南会津郡にある三つの佐倉山 


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福島県南会津郡といえば、、、思い浮かべるのは何だろう? 仙台からじゃぁ、一般的に尾瀬かなぁ?
登山ブームだから、山岳関係なら皆さんもパッと思いつくんでしょうけどねぇ・・・

山間の狭隘な土地で農業耕作面積がもともと小さい、特にこれといった名産はない。強いて言えば南郷のトマト?舘岩の赤かぶ?
でもTPPが影響するほどじゃない 大規模経営がないし、自家生産自家消費だし、肝心の林業もとうの昔に極少になった

農業に励む遣り甲斐がない。ちがう???TPPで小農切捨て、輸入米と輸入野菜、畜産農家は格安輸入牛肉で飼料代も稼げないっ 
破綻した林業と同じ道を日本農業は辿ることになる 営農意欲などどこ吹く風・・・自民党政策には納得できるものがない。

只見や伊南・伊北、桧枝岐、舘岩地区は周囲を森林で囲われた土地柄。暮らしにはここ独特な趣がみられるところ。
ここで唯一の産業であった林業は 政治に見捨てられ衰退したまま。
輸入外材の圧倒的シェア、、、自民政治の無策により展望がないまま林業は駆逐され、野放図状態が続く。

昭和39年、木材輸入の自由化が始まって以来、林業ほどTPPを地でいってるものはない。
林業で稼ぐ人たちは外材の輸入自由化で追い出される、過疎地域の農業・林業政策なんてあったもんじゃない。
  
自民党の政権が代々続けば・・・、精密、自動車、機器製造業は保護され、工業製品の輸出が伸びても 
農業 林業 漁業、、、一次産業は衰退するばかり後がない、全農はまるで圧力になっていない証拠だ。

リンク先、「東北アルパインスキー」坂野さんのブログでも こう書かれている・・・
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昭和39年(1964年)に木材の輸入が全面自由化されると、

国産材に比べて安い外国産の木材の需要が高まり、国産材の利用は急激に減少した。


1975年(昭和50年)代には変動相場制になり、さらには円高も進み、
その影響で国産材の価格が下落、木材自由化で日本の林業経営が厳しいものとなった。

この自由化は日米繊維摩擦に続く貿易摩擦問題で、日本の高度成長の絶頂時期に始まったわけだが、
オートバイ・家電製品やのちの自動車輸出の増大に伴うバーター取引で、
日本が受け入れた貿易自由化の最初の方向転換であった。
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すでに 1964年、、、林業はTPPを地でいっていたという その証拠である
岩手県の住田町や山形県の金山町などのように 林業と建築技師とをワンセットで 
和風建築を売りとする集団をつくり、技能者育成を支援し 地域振興策としてバックアップするなど
新手が成功していることにもっと政治は着目すべきである 一次産業はダメでも三次産業で展望を持たせよ( `ー´)ノ!


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南会津郡内は 下郷町、田島町、舘岩村、南郷村、伊南村、桧枝岐村、只見町で構成されていた
このうち 只見町、下郷町、桧枝岐村は大合併せずに自活できる財力があるようですが(電源、観光?)
田島町 舘岩村 南郷村 伊南村が「南会津町」として平成18年に大合併し郡内一になりました
現在、南会津郡内は 南会津町 只見町 下郷町 檜枝岐村の3町1村
広い福島県南部の山間に 11200世帯、27850人が暮らしている(桧枝岐村は614人)

観光地は大内宿、塔のへつり、湯野上、湯ノ花、木賊、小豆の各温泉、田子倉ダム、奥只見ダム、尾瀬、
それから駒止峠の台鞍スキー場、中山峠の高杖スキー場、伊南の高畑スキー場など、
トマトの南郷町、酒は國権、金紋会津、花泉、開当男山、田圃面積が小さいから蔵元も少ない。
江戸時代は幕府の直轄地(天領)だった 歴史的には「南山御蔵入」というようですが。

旧家にみられる建築様式では、中門岳の名称にもなった「中門造り」(曲がり家を含む)、
豪雪地帯独特の、二階にも一間幅の玄関を設えた「兜造り」などでしょうか?
国立公園の尾瀬以外は 何が何だかわからないくらい山の多い、耕作面積の小さい、基幹産業の不明な地域。



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 右から近影に高幽山、 中央奥に浅草と木が被った鬼ヶ城、 左に大川猿倉、猿倉、村杉岳


山は多いと言っても、その山名なら大筋で判る。
那須連山、帝釈山脈、会越アイエツ山脈、燧ヶ岳外郭稜線、内陸の低山に分類できる。

観音山、小野岳、大戸岳、思案岳、本元飯豊山、三倉山、黒滝股山、貝鳴山、斉藤山
大嵐山、真名板倉山、神龍ヶ岳、家老岳、家老山、舟ヶ鼻山、七ヶ岳、荒海山、安ヶ森
枯木山、田代山、黒垰山、土倉山、八総佐倉山、城郭朝日山、大根下山、大博多山
会津朝日岳、丸山岳、稲子山、坪入山、窓明山、三岩山、大中子山、長須ヶ玉山、帝釈山、台倉高山
これに只見・会越山脈の 雲河曽根山、中の又山、浅草岳、猿倉岳、村杉岳、などが加わる・・・

以上の堂々たる山名が南会津郡には控えている。実際にこの30年間で、年に2度は各地を登ってきた。



以上の山名一覧では 似たような名前が三つあることに気付きます、、、「かろう」という名前です。
大内の神龍ヶ岳、 糸沢の家老岳、 針生の家老山、、、
大内の神龍ヶ岳は神域を持った立派なお山だが 他の二つは初耳の方も多いだろう。
3座はともに「会津百名山」に入っている。ほかにも福島県では相馬の鹿狼山、大子の佳老山がある。

で、この一覧の他にもう一つ、同名の山があるんです。面白いことに これまた三つある!
塩ノ原の佐倉山 熨斗戸の割佐倉山(のしど わりさくらやま) 八総の佐倉山(やそう さくらやま)
「さくら」または「さぐら」と訛って呼ぶ「佐倉山」です。
 知らない人も多いだろうけど、南会津好きを自認するなら頭に入れておく必要があるでしょうね。

割佐倉山は「わっさぐらやま」と?ネットで散見する。さっそく立岩支所生活課に聞いてみました。
『地元では「わっさぐら」とは呼ばず「わっつぁぐら」と呼んでます、正式には「わりさくらやま」です』との答えでした。
 そういうわけで、ここでは郡山山岳会編「南会津東部の山」昭和55年(1980年)に準拠し 
正式名称で「わりさくらやま」と呼ぶことにします。
地名は「熨斗戸」ではなく舘岩川を渡るので「伊予戸」が正解かも?
手始めに 唯一登山道のある八総佐倉山から調べてみようか。雪が降る前に見分してこよう。

塩ノ原と熨斗戸(伊予戸)と八総地区は それぞれ数キロの間隔がある また 八総には銅の鉱山跡があった。
佐倉の読みを「サ」と「クラ」に分けると サは桜の花のように 小さい、霞む、うっすらという意味
クラは岩山という意味だろう。つまり、小さいけど急峻な岩山という「イメージ」を文字から抱く
塩ノ原佐倉山が1156.9m 割佐倉山が1304.4m 八総佐倉山が1073.3m 


南会津の里山、藪山、、、山そのものは誠に小さいけれど、これでいて男を飽きさせないほどの中身を持つ。
登るだけでは体躯の運動に過ぎませんけどね、でもね、登ることで気持ちをリフレッシュさせたり モチベを持ったり 
歴史や生物の研究したり、言い伝えの実証的研究をしたり 例えばここの「南山御蔵入地」(天領)の歴史を
古文書を通して研究したり、それらこそが、これからの「知的な山遊び」の一つのスタイルになるんじゃないかなぁ 
と思うんですけど・・・気負いすぎ?言いすぎ?(´艸`)
名山ピークハントなどの単一思考に飽きたらw 登山に知的遊び心を付加した新趣で楽しい山とかかわりを持つ
そんな新機軸が生まれ出るとしたら・・・「趣味の蛸壺」と言われる登山は よりさらに楽しくなるだろうね(笑)


どういうわけか? 飯豊や朝日や鳥海など有名山にばかり興味関心が行きがちだけど・・・、
歴史や山名考、生活史など あくまで自ら興味を抱く山であればあるほど 山への愛着は強く感じるものです
それが「知的遊び心、知的な山遊び」というもんなのかな?・・・ どうだろ?ピークハンター諸氏。

登った順番に画像を貼り付けて一つの物語を表すのも一案ですが さらに、自分が何故その山に登るのかの関係性や
地元人の生活やふれあいを書き加えれば 訴える力も増すんじゃないだろうか?・・・ どうだろ?ブロガー諸氏。









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Commented at 2016-11-07 22:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tabilogue2 at 2016-11-07 23:45
> 鍵コメさん
情報どうもです 日程的に問題なければ 参加の方向で検討します
前夜テント泊になるかも? 設営地はあるのか?できるのか?
Commented at 2016-11-08 11:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tabilogue2 at 2016-11-08 11:53
おお、参考になりまする。
あとは日程が 会山行にカブってなければいいんですが
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by tabilogue2 | 2016-11-05 12:09 | 会津・越後 | Trackback | Comments(4)