊すなと言われていたのでしたが 
自分の歩幅で歩いた時が多々ありMさんには、えらい迷惑をかけました。
今回、必要だと強く思った道具は、スノーバスケットとアクアノートです。

僕の課題は、出発の登山口から下山の登山口までは訓練なんだと思わなくちゃいけない ということです。


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*「パーティ」「パーティの一員」 この意味って 具体的にわかりますか? 

たとえば 誰かが溺れたら・・・? 誰かが雪崩に流されて埋まったら・・・? 誰かが岩場で落ちたら・・・?
さあ パーティの一員である君は どうしますか? 

救助技術がない ロープがない プーリーがない スコップがない 雪崩ビーコン持っていない 使い方がわからない
 ツエルトがない バーナーもない 火もない お湯が沸かせない ラーメンしか作れない・・・
 この状態で 自分は パーティ員だと言えますか・・・? 

厳しい言い方だけど、この感想文じゃ観念的すぎ。具体的には相手まかせ・仲間に頼りすぎ ということです。 
具体的に自分はパーティに対し何ができる 何のワザを持っている 何か道具で救助できる という
たすけあう・できる方策を持ち合わせないと パーティ員とは言えません。 

いつまでに、救助に必要な〇〇を用意して、〇〇ワザを学び、参加します・・・約束(契約)が無いといけません。



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# by tabilogue2 | 2019-01-16 21:28 | 面白山 | Trackback | Comments(0)