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秋田駒ケ岳 大焼砂の斜面を埋め尽くすコマクサ大群生
今日は朝からずうっと東風が吹いていまして 稜線上はガスっていました 
”ヤマセ”… 花たちにとっては適度な湿気で良かったんでしょうね



「花の百名山」・・・と 聞いたただけで もう
皆さんは それらしい山名がパパッと 頭に浮かび上がるのでしょうね・・・

ものの流行りに「疎くなった」私は 「自分なりの30座」ぐらいならば?
時間をかけて? 思い出せるのですが・・・(´艸`) 
そうは言っても、沢登り途中に出会った「花園」「名庭園」は数知れぬほど でして。
 
そも 深田百名山にしろ 東北50名山にしろ 茗渓なんてのも含めまして
山にとっては いや、花にとってもかな? おおよそ迷惑な話なんでしょうね。
喜ぶのは観光業社 地方の観光課 名ガイドさん 山関連業者さんたち 
それと基礎票である「花好き」な登山者 ぐらいでしょうか? 

花のグラビア写真家 花のガイドブック作家・・・その「紙媒体」関連は
昔のようには売れなくなりました。ほぼ凋落の一途 電子的な絵に世代交代かな。



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人が山に入れば、入山した人の数だけ 山は壊れていく・・・
これは どうすることもできない 真実なのでしょうね。

くだんの尾瀬では・・・今日に至っても
ストックにゴムカバーをつけろ ゴミを落とすな 花を摘むな 枝を折るな 湿原に入るな
この一点張り? こうも「調教」用語を並べられては・・・愉しめませんよねえ。
人が入山すればするほど山は荒れてまいります。どれも壊れていくのです。

「花の季節にようこそ」「尾瀬にいらっしゃい」と言いつつ 
手のひらを反すようにw「あれするな これするな」の調教ですから 矛盾です。
尾瀬のグリーンレンジャーほど マッチポンプな仕事はありません。
大英断で、いっそのこと「入山規制」の根本的な動きにはならないんでしょうかねえ?

で、、、百名山と名が付けば 人は全国津々浦々から 
その「百」もの山を目指すわけです・・・から
考えてみれば 名山であればあるほど たまったもんじゃないんでしょうね。
でも 登山道だけは 年々整備されてゆきますけども(笑)


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エゾツツジ



作家の田中澄江さんが エッセイ「花の百名山」をしたため 
出版したのは 昭和55年、1980年のことです。
それまで「花の百名山」という言葉そのものがなく、大衆化も得なかったわけですが

この本が「火付け」役でしたね。 
 これはもう マスコミという「媒体」のなせる業です。 

さらに平成7年、1995年、「花の百名山」の見直しが為され
『新・花の百名山』が『朝日新聞社』より続版されました。
この本は時宜にかなったかして 増刷に次ぐ増刷、重版出来。
大きなコマでの朝刊広告も出ましたっけ。超がつくほどのバカ売れでした。
こんな私でさえも 手にしておりましたから。

この時、この本は掲載写真が大きいサイズで、とても綺麗だった・・・
その印象が特に強く 私にはありました。



美しい写真の並んでいる「新・花の百名山」を捲りますと、あら不思議なことに 
じつに これには焼石岳がリストされていなかったりするのです。
そればかりか南蔵王の不忘山も入っていなかったり。「花の・・・」なのに???

秋田駒 早池峰 栗駒山などが 順当にリストされていたりして
まあそれらは いわゆる「花の百名山」であることは疑いもないとして 
むしろ、種山高原、姫神山、五葉山などが盛られていたものですから 
これには ちょいと驚きを? 禁じ得ないわけでした。


 

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花穂



で、、、その理由は簡単でして・・・
「登山家」wでもない、作家の田中澄江さんが あの大きな体を揺すり(失礼) 
膝の痛みに耐えつつお登りになられて、全国を巡り、エッセイをしたためた・・・ 
だから「結果がそうなった!」ということなんですね。
 
つまり 焼石岳はもともと登る予定の山にしていたけれど 文筆活動 天候などで
数度も登るチャンスを失っていた・・・と。 それだけのことでした。

深田久弥の「日本百名山 後記」と同じ理由ですね。
「後記」には 「秋田駒ケ岳や栗駒山を入れるべきであった」 
「森吉山 姫神山 船形山は背が足りず選外とした」
還暦となった深田久弥は 「後記」にてその反省の弁を述べておりました。

ここでの示唆は「選考基準は作者の都合であった」というわけです。

時間と金をかけ 深田百名山に「挑戦中?」の御仁には申し訳ないけれども
飽くまで「作者の都合」。そこのところは鷹揚に構えておく方が良いようですよ。

どういう訳か? 百名山というと「リストアップ100座」だけが勝手に 
作者の意図とは無関係に 独り歩きしてしまうようなので注意しましょう。 

さて、「花の百名山」が言葉として世に認知され 大衆化していったのには 
田中澄江さんという作家と 朝日新聞社のお蔭なわけですけれども
ここ30年 この世に第二次登山ブームが巻き起こっていたこととも
景としては 関係がありそうです。

出版以来、花を求めて登る女性ハイカーが増え 
濡れ落ち葉の旦那さまを従え 堂々と登っておられる姿を結構お見かけします。
東北の各名山にも 全国から登山者がやってくるようになりました。

夫婦登山って 微笑ましくも見えるのですが 内実は色々のようです(´艸`)



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急登が待つ「男岳分岐」はまもなく。 そこを右折し、30分ほどの急登を覚悟する。



6年前、残雪が大量に残るこの急斜面で、女性が滑落し 
岩に頭部をぶつけ命を落とされました。盛岡のご夫婦でした。
その お亡くなりになった男岳・横岳鞍部への直登ルートを今日は登りました。

急斜面・・・あらためてそう思いましたね。
この急斜面に雪が残るとき、特に斜面上部から下部まで雪が繋がっている時には 
アイゼン・ピッケル不所持者は「通行禁止」の措置がとられるべきです。
登ることは出来たとして、雪面を下降する際はロープでの確保が必要です。

でも? どの程度の雪であれば…通行可能なの? ・・・って 

一般登山者は 判断つかずに雪上の登山路を利用しがちです。
ですから ここには観光課の「指導標」が必要なんですね。
6年後の今も「指導標」はありませんでした、無策ほど罪深いものはありません。

今日も今日とて 登山者が「落石」を起こしてしまいました。
硝煙を上げながら 激しく回転し 落ちる岩、谷間に響く落石の乾いた音 
これは強烈です。こんなのを頭に受けたら即死ですね。

「匹夫の勇」というヤツで 「素人は難局に向き合うと 粋がりやすい傾向」
深い経験があれば 雪解け時に 丸腰でここを下ることはしませんし
また 夏道を岩を蹴るようにして登ることも しません。

私が6年前に登った時は、まだその女性の四十九日も過ぎていない時で、、、
そのせいで同ルートを登る気がせず、手を合わせて「五百羅漢」方面に
進路をとったものでしたが。。。

今は誰も、あの事故を知る由もないようです。「他山の石とせず」・・・ですね。


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振り返ると・・・ 左上する大焼砂とカルデラ谷の木道が とてもいい雰囲気

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第二展望台にて 山はもう秋の装い?シャジンがたくさん咲いてました



どこぞでの blog ・・・に書かれていたのだけれど

いつもの縦走 いつもの八合目 いつもの温泉からの縦走
「いつもの」・・・と こう銘打てば 
経験度の高い登山者のようにも 見えてくるわけですが(笑)

でも すぐに お面が割れてしまう。。。
一挙手一投足で その登山者の積み重ねてきた造詣の深さ、経験度合が
測られてしまうんですね。


達観ですね、一つの正解だと読んでいて思いました。。。



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ヤマセがガスを連れて吹き下ろしています
眼下の池に 光を反射するさざ波を立たせて・・・



この山にはじめて登ったのが 大学二年時。二十歳の夏。
わすれもしないアルバイト先での旅行でした。

国見温泉から秋田駒ー湯森山ー笹森山ー乳頭温泉スキー場経由でキャンプしました。 
その夜はキャンプファイヤー。一晩中 焚火の前で唄を歌っていた という覚えがあります。

寮歌 毎度毎度の猥歌 インターナショナル 山の歌・・・ 
それに カレッジフォークソング 小椋佳 井上陽水
さぞ青年は 底知れぬ「青さ」を 心に秘めていたんでしょう (´艸`)
今は焉んぞ、濁りしものを

岩手山-八幡平-乳頭山-秋田駒 学生時代から懐かしみのある山域です。




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トトロ岩のシルエット

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6年前のトトロ岩です

6年前の 秋田駒ケ岳ブログです。




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結婚式のスピーチでよく言われる「三つの袋」・・・???

 オフクロ 給料袋 あと何でしたっけ? 堪忍袋と答えたのは 一昔前ですが・・・?
いまは 胃袋 といったり ウケ狙いで 池袋 ゴミ袋 ゲロ袋 タマ袋 だって。。。笑える

というわけで この花の名は イワブクロ です。




仙台5:30- 国見温泉8:40-横長根9:40-第2展望台10:30-カルデラ-男岳分岐11:30-男岳鞍部12:00
FUJIFILM 撮影枚数 250枚






(話が飛びますが) 写真に興味を持ってはいましたけど、
Mamiyaは高価でフィルム代を考えると・・・
職業的に「撮る」ことで自立するなんて全く考えられませんでした。


その頃は プロという「職業的貧乏生活」が 見えていたわけです。
小屋の隅をお借りして 肩身の狭い思いをして 小屋番風な居候ですか? 
嫁さんも娶らず そうした生活(資金)面を乗り越えて撮り続けてきたのが 
現在の「山岳写真家」といわれる人たちです。そも素人写真との差は歴然です。

花は撮らずに眺めるだけ。私なんかはそれで充分満足しています。





















by tabilogue2 | 2019-07-22 12:48 | 秋田駒 | Trackback | Comments(7)