八総佐倉山  凄い里山だっ(´艸`) 南会津・舘岩

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いやいやいやいや・・・ 

別に 甘く見ていたわけじゃなかったんだけど・・・
結果的には こんな山もあるんだという驚きと新鮮味と楽しさとを
一度に感じさせてくれる「会津の里山パック」だった

3つある佐倉山のうち 登山道のある八総佐倉山(やそうさくらやま)

坊や~よいこだ 寝んねしな♪ 
あの「まんが日本昔ばなし」に見るよな そのまんまの 
ポッコンポッコンと急激な上り下りが連続する岩山だった

トラロープが ひっきりなしに出てくるw 
断崖や 瘠せ尾根が 背筋を凍らせてくれるw
たっぷり汗を絞られる、、、 でも 可愛い~お山・・・w

この矛盾した表現がピッタシの里山


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9:45 登山口から ジグザグの急斜面がつづく
時々 四つん這いで登るのだが 落葉にイガグリが潜んでるんで
うっかり手を下ろせない


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 濡れた落葉の上に カッサカサの落葉が積もって滑りやすく
また この落葉が深いので 時々道形を見失うほどだ
そんな急斜面に 一汗もふた汗もかかされる 


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30分後 ようやく屏風岩だ。ここは右側を通過し 岩の背後で一本とった
バックバクの心臓鼓動音を聞きながら 息を整える

こういう朝一に急坂が出るよな山路は 「最初の汗をかいたら一本とる=順応時間」のが大事。
じつは 歩き始めの発汗で、最初の休憩をとることが 一日の体調を決定する
心臓の負担を軽くするには 順応時間を設けることが じつに科学的な登り方なんだね~。


そうそう今朝の冷え込みは厳しかったぁ 霜が降りて屋根も草も真っ白け
 アノラックを着込んでのスタートだったのだ

休憩地では皆さん一様に「小バカにできない里山だなあ・・・やれやれ」
そう思ったに違いない
軽装となった各自の表情に それを読み取るのは容易だった


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屏風岩のつづき 細尾根で・・・
カメラを構えるがシャッターがロックした(ボタンを押し間違えたトホホ)

左下3mに トラバース道があったようだが それに気づかず
御札があがってる石塔前の痩せた岩稜を稜線通しでアクロバチックに ソロ~リと通過する
知らぬうちに お尻がサワサワしてくる
これはこれで楽しい思いをしたんじゃなかろうか?(笑)

後ろで キャーッ! 歓声?悲鳴?がする(´艸`)
120cmのスリングを 細い木に掛けアシストにするが・・・
はたして、セットの効果のほどはいかに?
どんな山でも 入山の際にはスリングを一人一本 携行しよう!

でも御神楽岳の榮太郎新道を登るのであれば 
ココは練習ゲレンデっつう感じ


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黒岩山、保城峠など 七ヶ岳に連なる山々



序の口、怖さが連続する場面がつづく(笑)
足元の先、北側は尾根以外の全てが断崖なのだ さすがに岩山だ
「スリル序盤戦」を味わいつつ 一山越えてアンテナ跡地にてホッと一息ついた
東には 昨日登った七ヶ岳がきれいにクッキリだった

さて ここからトラロープの連続する「本番」へ・・・ 
一旦下って 最初の小さなポッコンを越えるのだ 
作並の鎌倉山に例えると、「左カンテ」ルート下部と同等の斜度をもつ
最初は高差で30m、さらに続けて50m+50m=100mほどを2段で登ってゆく

この山の特質にもなっている「岩場」が続くのだが・・・?
鎌倉山のゲレンデと違って、左右に木立があるし、木の根っこが手掛かりになるし
トラロープもあるし まずは「余裕」だろうけど・・・。

ポッコンを登ってしまえば 下るしかない さて30m急降下だw
なんせ断崖が~ぁ、、、イヤというほど目につく~ぅ、、、(◎_◎;)
いやらしい。。。
見ないでおこ(´艸`)プッ

最初のポッコンと次のポッコンを結ぶ、渡り廊下のような道を3、40mほど水平移動して
続く2つ目の大きなポッコンにとりかかる~んw
トラロープが頭上に何本も垂れさがるw (ホールド・スタンスは充分)
直上か?、と思いきや右に振られ、崖をトラバる・・・複雑 
左右にゆるゆるのロープがガードしてくれるw

「もう たくさん!」・・・こんな心理が働くのかどうだか?
最後の最後、頂上か~? と期待すれば、、、裏切られ 偽ピークに泣き(´;ω;`)が入る
あと50m先?、、、ガッカリさせられるんだゎ、これが(笑)

心の内を 山に見透かされたようで チョピッと屈辱感を味わう(´・ω・`)
もう 違う風景を観たいのにぃ・・・だなぁw

今年の「山開きに200人参加」 中には地元の子供たちも登る・・・って 
湯ノ花温泉の蕎麦屋で、自慢げにオヤジが言ってたなぁ 
佐倉山-大嵐山-田代山の順番で毎週が山開き。関東から毎週Pハンターが来るらしいw

で、、、調べてみた・・・
キャノン山の会 奥田博さんが書いたガイドブック「福島の山」1987年版によれば、、、
テレビ塔の所に「これより先、小中学生の通行を禁ず」という標識がある と記されていた。
つまり、30年前は通行制限の標識があったようだ。んが、今は、ない。
つまり 登山道として整備されたわけだ。
なるほど 蕎麦屋のオヤジは嘘をついていなかったw


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秋の一日を 陽がな楽しんでいるうちに 頂上に導かれる 
時計は すでに2時間近く経ちつつあるようだ
ちょうどお昼時、、、里の村からオルゴールのチャイムが響いてきた
L'amour est bleu 「恋は水色」という、おフランスの香りふんぷんのPOPS 

僕は当時 高校2年生だった テエシタ ベンキョモシネデ・・・ヨゲナコトバリオボエデキテ コマッタヤロダ
シルヴィ バルタンの「アイドルを探せ」のほうが当時は好きだったなぁ
それから、フレンチ ギャルの「夢見るシャンソン人形」ってのもあったしぃ
ああ 懐かしい(´艸`)

ま、フレンチPOPSはそんなもんだ、、、20人が座れるほどの二等三角点の頂上。
さあ、ランチだ。 皆さん、安堵したのか? ニコニコ笑っている
楽しいというより、「してやられた・・・」という気持?
顔にチョッピリ その想いをのぞかせる


東には 「七゚ヶ岳」が白くうっすらの雪を反射し 浮き上がっている
西には 「割佐倉山」(ワッツァグラ)越しに「大嵐山」、さらに、、
既に白く、、、雪山となった2000mの峰々がひかえている
白き峰の右端は坪入山か そして窓明山 木の枝が被っていたが三岩岳 
南には 三角形の「黒峠山」、「荒海太郎山」以外 指呼できる山は雑木で見えない
「枯木山」も22年前に登ってはいるけれど、、、雑木が邪魔して同定できなかった

いい感じの山懐に、幾畳もの山脈(ヤマナミ)を這わせた里山たち
凄い数の里山・奥山が連綿と東へ東へ さらに東へ県境稜線へとつづく
まるで ヌウの群れが土煙を上げ アフリカの大地を移動するかのようだ

南会津の山脈(ヤマナミ)はいつもこんな感じで 見る者にスケールの大きさを呈する


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ハイ もう少し下がって、下がって~・・・
といわれても?
後ろは 断崖絶壁 ムリ(´艸`)
 
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帰り道も急斜面が続く 岩場や細尾根がないぶん ずいぶん助かるけど(笑)
この山道をピストンにしないで 正直ホッとした
おそらくそれなら僕ばかりじゃない・・・全員がそう思っただろね♪

急傾斜を3つほど過ぎただろうか?
緩く長く延びる南尾根を右へ(西へ)折れる

やがて尾根筋が消え 沢状に広がる地形となる 
この山の抜けでは 里山の雰囲気が存分に味わえるようになっていた

栗と小楢の雑木林に カラマツが黄金色を添えている 
ドングリの実がたくさん落ちている
明るい、ふかふかの枯葉の林で 最期の休憩をとった

「反芻」の時が流れる・・・
時間とともに茶枯れた景色に馴染んでゆく
去りがたい気持ちのモヤ-っとした塊が、いつまでも林の中を彷徨っているようだ 

もうすぐ 冬が来るんだなぁ そう、白の世界が一面を覆うのもあと一月だ


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山の裏側に出た。。。伊予戸川が流れている。。。
 
カラマツが風に吹かれて、「金色」のシャワーを降らす
いつまでも降りかかる枯葉のシャワーに
 足取りも軽くなるよな・・・解放感がそんな気にさせる

沿道の農家のお母さんが ニコニコ挨拶なさる
「山に登ったの~?ごくろうさまだごどぉ こっつの山てえへんだったべ~」 
こっちもニコニコ顔で挨拶をお返しした                                                              

下山口から30分も歩けば 伊予戸集落、舘岩橋につく
此の川は暴れ川のようで・・・、川幅がかなり広い

午後の日差しは 気温計を17度にも昇らせていた
舘岩川越しに何枚も写真を撮る 長閑な里山の褐色がつづいた。。。


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午後の陽に映える八総佐倉山
あのポッコンポッコンを登ってきたんだべ・・・(´艸`) 
いい山だ・・・ んだんだ いい山だべ


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こっちのポッコンポッコンは 
伊予戸のワッツァグラだべした(割佐倉山 わりさくらやま)
おもしれそーだー んだんだ おもしれそーだべー、
また登るべー んだんだ また登るべー








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Commented by andanteeno at 2016-11-14 17:53
晩秋の南会津路・・いいですねぇ!
七峰の件、了解です^^
ご連絡ありがとうございました。
Commented by tabilogue2 at 2016-11-14 21:49
南会津の里山 よかったですぅぅぅ

ごめんなさいね~ 忙しがりに輪をかけて( ^ω^)・・・
来夏まで 山以外のスケジュールで埋まりそうですm(__)m
by tabilogue2 | 2016-11-14 08:23 | 会津・越後 | Trackback | Comments(2)