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冷夏の「八幡平~裏岩手」(八幡平-岩手山縦走路程の3割)

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どういうわけか? 今日の沼は干上がっていて 
写真で見るとまるで河原みたい。向こう岸まで渡れる状況だ。 

せっかくのチャンスなので転石伝いに沼の中央まで進むと、
向こう岸がうっすら紫色になっており…アヤメか何かが咲いているのは見て分かったが 
それが サワギキョウだと知ったのは数メートル手前になってからだ

街中にある手入れの行き届いた花壇のよう、
畔の吃水に沿ってひろがる「天然の花壇」にみとれてしまう

沢登りをしていると 時々 こんなシ-ンに出くわすことがあるが
夏道歩きでもあるもんだねえ


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仙台から 八幡平に向かう際には 東北道を北上し松尾八幡平インターで降りるのが「定石」なんだろうけど
田舎道「みずほの里ロ-ド」を通れば 横手から秋田芸術村「わらび座」・神代まで短時間で行ける

ここ数年で編みだした? ”年金受給者御用達ルート” (´艸`)ウソウソ
真昼岳、千畑スキー場、和賀岳を右に見ながら 早く&速く、安く  刺巻のミズバショウ群生地を通って
秋田駒・八幡平に到達できる! いや? 角館にも近い!!

田沢湖駅、昔は…生保内(おぼない)駅といっただろうか? 営業マン時代の微かな記憶に残っているが
そこの食堂でキリタンポ鍋をつつくのが 秋田遠征の定番になりつつある

生保内の旧木造駅舎時代からそこにあった食堂(駅前ロータリーの整備で新築)のおばちゃんが・・・ 
「今年の冷夏で25年前を思い出す」…というもんだから 耳を傾けた。(秋田駒散策の頃からお世話さま)
「あの年、(沖縄県以外は梅雨が明けず)異常気象・冷夏だった 米が穫れずに農家でさえ自給の米がなくなって
わたしらも 輸入タイ米で凌いだもんだった」と、「その年に似てる」っても言ってたなあ。。。 
駅前から見えるはずの「秋田駒は ここんとこずうっと 雲の中だ」とも・・・。


東北の農家は米が穫れなかったら 押し黙って過ごすしかない  ( 1993 冷夏 )


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晴れたと思えば…数分でガスがやってきて… 沼を支配しようとする、そんな天気に翻弄される

たったいま 画像の中心部にガスが湧き上がったようだ 白い霧が中央部に浮く わかるかな?
それが たった数分の内に沼を白く覆う・・・だが、やがてガスが消え 晴れる これを繰り返していた


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冷夏の8月に 裏岩手縦走を目論んだが 敢え無く「転戦」に終わったw


八幡平 岩手山 裏岩手などは 主に厳冬期・積雪期にしか歩いたことがなく 
恥ずかしながら、つか、自慢じゃないが、夏道の登り口さえ未だに分からないでいる(´艸`)

天候不順な今年ゆえ こんなときだからこそ 少し下調べも兼ね 歩いてみることに…した
登山路は大きなアップダウンがなく、ときどき出るゴロゴロ石さえ我慢すれば 
裏岩手路ほど 心安らぐ旅路はないと思っている。「ワンゲル的な山だ」と主観的に思っている

ただ 前日ギリギリまで朝日連峰を主に計画していたわけで・・・
出発当日 夜にやはり雨で…躊躇、思い悩み あらたに初秋の尾瀬散策にも心を動かされ、
そんな渦中で 発作的に決めた八幡平だったので そのリターンはいろいろと大きい

発作的な山行で 用意した地図は見当違いなものしか持ち合わせていなかった・・・
ここだけの話(´艸`)、八幡平 曲崎山 松川温泉 篠崎 姥屋敷 大更 秋田駒の25000図は一枚もなく
何故か 尾瀬の50000図と朝日の大井沢・相模山の25000図しかバッグにはなかった

かつて何度も冬季縦走しているので土地勘はある 地図なしでも何とかなる・・・高をくくった
地図ならネットで取得できたり、GPS機能が付加されたアプリもあり、思いの外混乱はなかった 
視界も悪かったし紙の地図はおそらく役立たなかったろう。ガスガスじゃぁ…地図なんてただの紙っきれ同然。
ガスならGPSがフルに役立つというんだから エレキを小馬鹿にしてはいけないねw

こちらでは 三日前から天気が悪く 山並みは雲がかかりっぱなし 
秋田側はなんとか視界は効くんで ムリすればいけたかな?…ちゅう具合だ 
岩手側のガスさえ我慢すれば 挙行も不可能ではなかったが、急な「計画変更」なので 完全縦走は次回とした。

モッコ岳で 「駒まで行きまぁ~す♪」という若者二人パーティにすれ違ったが、、、
思わず聞き返してしまった じつに羨ましいwww
八幡平から下るなら…秋田駒か岩手山への縦走計画は光る。「男」なら逆行も?…あれれ?漏れたか溜息?w

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気が向けば? 次回、、、
田沢湖駅に車をおき 一日2本のバスで玉川温泉経由で八幡平頂上に登り、八瀬森経由で鶴ノ湯に下るか 
それとも大白森に宿り 秋田駒まで「完全夏道」縦走するか???面白そうだが?
または松川温泉に車をおき 八幡平頂上へバスで行き 三ツ石以南までを「夏道」で南下するか???
じつは 三ツ石小屋から大松倉山を過ぎて犬倉山までが 夏冬共に未踏地帯だった

温泉もたくさんある。登り口が玉川温泉、下山口が松川温泉なのでチョイスに迷ってしまうほど。
どこも予約しないといけないほど宿泊客で混んでいるのかな。どの温泉も霧に浮かぶ湯治場の湯。
ポスターでよく目にする、木箱のサウナのような「蒸し湯」に首だけ出して入るのは温泉好きの憧れ、
こんかい初めてチャレンジしてみた・・・ が、湯気が熱くて凄くて とても3分も耐えられなかった。
下山後はこれまた未湯の立寄り温泉で汗を流してきた。夏道での八幡平、裏岩手、、、いい下見ができたな。


田沢湖駅09:30-八幡平頂上11:44 \2050
八幡平頂上15:05-田沢湖駅17:19 \2050

盛岡駅09:10-松川温泉10:28-八幡平頂上10:55 \1300
八幡平頂上15:20-松川温泉15:48-盛岡駅17:10 \1300

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藤七温泉への下り口付近 シラネニンジンで埋めつくされている

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秋田側は晴れている「モッコ岳」
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涼しい! ウールの長袖1枚だが正解だった 汗をかくことがない
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「秋田駒」はずうっと雲の中
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ヨツバヒヨドリが湿気を含んで倒れ掛かっている
まるで登山者に " STOP!! こっち向いて!" といってるようだ
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ツバメオモトの実 きれいな深いブルー
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道の両脇は背丈ほどの熊笹に覆われている 笹の倒れ加減で彼らの通り道がわかる
掛け声を駆けながら進まないと・・・ヤツに出くわすw 

刈り払いは見事というほど刈りこまれている すばらしい道がつづく

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所々に小さな沼が点在し 足を止める
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針葉樹が八幡平続きの峰であることを彷彿させる
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白い花はノリウツギだろうか 路端のそちこちに咲いていた
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どの道も きれいに刈り込まれている


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奥に「大深岳」 右手、八瀬森方面に裾を引く 
手前中央に「険阻森」 これを越えれば大深山荘だ

ガスってはいたが 雨にも当たらず風もなく のんびり歩けたのは良かった
車での道順 所要時間 バス停とバス路線 バス時刻 マイカ-駐車場所 日帰り温泉時刻など
調べる事柄はほとんど 自分の足で実地で歩き尋ね 把握した


宮城県は一日中雨模様だったらしい いったい いつまで続くのだこの雨は…
今週は沢登りの予定が入っていたが 大丈夫だろうか?
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ゴマナだと思うが・・・
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ヤナギランも咲いていた




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by tabilogue2 | 2017-08-20 22:29 | 裏岩手 | Trackback | Comments(0)