人気ブログランキング | 話題のタグを見る

殺伐とした荒野みたいなもの

殺伐とした荒野みたいなもの_d0347140_18055446.jpg


「一度登った山は二度と登ることはないかも、、、」って?
 
ええーーーッ それって… 俺の真逆ぅ!? 
凄いことをズバッと宣う人が居るんだね 半世紀ぶりにビックリしたぁwww

全国200名山(深田100名山) 県別100名山(東北100名山) 地区別50名山・・・キリがないね~♪ひょっとすると、、、351座目から二巡目に入るのかい? 451座目かなかな?(´艸`)気の長い話だね「偉業だ」w 「物知り登山家」にでも成ろうというのかい??? ごくろうさま~ それも貴方の人生だ

移動するだけでも「イカほど万円」かかってるんだろう? 健康のためと称して投ずる生涯金額は? 350座を平均4万円で交通費・宿泊込みで登ったとして1400万円? 3万円としても1050万円? 車内泊で節約、夫婦・仲間で分乗し合う人もいるだろうけど それにしても百名山ブームは高コストだ。年間70座登るとして、全国200名山を平均3万円 の節約タイプでと+ ローカル100座を平均1万円で…4年半かかって700万円も?ピークハントするだけに投資するの? 葬式代、墓場、墓石払ってオツリがくるw だけど 没後に金をかけるより生前に投資したほうが現実的だからね。

北海道・東北と中部山岳地域の方は各々30座ほど近場に山が在るので移動費用は安くあがるけど 中国、四国、九州の人たち(8座のみ)は大変だね。そんなわけで朝日連峰は大朝日岳のみピークハントし 夜のうちに飯豊山本峰目指して移動するようになるわけだな… これじゃエモーショナルな登山を指向するなんて叶わないわけだ 100名山ピークハントは「100%完遂しないと無意味」だから。

他に土産品、飲食、道具代、宿泊、山岳ガイドつき 深田100名山だけで1000万円かける人も中にはいるんだろうね。深田百名山は1座あたり10万円也w 山を金で買うとこんな計算が成り立つ。金で買う名山歩きを「業界」が狙撃するw この金額に、50代 60代 70代の中高年の登山者人口の掛率が乗算される「マスな金額」がマーケットなのか? 「名山ブーム」「山ガール」「元気なシニアライフ」「クラブツーリズム」「50からのパートナー選び」って、、、すべて 業界が作った「市場戦略」のイメージなんですよ。それにまんまと乗っかって 100,200,300って…業界の手駒になって全国を闊歩するわけだ。アンタが大将、ご主人様だ…ってw ピークハンターって狙われてますね。現実 今年もこんな登山状況だ。みなさん富士山や北アルプスに遠征した経費は トータルお幾ら万円でしたか?

僕も北アルプスの未踏の地味なコースを あと3つ!歩いてみたい・・・
テント泊だけどね(笑)夜汽車、バスに乗って朝には大糸線沿線の豊科、大町、白馬、上高地、平湯に立てる。テン泊出費はかなり抑えられる。①栂海新道を親不知まで ②島々から徳本峠経由で霞沢・蝶ヶ岳 ③いちど高天原とスゴ乗越を繋いでみたいけど この未踏のコースも30代から温めていた。派手さのない「シニア好み」の渋いコース、、、今年も懐にあるままだが。


さて・・・

山から何かを教わる 受けとる 感ずる そんな登山者は少なくなった。

その理由を上に述べてきた。逆に克服の対象に山を据える単独行が増えたことになるのか? いちいち振り返っていられない なんせ350座だからね 一筆書きとはそういうことでしょう? 良くないと思うよ 田中くんを祭り上げて・・・マスコミは。。。山に何を求め、山の何処を眺め、額に汗しつ登って、「非日常」を得ようというのだろうか? 前夜移動、朝方に車中仮眠、睡眠不足の体に栄養ドリンク3本一気注入 ヘッデン灯し熊に怯えつ寝起きに歩く・・・血圧を一気に昇らせる 身体に悪いことだらけだが それさえもスポーツの対象にしてしまう 百名山ブームが起こした登山界の「軽薄短小」文化? 山の愛しかたが「日本だけの特異現象」、フィジカルな方向に偏向し過ぎだ! 百名山ブームはけして情緒的じゃないね。

山への探究心や 知的遊び心や 山を情念の対象とする、、、そのことが旧いのではないと思う。「エモーショナルなものを求める心」が今にそぐわないのではなく、「表面的に愉しもうとする安直さ」が「エモーショナルなものを求める心」を過去の遺物のように追いやっているだけなんだと思う。それに気づいたら、山懐で静かな夜を 「ソロ」で迎えてみてはどうだろうか。 ”超”地味な提案だが いかが? 沢で焚火して、天場で星を眺めて、、、日帰り山行ではけっして掴めない「山の奥深さ」を知るにつけ きっと 今日まで足りなかったものが見えてくるはずだ。。。

情念の無い山なんて・・・、殺伐とした荒野みたいなもの

何百の”日帰り”山行よりも、一遍の書物に心を揺らすような「心を満たす一夜」に浸ろう いつの日か、その「エモーショナルな正体」が分かるようになると・・・フィジカル偏向登山の愚かさに 数mgの知恵が付こうというもの。


 



名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by tabilogue2 | 2017-12-18 18:06 | mount | Trackback | Comments(0)