時間切れ敗退 新川岳

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昨年、雪山単独登山の目標
「新川岳1013m 仮称:船倉山1069m 自称:矢盡ヤツクシ尾根」を選定した 
これもJR仙山線沿線登山の一貫  最寄駅は奥新川駅 仙台からJRで片道580円
*訂正 赤文字

机上登山・・・今回のルートの危険予測、注意個所が2つ。
1.”下の細尾根”の状態(添付地図 750mから上部。雪次第だが細尾根かリッジになる)
2.”上の細尾根”の雪庇(添付地図 新川岳1013mから仮称:向船倉山1069m手前まで)


呼称問題
「仮称:船倉山」について、私自身が古地図に載っている「正式名称」を確認すれば解決するのだが。

北沢を挟んで向かい尾根に 登山体系に載った西船倉958m 中船倉969m 東船倉山980m がある。
 東船倉山の向かい側という理由で仮称:「船倉山」としたがその理由づけが胡散臭いので仮称のまま。

新川岳の奥に位置するので 奥新川岳でも良さそうだがw 現実に奥新川岳(853m)という山は
奥新川駅の南に別に存在する。名称使用は不可。裏、後」新川岳と呼ぶのが 当たらずとも遠からず

元となる「東船倉山980m」、昔は三角点名「和津倉」と呼んだ。古地図を探して調査する必要がある。
「袖泉」の一件や「駄んこ平」の変化や「呼称」にはナイーブになっている 時間をみて調べようと思う


登山体系
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昨年の経験から 
9mmロープとスノーバーとランニングを用意 雪の多い今年、細尾根通過に集中する

山行は「荷揚げ」も兼ねている、登攀具を背負う。 けっこうな重量だ。
750m細尾根の雪の状態を「調べる」 「ガチャと酒の荷揚げ」 等が今日の目的。

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使用前の体はピンピンしてるけど・・・

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ここから湿雪のラッセルアプローチ開始 山スキーなら労力、時間ともに半分だよなぁ
目標点を決めて、30分ずつラッセルを続け、休憩する コレの繰り返し

道々 いろんなことを考えながらラッセルする 無心になれないw 
頭が邪魔くさい問題に直面すると… ラッセルに集中できない もう マイル

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南沢。昨年の秋、「沢で道迷い?」した”甘ちん”がいた。彼 反省したのかなぁ? 
そもそも「地形図を読めない」人が、「沢」に入っちゃイカン 事故の元だ。
 
問題は、なぜ左岸鞍部の乗越をしなかったのか? 行動心理に全てが含まれている気がする。

がんしょ沢の下降に不安が過ぎったか? それを避けるため「駒新道を下ればいいさ」と
気持ちが入れ替わったか?「合理化」というが… だから左岸鞍部を越えずに南尾根に進んだ。
さらに「林道が見えたから それで下ればいいさ」と また気持ちが「合理化」される
合理化する人間に「計画」なんてあるわけがない そもそも「計画書」は出したんだろうか?

次の問題は、「駒新道」の道形に気づかなかったこと。これが2度目のミステークだ 
もし地図が読めていたら、廃道を伝って奥新川駅に戻れる でも タラレバは無い・・・
神経を集中して「駒新道」から旧登山道へのルートを探すはず

さらに「パートナーは林道に気づいていた」。これが何を意味するか?ココが3つ目のキーポイント
パートナーが いま「流離」ってる??? という現実を認識していない。幸か不幸か?

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ここが今日の実質上の出発点 「南沢・北沢の分かれ」

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南沢林道はしっかりしている 路肩がコンクリだ 
雪は 昨年の2倍は積もってるなぁ

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カーブミラーは4本とも埋まっていた

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ノリウツギ

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この山の陰が作並温泉だ

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タニウツギが雪に押されて・・・

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奥新川駅から4時間 やっと取り付き点についた ああ(´Д`)疲れた
時速1km/hで、黙々と3Km 休憩入れながら重い雪をラッセルしてきた 

心情を吐露すれば ここで帰ろうかと密かに思う自分がいたりして…(笑)

ヤマザキの葡萄パンの小さいヤツ3枚入と インスタントコーヒーでランチ
福島のあんぽ柿とアロエヨーグルトのデザートをつけて…と

萎えた気力を回復させるw

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ずうっと重い雪に悩まされた
一旦、ワカンが潜ってしまったら その足を引き抜くのに一苦労だった。

しまいには 歩行リズムに合わせたワカンの抜き差しができずに 
体だけが前のめりになって 倒れ込む 何度?膝間づいただろうか
コレが3km、4時間も延々と続く 体力は勿論、気力さえ奪われてしまう

急斜面は分荷して持ち上げるしかない 今の自分は体力がないから(´;ω;`) 
次回、できればもう一度 「雪の状態を下見する」ことが必要だ

デポ荷の分だけ軽くなるはずだから、
細切れ休憩時間は半分に減るだろう 次回の荷揚げ時に試してみようw

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じつは・・・グループ登山とソロ山行との大きな違いが「ココにある」
「まあ いいや…」と 自分に負けてしまうと ソロは何事も達成されないで終わる

振り返れば・・・
受験勉強も まあいいや 就職だって まあいいや  人生だって まあいいや(´艸`)
そうやって生きてきたんだ、、、

それが山だからといって? 180度変わるわけがないさ 山はソロだから、意志決定は自分。 
結果がどう出ようと他人の所為にすることもない

日ごろ「連れてって登山」に慣れきってしまうと…
意志の弱いものや、体力の劣るものは 「自活登山」に戻れなくなってしまう

厳密に言えば、、、自活か? 依存か? の違いだが 
「自活登山」と「連れてって山歩き」とでは「似ても似つかぬもの」、、、ということか?

それでも、 まあいいや・・・ か?(笑)

山は 一人で感じるもの 得るもの 目指すもの・・・ 
達成感はまるで違うのだ ホントはね。


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リッジ対策で ロープの他 装備のほとんどがスリング類だ 
今日はロープスリング4本+ソウンスリング2本+テープスリング1本
スノーバー ピッケル バイル スコップ ロープマン ATC

リッジの通過には5m置きにランニングをとるつもりでいた 
滑落しても 最大10mだ 難所は小まめに打っていく
これから尾根を登るぞ と「覚悟」して、、、「武装」するw



スプーンはヨーグルトの専用武具www


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12:40 後半スタート 取り付きから大きなブナをめざす

高差40mほど 斜面の雪は解けだしており ワカンでもスッカスカ抜ける
今冬はまだまだ雪が固まらずにズブズブ潜る 「安倍」な天気か?(´艸`)
 
ピッケルを横に寝せて シャフトごと雪に食い込ませて登る 
体重が四肢に分散され 深く潜らず とても効率がいい

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ウサギがいた 
20mさきで 何やら口を動かしている

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ウサギが目の前をピョンピョン飛び跳ねてゆく
けして ”脱兎のごとく” ではない 僕が追いつくのを待って 
赤いお目々でこちらをチラミしてから 先の斜面に駆け出す 

雪庇を避けながらの道案内が上手い


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尾根はずうっと ブナ ナラ アスナロがつづく

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こちらは雪庇である



2時になった。。。 標高650m手前で時間切れとなる 
750mまでならいけるだろうと踏んでいたが
深雪アプローチに4時間もかかってしまい 当初の目論見は大きくはずれた
あと1時間 つか 電車1本分のスピードを上げないと。。。


とはいえ テン場に最適の場所を得たし 荷揚げも済ませた。 あとは また次回。
6時間かけて登って 1時間半で転がるように降りる。

見切りをつけるのに 迷っちゃダメよ。 サッと引き返す 後々 これがプラスになる。  

ここからバックし 奥新川駅へむかう。 電車は3:31発。
上り電車に間に合うはずだが???

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山で ”タコ”と出会った 
雪の斜面でもがいていた 救助せずw

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奥新川駅が見えてきた



先の取り付き点から ショートカットで杉の植林帯を沢溝に沿って下降
「北沢・南沢の分かれ」に直接下りた 

杉林の雪は昨年より柔らかく 潜ってしまって「尻セードできず」(泣)
列車時刻の関係で コレが時間計算に狂いを生じさせた

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駅についた と同時に 列車がやってきた 間一髪!

3時31分の電車に ぎり間に合った
此れに乗り遅れると 次は5時半まで電車がない 


車内で装備を解除し 愛子、落合駅から高校生に挟まれ 帰ってきた。











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# by tabilogue2 | 2018-02-17 16:06 | 面白山 | Trackback | Comments(0)