2015年 12月 30日
やっぱり 山崎12年
居酒屋で飲むことはあっても バーで飲む機会をトンと失った若い30代諸君。
若い諸君には「宅飲みウィスキー」をお奨めしたい・・・だからといって、どうこういうのではないのだが ビール ワイン 焼酎 日本酒 なんでもコダワリをもって呑むのはいいことだ。但し 支払いだけ済ませる、ただつき合いで飲むだけ というのであれば、ちょっと待てよ となる。コダワリついでにトリビアの一つでも身につけるならば 場が和み人生も2倍楽しくなるのだが・・・。
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スコッチウイスキーの場合、酒造法で最低
販売策といえば、、、最近ではサントリー角でのハイボールがトレンドになったり、少し高級なところでは「白州 森香るハイボール」なども同様。かつて歴代の販売策は・・・ジンでマティニ、テキーラでマルゲリータ、ウォッカでモスコミュールなどがあり、一昨年はラム酒でモヒートが定番となった。いずれ10年単位でブームが作られ 我々は都度踊らされる(ま それも楽しいけど)。
その昔、自分は酒のあれやこれやを味わって無駄を承知であちこちの呑み屋に顔を出し 毒味と称してピンキリな酒を呑んではきたが、行きつくところは「サントリー山崎12年」、この一本は別格だと思っている・・・ といえば なんばいっちょると?とご批判多々であるのは承知している。
宅飲みに和製ウィスキーを奨めるのには訳があって(飲みすぎなければ)蒸留酒だから血管が詰まることも少ないし 日本酒のように臭くないし 二日酔いも少ないし 甘くも辛くもできるので奥さんも楽しめるというもの。
これから洋酒を始める30代には 宅飲み用の一本にこの酒をお薦めしておきたい。宅飲みなら、「酒のやまや」で安く手に入るわけだが、今日は「和製ウィスキーも捨てたもんじゃないよ」とだけお伝えしたい。
とはいえ毎回6000円を出費するのは高いぞ!懐に痛いぞ!という御仁もおられるはず。国分町の呑み屋さんなら その2、3倍ほどの飲み代を威勢よく払っちゃうのに?、マイ スタンダード ウィスキーを嗜むことに無頓着だったり ケチったりする。どの酒が旨いか 自分に合ってるかを確かめるわけだから・・・宅飲みをケチってどうすんの?って 国分町の半額以下だし・・・(笑)
それに 輸入関税が掛かっていないというのは最高の比較ポイント。輸入ウィスキー12000円と和製ウィスキー6000円では同等の品質(洋酒の税金は高い)ね。 でも、値段となると倍も違う、国分町ならさらに倍額! ということをお忘れなきように。国分町のオネエチャン・バーで2~30000円する洋酒と山崎12年は同格だ。(3、4本も買えるんだよ!)
呑みたい洋酒は沢山あるのだろうけど その前に「基準となるウィスキー」を知らねば他を語れない。オネーチャン・バーではとても高くて呑めない、でも宅飲みなら「山崎12年」の旨さが 懐にも優しく 身近にもあって 若い時期にこの旨さと値ごろ感を経験することは実に重要なことなのだ。
「知っている」ではなく「飲んでいる」 この大きな違い・・・「味がわかる」がマイ スタンダードになる。「飲んだことがある」のと「飲んだことがない」とでは真逆だし、「かつて飲んだ」というのと「昨日も飲んだ」とでは 人生ゆくゆく大いに違ってくる(笑)
やがて君は課長職になり、話題豊富になり、そんな君を部下が放ってはおかないだろうし 上司も接待に君を同席させるだろうし、多忙な毎日に疲れ帰宅すれば、「山崎12年」が優しく労をねぎらってくれる。打算も働くが、そう思って「宅飲み基準」を高めに設け、日本の銘酒を横に据えよう。
間違っても「安い焼酎」のお湯割りをかっ込むことのないように。自分の基準を高く仕立てて 週末を宅飲みで楽しんだほうがずっと身の為。マイスタンダード、「山崎12年」はそのままオフィシャルな酒になる。けして君に損はさせない、むしろ豊かな人生を送ることになるだろう 僕はそう思う。
追記 2014.11.04
シェリーカスク酒の山崎が世界のトップに認められたという報道があった、やっぱり 山崎を愛飲するということはこんなオマケ話がついてくるものだ。酒が人の道を変える。安酒には安酒の人生だ。高級酒やコダワリのブランドにはそれなりの人生が待っているということでもある。自分を安く売ってはいけない、、、近ごろ富にそう思う。