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鬼ヶ城尾根と秋田駒






20年前の春合宿 

新人のO君が 雪に覆われた鬼ヶ城の壁を越える段になって
担いでいた自分の80リットルザックを担ぎ降ろさずに 
岩雪の向こう側にポーンと投げた事件があった

ソレを見ていた深野会長は 即座に怒鳴ったようだ
さて彼、深野さんはどのような観点から 新人くんを怒鳴ったんだろうか?


その後 新人のO君は大学を出て 社会人となって結婚したが
ある時、立山のピンと張った雪面の緊張を破り 新雪に飛び込んで雪崩れを引き起こし
新婚夫婦ともども 帰らぬ人となってしまった 

現役時からどうにも奢った性格だったのだが、自然を甘く見る節は直らなかったようだ
岩手山であの時、ザックを捨てた「事件の教訓」は生かされなかった

山岳会の同窓で 3人目の遭難事故死だった





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滝沢市方面


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時計回りで山頂へ




冬の岩手山山頂での記憶だが・・・まあ積雪期の話

ガスの山頂に登った我々が目にしたのは 眼下の火口に大量の積雪 ガスの中の雪原 
ソレが大量であるかどうか即座には分からなかったが 現実にソレを具体的に知ったのは 
雪で覆われた噴火口に 大きく口を開けた垂直の雪穴を見た時、その高さ(深さ)に驚愕した

穴が大小4つほど 直径が30m前後ほど 深さが10m以上と思われた 近づいてこれ以上覗けないw
ガスが漂う中 茶褐色の垂直の壁を、丸く開けたまま 眼下にそれらがあった
まるでレンコンの輪切り状態の 非定型の穴が4つ

その時 岩手山が活火山だと 頭を殴られたようにガツンと思い知らされた


いまから28年前の話であるが・・・冬山を理解した一例だった





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山頂記念撮影 何処を向いてんの?w  バックに大きく秋田駒 右へ笊森 乳頭山


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不動平にたつ不動平避難小屋


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青空の下、颯爽と出で立つカップルと静かな不動平 草紅葉 いいなあ♪
リフトで登山する方々は日帰りのお客が多いので このコースをこの時間帯に歩く登山者は少ない

でもね、山をほんとうに深く味わいたいなら 
夜の帳も 星降る夜も 夜の默シジマも 早暁も 朝の光も すべて経験しないと( ^ω^)・・・ね
これらの言葉の意味を山頂ですべて味わえる人なら 「感性の深み」を持った人と思われるよね。



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鬼ヶ城尾根 「旧岩手山火口壁南外輪山」というらしい いかめしさフル だねw


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お花畑分岐 
P5,P4,P3,P2,P1 ピナクル群の揃い踏み。 でも「窓」は何処だ???






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御苗代湖



たった今 御苗代湖散策から戻ったばかりだった、先程の雰囲気良さげなカップルがいたので 
御苗代湖の様子を聞いて 散策せずにやり過ごそうと安易に考えていたが・・・www
相方が言う、「二度とは来れないだろうから・・・」の言葉に触れ、5分ほど先の湖を見に行った

「お勧めです」と言われたとおりだった 特に神秘性があったので「行ってよかった」ねえ 

講釈師 見てきたような嘘を言い 
百聞は 一見にしかず

どっちの喩えが当たっているのかどうか 僕にはわからないがw 
年寄りは体を動かさずに 口ばかりで済まそうとする「悪い傾向」があるようなので(´艸`)
僅か 往復10分(´艸`) 行ってみてはいかがでしょうか?




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御釜湖

こちらは 吾妻山で言えば「桶沼」のような存在だった



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御釜湖と岩手山

で、、、今日のハイライト「大地獄谷を自力で降りる」の件だが・・・?

結論から言えば、、、
手持ちの10m補助ロープ1本で何事もなく 無事に降りてこれた

「最初の一歩」を踏み出すことと ジャリっと「滑る音」さえ 
「心でクリア」できれば まったく心配は無用だった

意外に 人間って、昔から抱いてきたイメージに自分が支配されていることって
往々にしてあるものだけど それに気づかされた という点では
大きな一歩を踏み出せたんじゃなかろうか(笑)ココ大事だね
案ずるより生むが易し だわな。



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気もちの良い林道が続く



山って いったい どういう存在なんだろうか?
この日 登る途中でトレランの男性とすれ違い 声を交わした
彼は先ほどこのコースを下りてきたばかりのはずだが また戻ってくる???

事情を聴いたところによると・・・

柳沢登山口から朝早くに登って 岩手山頂に登り 反対側の七滝登山口に下り
再び登り返して 岩手山に登り 次は 中間の焼走り登山コースに降りて 
再び 登り返して 岩手山頂に登り もとの出発口・柳沢登山口に降りて
今日のトレランを終えるそうです。1日3回登山! 凄い!!!

サポートする奥様は登山口に車で移動されているんだろうね、、、軽装備だ。
格好だけ、中途半端じゃなくて やるなら徹底して鍛え上げていく 
凄いなあ と聞き惚れた。 大会に出るんだろうか?

ならば 目標のない一般登山者って どんな位置にいるんだろうか?
ときどきガイドブック通りに歩いて 次はどの山と目標を立てて 
登って また目標を立てて 登って また・・・

登りたい山が「山ほどある」という時期はとうの昔に過ぎたのだが
登山者の考えてることが すごく一面的だったりすると もう先が見えてしまって、、、 
ああ、こんな人なんだぁ…で終わる

自分には後ろを振り返って 人を見抜くことはできるのだが
前を向いて ”自分の残り僅かな将来” 時間をどうしようか などと 
まるで考えていないんじゃないか? てことが 今の自分の問題点かな?

数ヶ月前までは あったはずなのに いまは無くなっている 
山よりもっと大事なことがあるのに・・・問題をすり替えるために 山に行っているのではないか?
「欲求」の代替えをしようとしている

すこし 山で考えてみようかな。。。








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# by tabilogue2 | 2018-09-17 21:35 | 岩手山 | Trackback | Comments(2)