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凍傷・・・についての体験談

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稜線は 雪煙が横っ飛びしている、、、強風の東栗駒



むかしむかし・・・の体験談を少し 
朝日や鳥海、飯豊以外の山には あまり該当しないのだろうけど いや、天候次第かな?
西高東低、等圧線が日本列島に7本以上架かる気圧配置の時は要注意だ。

晴れていても 「風」でヤラれる

正月合宿、旧108号線鬼首峠から軍沢岳経由で新庄神室に向かったパーティに「顔面凍傷」が見受けられた。
左頬の皮膚が赤くタダレ 火傷みたいにグジュグジュになっていた 本人たちは気づかなかった。
吹き止まない西風が 常に雨具のフードに当たり そのフードと皮膚の間の汗や雪が解けて 
それが凍結して 頬に氷の被膜ができる 風が吹けば頬・皮膚の感覚がなくなる

根ノ崎沢稜線は左側面からずうっと西風が当たる。ここは神室本峰へ向かう急斜面のほっそいリッジで、、、
どうにも 逃げ場のないナイフリッジ 風を防ぎようがない。。。これらが重なり2時間で凍傷になった。



数年後の冬の蔵王合宿でさえ 強風の中を進めば耳たぶが凍ってしまう。
やってはいけないこと・・・指で触ること。耳たぶを指で摘まめば、シャリシャリと音がしたもんだった。

触れようとする指が「ある」はずの耳たぶを感じない 触っても、摘んでも、耳たぶを感じない。感覚がない。
「アレ?ないぞ?」と思って触ろうとするが? 驚いて仲間に自分の耳が付いてるか?と看てもらうほどだ。

帽子は被っていても「耳あて」がなかった そこで 吹雪に突っ込んだ、、、、
シャリシャリになるまで2時間ぐらいかな? 凍傷の始まりだった。

こんなときは 耳たぶを触っても 摘んでも いけない! 擦ったりしては なお いけない! 
ポロッと耳たぶが千切れてしまう。 雪に、赤いものが点々と落ちる。

慌てず 騒がず 両手で耳にあてて ジックリ温めるしかない。
その時 耳がすごくジンジン痛みを発するけれど、、、我慢だ! 摘まない! こすらない!
痛みは耳たぶがちゃんと耳についてる証拠 耳たぶに血液が流れ始めた証拠だ 「痛み」は凍傷にならずに済む証し。
もし 凍傷になれば、体の組織は壊死する。耳も鼻も削げ落ちる 指も切断だ。

毛糸の帽子に、毛糸の手袋に、毛糸の靴下、これらウール製品がこんな時に活躍する。
化繊の手袋は風を通しやすい オーバーミトンがないと温まりもしない。化繊の靴下は冷える。

目出し帽の効果は歴然としている 目出し帽の仲間には凍傷の兆しはいっさい無し。
目出し帽でも化繊はだめ 今流行りのスキー用バラクラバだったか?アラブゲリラみたいなの
あれは頬との間に隙間ができる 雪が入り込む しかも 風を通すので意外に冷たいのだ
毛糸で網目を細かく編んだ目出し帽が キチッと頬に当たり 保温もしてくれ 守ってくれる

ただ、暑いんだよなあ 登ってる最中は・・・
がまん がまんだw



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Commented by torasan-819 at 2018-12-21 20:11
6年前の12月に月山で頬をやられました。
軽度の凍傷ですが原因はやはり風でしたね。
西風が左頬に当たっていましたがバラクラバもなしで登っていましたが、意識しないうちにあっさりと凍傷になっていました。
それからは風により一層注意するようになりましたが。
とにかく皮膚を直接風に当てないことですね。
Commented by tabilogue2 at 2018-12-24 10:56
> torasan-819さん
ん、そうだね。凍傷は事故が起きるまで気づかないでいることで重度になる。
西風が間断なく吹いてるときは リーダーは凍傷への準備を喚起する必要があるんだね。
耳たぶがシャリシャリ言ってるうちはまだセーフ モゲたら完全アウトですね。
鼻水が凍る、眉毛が白くなる、耳が聞こえなくなったら 危険な前兆です。
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by tabilogue2 | 2018-12-13 09:36 | mount | Trackback | Comments(2)