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冬季訓練②・・・「雪稜を登ろう」

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写真撮影は記録係”くまぷー”

今日の冬山新人訓練は1013m「新川岳」から1069m峰への細い尾根筋
1013m~1020m地点で行った

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よくもまあ 細いのが続くもんだ なやぁ・・・

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今となっては・・・人家が二軒しかない(旧秋保町)奥新川・・・
うっすらと凍りついたホームに降り立ち 足を滑らせながら線路を渡って
今日もまた 奥新川食堂のアイヌ犬に吠えられながら 向かい側の駅舎に入り込む 

閑散とした小さな駅舎に朝の光が入り込んでいた 
荷物を分荷して、、、8時。 いよいよ奥新川駅からアプローチする


たった1000mほどの 小さな、無名の山たち

だけど一旦 雪を纏うと、、、それが なかなかどうして そうそう簡単には
俗な人間たちを寄せ付けない山に変貌する

して それらは一丁前な 「冬山の怖さ」を持ってもいるのだ

冬の面白山、、、OBとしてなら この山域に通い続けて今冬で6年目となる 
冬に走れる車がないので必然、電車通いの山となるが核心部は他にある。 仙台駅を通過するのが最難関w
見慣れぬ山姿に通勤客らの冷たい視線を浴びて、デジタルな発券機の難関wを越えてくるわけだが
それに比べてこの奥新川駅は長閑で、同じJRだけれどもwなんともいえない良さが在るべ 緊張感なんてどこ吹く風だべ
と思いつつ 廃屋が4軒ほど並ぶ生活道を行く

以前 下山が遅れ、夜に通過することがあったりしたが・・・廃屋の中に茶箪笥らしいガラス戸があるのか
照らすヘッデンに反射して光りだすことがあったりしたもんだったw 気持ちがゾクっとすっつぉw

今日は雪が全く無い 先月よりない カラッカラの路面に登山靴の音が響く
逆光の中を進めば 即座にカメラを構える”くまぷー”、、、逆光で被写体を黒く浮き出させようとしていたw

どいつもこいつもw「一眼レフ」を持った途端に やることが同じ仕草になるべ(あれ?俺もだったw)
なかには、プロ並み器材で…「◯◯写真家集団」だなんて「勘違い」する輩もいっぺした。笑っちまうどw

すんばらしいのは「被写体」。それを「我が腕の所為だ」と勘違いするんだべなぁ・・・情けねべぇ
「被写体こそ」が素晴らしいんであって 器材や腕のせいだと置き換えられる能力?つうのも たいしたもんだどもw
だっけど 気づきんさいよ、、、写真家なら他人の悪口は云わねもんだ ちょいと「向き」が違うんでねべが。




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7時 明るくなってきた ずうっと細尾根  ずうっとヒイコラヒイコラだぜ www
踏み固められる「バケツ」の穴。それをさらに踏み外さずに登る… むろんバケツは「安全下山」のためだ。
でも・・・、俺には若手の歩幅が合わないんだっちゃ 尺が足んねど~(泣)


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立木の間を縫いつつ、立木をランニングビレイ代わりにして 「エイト環支点での下降」 

今日を迎えるまで「冬山新人」のパートナーへ 「設問」を投げかけていた
その回答で、比較的に理解していると思われた器具:「エイト環」をこの場面で使用した。

理由は・・・ビレイヤーである彼が「提出したレポート」の中で
「エイト環での仮固定」という設問に対する、最も理解できていた回答を提出したからだった。
他に、ロープを傷めない ロープの流れがスムーズ など「エイト環のメリット」も有る。



前回11月のビレイ方法で 特にカラビナを用いた「最速ツルベ」での訓練を中心に 今日は練習した。

メインロープでセルフビレイを採り、カラビナ使用にて、イタリアンヒッチでの簡易ビレイ
パートナー同士がトップを入れ替わりながら危険な細尾根・氷結斜面・急斜面・緩いリッジなどを「最速」で進みます。


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右手でのグリップビレイ

稜線への途上最後になって、、、1020mあたりに、今山行の核心部が潜んでいたw
細尾根上に 10mほどの岩塔がある・・・雪を纏った曲者だ

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これが曲者。高さは10m・・・ほど 
夏はブッシュだらけの岩塔だが 頂上部の雪のテラスには ギリギリ三人まで??? 立てるようで。

夏場ですと ブッシュ頼りにヒョイと越えられるが 今日は「白さ」の中で大きく様相を変えていて、、、はあ?
雪が降り積もり、岩に被さったぁだけで 非常に とっつき難い状態に変貌していました
ランニングビレイ支点が「全て雪の中」というヤリ難さでやんすぅ

地図を見てもらえば お分かりの通りですが 左右の崖は100m前後の落ちこみ となります
向こうの降り口の壁も10mほど その先は緩く登っていて 1069mピークまで直ぐ という場所


ロープをフィックスして プルージックで登ればいい、、、と計画段階では考えておりました。 
今日の岩塔は 計画レベルとは大違いでして、、、ランニングビレイ支点が その途中 まったく見当たりません
手前のアンカーのみ ガッチリとってあります。

計算違いだったようですねえ 1本ぐらいランニングを取らないと キノコ雪庇の細尾根の突起なので 僕らでも怖い
雪稜だから・・・すべて有り得る想定にて準備はしていましたが、ランニング支点を掘り出す・・・これは想定外でした

仮に 左右に振られたり ズボッと落ちたり 危険予知が ビリビリビリンと脳内で鳴ったりするので 
足場の見えないココを ”冬山ド新人”たちの最高到達点としました。

この山行がピークハント目的なら 雪を掘ってアンカーとなる枝を掘り出したことでしょう。






毎度 予想外のハプニングというか・・・? 「ポカ」「うっかり」も有り 
まったくガラリと変わる状況変化に対して 計画通りに行かず 
ついにタイムアップ 300m手前で「中退」 いつものことだけれどもwww

おまけに やるべきことの半分しかできませんでした リーダーとして反省しまくりだ 

未消化部分や新たな疑問は 「共有フォルダ」に書き込んで 対応しようと思います。
共有フォルダには トレース・経過時間なども記録係によってファイルされます


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向こうに見えるのが 新川岳の山頂手前斜面



NIKKAWA BASE
初日のテン場探しは 昨冬から済ませてあり 予定通りc770mに カラマツ林の上部にて 
ヨサク作業で3本伐採して、4人テントとゴアツェルトをはったのですが 
NIKKAWA BASE 出来栄えは「上出来」でした
カマドをこさえて 煮炊きは外で行いました

山形は10℃ 仙台は13℃、、、外は温かくて 水作りもスムーズにいきました
風がない上に カマドで煮炊きなので ガソリン、LPガスともに効率が良かったと思います。
NIKKAWA BASE 夕食のユッケジャンクッパと 朝食のカレーうどん ともに美味しく戴きました。

生活技術は 問題なかったようですね よかったよかった


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NIKKAWA BASE

新川岳への直上尾根 最低鞍部に窪地があって 
風除けは抜群でした。

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ユッケジャンクッパ
嫁いらず 山料理の達人M

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水つくり

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手際がいいです

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5時から 朝食カレーうどん これが抜群にうまかった



新川岳山頂にて


6時40分 テン場発 ヘッデン灯して行動開始した 9時20分 冬の新川岳初登頂の2人 
”片や” 予習を絶やさず対応が早い「普通の新人A」  ”こなた” 天性の明るさ”のみ”という「超ド級新人B」

一緒に冬山訓練をヤルというのは 難しいかもw 
どうすりゃ同じ意識に立てるのか? 俺にはわからん、すべて本人が気づくかどうか だね。
どんどん進めているのに、「逆戻り」してる感じがするんだけど・・・俺だけかい?w
それこそ 俺の指導が悪い… それしか考えられんだろ(泣笑)


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クロベの陰から コンニチワ つかれたぜ~い♪

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計画書を観て 事前の要領を一つひとつ確認しながら 「冬山山行という意識」面で 
自分の「覚悟」をビシッと抱けるような そんな精神面での立てなおしが「今は」必要かも・・・なあ?
いまは ガイドブックと化した他人のトレースばかりを追う、主体性のないハイカーが多いから。。。

普段の山行時から、誰かに「連れてってもらう」山行スタイルを打ち消さないことには・・・
難しい。。。だから「覚悟」といったのだが。。。
逆に 目的が「山を楽しむ」だけなら、「覚悟」なんてウザイ話に過ぎないけど。

冬山をヤルなら、他に迷惑をかけない 自分から覚える 予習する 復習する・・・ビシッと叩き込む
そんな「自立の誓い」を来年3月までに・・・実現させる。 そして、ふつうに地図を見て 
水線や尾根の入組み 谷の険しさ 山の姿が解るようになれば・・・大したもんだ 
そんな一人前を目指すものは ほとんど山岳会に入ってバリバリやってるわけで ココらへんが分かれ目だぉ


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1069m峰の300mほど手前 そこに山頂が見えているが、、、ここで断念 タイムアップ 

うっかり ピッケルを途中に置き忘れるという「ポカ」があった
、、、これも虫の知らせ かな? ピッケルなしでは荷が重すぎるべ・・・と判断した

というよりも 帰りの電車に間に合わせることも大事だべし・・・ネ、、、
疲れもあるべし・・・ネ、、、 怪我はさせらんねえべし・・・ネ、、、まして 「下山」してこその冬山だっちゃ・・・ネ


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今日はここまで!   諦めこそが肝心なんだ

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ここまで なんとかなったが

こうしてる間に ピッケルを置き忘れていただなんて エアーアイゼン? エアーピッケル? 2度もだなんて・・・w
山岳会なら考えられないんだけど 一般の新人さんにはコレがあるからなあ・・・
何故 同じようなポカをやるのか? きまってるじゃん 一般人だし、新人だから・・・だべさ

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雪庇に立つ「後ろ姿」が ”様”になってきた、、、冬山新人”くまぷー”
これから どこまで成長するのか? 伸びしろ たっぷりありそうだ 若いっていいなあ
取組み姿勢が「岳人」向き とてもいい感じがするぞ オヤジはそ~思う

細かすぎるほど理数的で まるで僕とは反対向きで 合わないはずなのだが
それを自制する…精神機能も持っている たいしたヤツ なかなかいねど~ こんなヤツは・・・。


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細尾根が続く もれなく 雪庇が続く
サブは彼が適任だ 彼も理詰め 理数的だが 自分で「確かめて武装する」点が並みじゃない。
いわゆる武闘派・実践派だ。冷静沈着 絶対信頼の上に立つ人だ。


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イテテテテッ ブッシュ攻撃、避ければ雪庇がもれなくついてくる 
けっして ふらふら~ って 酔っ払ってるわけでねど~w

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スマホ向けに 「ダブルクリック」をおすすめします 画像が大きくなります


・左手前の矢盡から左手奥の中面白(南峰) 最低鞍部の吹越 中央の吊尾根 コブ 右手の北面白山(北峰)

こっちの東側からじゃないと 南峰・北峰間のきれいな「吊尾根」は見ることができない
午前中の晴天、、、僕らは ラッキーだった


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2月計画予定の 我らが大東岳、、、 モヤッてきた

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たちはだかる 矢盡(やつくし)  古名を滝倉山という


南東面は雪崩の巣 春先にはブロック、デブリがゴロゴロと転がっている
まだYMCAでは「厳冬期の記録」がない? オイラが一番目か?www


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モヤのうえに姿を現した われらが船形山

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やれやれ・・・疲れたぜいw
下山時刻は18:30だった 真っ暗闇のなか、ヘッデン灯火してから2時間で駅についた。
列車待ちの間に 荷物を整理し コーヒーを飲み 泥だらけのズボンを雨合羽で包み込んだりした


次回 正月は、、、厳冬期の吊尾根だ さらに厳しい山行になるはずだよ
ソロじゃ、、、何年たっても 同じレベルを堂々巡り・・・どだいムリな

冬山の練習会が始まってまだ数ヶ月だけど・・・まだまだ我々のレベルは低いけど
でも
パーティだからこそ できることがあるってもんさ。。。
それこそが パーティ。 その精神性こそが パーティシップ だ。

この訓練の 狙いの一つでもある。






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Commented by 新人B at 2018-12-26 09:41 x
私は、今までずっと一人で山を楽しんでいました。

初めての”連れてってもらう”登山は、今年の10月末のし尿降ろし以降です。今回のTさん主催の山行もこんなに本格的だと思いもせず、私の仕事は、共同装備の運搬。あとは、冬山の最低限の基礎を学び、山を楽しみ、”連れてってもらう登山”という思いで参加していました。
しかし、Tさん、他のメンバーの真剣さを目にして考えを変えた今回の訓練でした。

レポートは、今日中に提出します。

不肖の学生 新人B
Commented by tabilogue2 at 2018-12-26 14:55
> 新人Bさん
次回にも「エアー◯◯したら・・」事態は深刻。。。 その時は考えることにしますか?w
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by tabilogue2 | 2018-12-24 17:03 | 面白山 | Trackback | Comments(2)