人気ブログランキング |

沢登り初級講座 実践

d0347140_08321419.jpg

撮影は くまぷースマホにて済ませました




今年も・・・初っぱなの沢登りは新緑のなか、初夏の雰囲気のいい大行沢(おおなめさわ) 
現役の頃 シーズンインはいつも大行沢でした そういえば 沢納めもココでしたね 
大行沢以外でシーズンインを迎えることはなかったと記憶してるし 今後も勿論ありません(もう後がないw)

昨年と今年、沢の状態が変化しておりました
二段滝の上部と その上流部からの流れ込みが変わっていました

ビレイするのに上段滝の最上部、樹木の裏に回って「一段上がらないと」、ビレイ点が確保できないようです 
今回は 岩石にスリングを懸けてビレイ支点をとりましたが
まあ渓相なんて 毎年変わるものなのでほぼ気にしません 肝心なのは応用ですから



d0347140_11384312.jpg



下段滝に取り付きます 

「登りまーす ビレイお願いしまーす」

昨年の落葉を清掃しながら あともう2段上がります


d0347140_21553010.jpg

1本目の残置ハーケンにランニングをかけています

トップが1つ目のランニングをとったら、、、ビレイヤーは壁際に寄って 
墜落(予測)距離を縮める・・・立ち位置を考える。



「右眼失明」から 10年が経過しました・・・

 岩壁に向かって右方向を見る際、
首を45度ほど正常な人よりよけいに右へ捻らないと 進路が見えません。

車の運転ではもう慣れましたが、
沢は…(当然ですが)まだまだです 感覚的に…かな?(´艸`)



d0347140_13054593.jpg

このトラバースは 「進行方向に上体を向ける」と ほぼイケマス

d0347140_13010516.jpg

右手付近に 2つ目の残置ハーケンがあるはずなので それを弄ります 
ウルイの草の中を手探りすると、すぐに金属のソレと分かります
この時点(1つ目から2つ目に移行する間)、ランナウトする距離が最大になります 要注意です

ビレイヤーが 緩くロープを構えていてくれるので 動き易かった
初心者の場合 けっこうテンションを張り気味にしてビレイするものですが・・・
今日は goodでした

d0347140_13020694.jpg

2つ目のランナーをとりました(一安心)。とった後、ロープが左足に絡まっています 
右手を付いてゆっくりした動作で左足をあげ ロープの絡まりを外します

ビレイヤーはこの場面、ヤバイと思ってくれたようで?テンションを張り気味にしてくれました
それが 見ずとも左足甲部に感じられて安心できるビレイでした どうもありがとぅ♪
でも 緩めてもらったほうが 外れやすいのだよ コラコラ

d0347140_13022541.jpg

上部の溝はヌメリがあるけど ほとんど滑りません

d0347140_13023515.jpg


今回はじめて滝登りをした4名 それぞれ体つきが違うので一概には言えませんが、、、 
ただひとつ バランス感覚は全員上出来でしたね しかし そのバランスの良さをもってしても
難しいのは やはり下段滝の斜上部分でしょうか?

ガバっと「手」にできるホールドがありませんから、上半身を岩に寄せたくなっちゃうんですよね?
でも 身を岩に寄せ過ぎると…岩に縋りつく格好になり、足元が見えずらくなります
さらに重心が岩寄りになったせいで、腰から下が外側(滝下側)に滑ってしまう危険が高まります
 
なので、スキーで言う「くの字姿勢」のように上半身を起こして 上下のバランスをとり
岩棚や溝に「足」で立って(?笑)トラバースしますが 初心者はこれがけっこう難しい出来んのです

初心者ほど「手」で縋ろうとするので、(実際に「足」で立っていても)ホールドがないと不安になりがち
ロープで確保・結ばれていることさえ 忘れてしまうほど 焦り出しますw 
落ち着いて、まずは足場を確認し 次に 岩寄りの上体を起こし直し 上下のバランスをとる


d0347140_13115368.jpg



今回の沢登りでは 細かく指示を出しておりません

入渓地点の指示と入渓方法 滝場での登る順番 ラスト者への指示 高巻き地点の指示 肩絡み確保の構え方・・・
これだけでしたでしょうか

あとは・・・4人があだこだやって 互いに助け合ってルートをこなすわけです 
冬季訓練とは違っていて 自分たちで解決する方向で「経験知を高める」方法です
考え方の基本、「実践こそが学習」なので とにかく沢に入って進む。。。僕は楽でしたけどw




d0347140_19261804.jpg
ヤマツツジのトンネルを懸垂下降。反省はそのあと… 先ずはやってみる 経験することが大事




昨年来の冬山講座を拡大し さらに今夏の沢登り講座
京渕沢から懸垂下降で入渓し 二段滝の上部までを実践的に学習しました

初心者だから・・・って「天国のナメ」を歩くだけ・・・なんて差別的?勿体ないことはしません 
「沢遊び」ですんで 初心者であってもキチンと指導・学習すれば、「沢登り」ができるはず




d0347140_08354202.jpg
ジジイは上がれない(笑)   段差を避けて沢へ、、、洗濯にw



腰まで浸かった時のあの冷たい感触 靴への侵水感 岩の滑りぐあい 手のヌメヌメ感 沢床の安定感 深みの不安
沢靴のフェルトの感触に 信用をプラスできるかどうか? などを 実体験で学んでもらいました

まあこれらの感覚が 先ず あって・・・
そこにロケーション、岩魚の魚影・ツツジの花の華やかさ・なごみ・瀑布の音の緊張 などが加わります

青空 陽射し 新緑が加わって心に余裕が生まれ 水遊び 岩を越える 子供の頃に持った
何とも言えない解放感がある・・・と感じましたね



d0347140_14123011.jpg
ハーネスの安全環付きカラビナにお助けスリングを装着するまで じっと待つ・・・




お助けロープは・・・ハーネスの安全環付きカラビナに必ず通して補助する

滝場では安全確保に余念がないのに、、、意外に見落としてしまいがちな「お助けスリングの出し方」
これを面倒くさがるパーティは 事故や怪我を起こしやすい・・・に通ずるわけだ



d0347140_08314334.jpg
いやあ まいったなあ また 登っちゃったよ、、、俺・・・(笑)




あいかわらず「高い所」がお好きなようで・・・約1名 岩に上がっていますがw

沢のコース取りはなるべく岩にはあがらず、沢水伝いに次を目指します 
腰の動線を上下させない、イコール 疲れさせない、 これこそトップ役の仕事です


今夜以降・・・

あそこを・・・ バランスで・・・ 溝の部分に沿わせて・・・ ジワジワ斜上して行く・・・
今日 滝の怖さを知ったので、思い出すたび 手に汗を感じるようになるのですがwww

それが思い出されて実感できるのは 今夜以降になるんでしょう きっと
思い出しながら体や、筋肉に力が思わず入る・・・ と思いますけど
 
夢見で布団を蹴ったり 仕事中に机を蹴ったりするんじゃないかな? 周囲が驚くぞ~(笑)



d0347140_08310735.jpg



「ヘツリ」は 岸の近く、水没したところに岩棚があったりして 濡れずに通過できたりします 



沢登り教室の実践編なので・・・ロープの結び方について教えるのが普通ですが
 冬季にやってきているので、、、「ロープの結び」はお手の物・・・かと思っていたのですが 
なんと! 約1名まるで覚えていませんでした 「忘れた…」だって(´艸`) 

ジョーダンすよねw あれだけ吹雪に耐えてやったのに 覚えていない? どーすりゃいいんだろ???w 
たぶん・・・体躯に自信がある人だから・・・なのかな?
「個人の肉体的優位な特質に頼ってしまい、道具に頼る意識がない」 だから、こうなるんだと思います

交通法規は万人に等しく、沢登り教則も全国共通でやってるんで、自分だけのオリジナル???
”オンリーワン”は 歌の世界だけにしてください 沢では通用しませんよ 

ジャンプでガバを掴む???冗談だけにしてねホント  インドアクライムじゃないよ、ココは
怪我されたらパーティが困る 「個人行動と団体行動との違い」を自覚してください 
一社会人としても恥じないようにネw

日常で ロープに触れたりして慣れてもらうしかないね



d0347140_08424060.jpg



ロープに関しては・・・
50mロープを半分に振り分けて 不要な半分をザックに入れて・・・というのと
50mロープの途中で ロープを立木にビレイするのに便利な仮固定、ミュールノットとを
沢で使えるようになれば もっと時間が短縮されるはずだなぁ?


まあそれはともかく、、、初めての沢登りで 青タン赤タンのオンパレ
肘 膝 スネ・・・今日は一日ヒリヒリすることだろう ね(笑)

大行沢は長くて 中流域で巨岩帯が続くので 意外に体力が奪われ疲れが出ます 怪我もあるし
アレンジ次第では 上級コースの難しさもあり 初心者向きの楽しい沢でもあり・・・ますが 
下部からの遡行を貫徹するには 体力的にシビアな沢だということを お忘れなくネ!



d0347140_11371370.jpg


d0347140_14192265.jpg
ラショウモンカズラ クルマムグラが ずうっと ずうっと先 奥の奥まで咲いていました

d0347140_08295055.jpg
シャク(山人参)の咲き乱れる裏磐司登山道 清楚な白花がきれいでしたねえ















by tabilogue2 | 2019-05-20 08:43 | 二口山塊 | Trackback | Comments(4)



d0347140_08051933.jpg

三ツ石山とキンコウカの湿原



「これなら次回 葛根田川支流で実戦リードができそうです「花の湿原」探索にでかけましょう」・・・と、
前回大行沢での沢登り訓練で repertumさんの優れた素質を見たわけですが 

その2回目の基礎訓練を岩手の葛根田川支流で確かめることが出来ました。
今日の課題は 滝の「安全なリード」 というわけです。
前回の基礎に 安全な 安全に という「安全」という2文字が加わります。

場所は花の湿原に抜ける『松沢』、滝が2、3箇所あります。急なゴーロ帯もあります。
そこでリード役として前と後ろに目をつけてwリードできたら かなりの「素質」だと思えます。


d0347140_06423807.jpg


葛根田の地熱発電所付近一帯は 
沢内部に「温泉」が湧き出るといったとても不思議な地域。虎毛山域の赤湯又沢より規模が大きい。
足元が熱いし 手を添えればアッチッチだし 登る 歩くルートに配慮が要ります。

左岸も右岸も ゴボゴボ ンゴゴゴゴ シューシュー を繰り返しており 斜面全体で何やら地鳴り音を発している。
おどろおどろしい、、、まるで「風雲タケシ城」な?(´▽`*フルッ 地雷がソチコチにある。

”爆裂地熱”に脅迫されている感じで焦ってしまうけど でもこれがケッコウ面白い マゾ的状況だ(笑) 
赤い析出物が滲み出る岩ほど熱い。 硫黄の匂いも相まって 通過スピードが自然と速くなる( ´艸`)
ちょっと慌ててルートをとると ソチコチに噴気孔の穴が待ち受ける アッチッチ アーチーw


d0347140_06554769.jpg


釜を持った2段滝、、、訓練なので、インスペクションに5分ぐらい掛けて様子を見ます。

で 直後に 「どこを狙う?」と 聞いてみます。ここで素質の差が出てくるわけ。
左壁トラバ 下段の滝7m直上 上段の滝5mへの移行 右から・・・納得の行くルートを意思決定したようだ。

彼はリーチがあるので 僕みたいな短足の人間と スタンスの置き方、選び方、足の運び方 がまるで違う
 唖然として 左側壁を通過してゆく彼の動きを見ておりました(笑)

オイそこ行くんかい? それ登るんかい? いっちゃったんかい ああ、そーかい( ̄ー ̄;・・・てな具合

あっという間に・・・ 軽々とクリアしてゆく 身のこなしがとてもスムーズ。 それだけでも大したもの。
短足な僕は正面ルートを選び 釜を腰まで濡れつつへつり 岩壁に取り付いてシャワークライムだった。

「見極め」的には神経を些細に払う必要のある「リード役としての注意点」が3つぐらいあるようだな。
まず、登る前に 最初のビレイ支点を作ること です。今現在の課題①


d0347140_06564886.jpg
7m+5m 2段の滝


上段の滝は右の「フェース」を登るんだけど 彼は足が長いので、コッチのスタンスからグイイイっと右足を伸ばし 
凸角向こうの壁にアッチのスタンスを探ったようです 僕には見えない頭上のホールドにも手が掛かり
岩角を跨いで両足ともスタンスを取り それで余裕だそうで・・・見てるこっちが笑っちゃうほど
あっさりと 僅かなホールドに指先をかけグイッと登っていく。 
タッパがあって、リーチが長い、、、持って生まれた才能「武器」って ホレボレしますねw 

途中 ランニングビレイの取れる木の枝が右壁の上に出てくるのだけど、彼は支点を採らなかったようだ。
ここは訓練なので・・・確実にランニングビレイをとれば?…満点のはず。今現在の課題②

途中の右枝にランニングビレイ支点を採らなかったことによる「支障」は もっと他に重要なことがある。

この状態は トップのビレイ位置がセカンドから見て 登るルートの左寄りにロープのラインが寄ってしまった状態。
つまり「危険予知」の観点でみると・・・セカンドはトップに向かって左側の滝にグランドフォールする可能性があるわけだ。
通常通りに右枝に支点を採れば・・・ラインはセカンド-右枝-トップとなり セカンドは右枝の支点を目指す=墜落が回避できる。
狙うルートとロープのライン取りが一致していないと…後続は迷うだろうし 危険に陥ることにもなる。

トップはビレイラインを考慮し支点を採る。ロープがスムーズに流れるラインにも配慮しランニングを採ること。
やることが多くて大変だが、、、滝の突破にだけ集中すればトップが務まると思ったら 大間違いね。
僕は右凸角の僅かなスタンスと頭上ホールドに指先をかけグイッと上がってゼイゼイだw タッパがあればね。。。


さらに、訓練なので、、、上段クリア後にアングルハーケンで支点を取ることも 登る前に指示しておいた。
ここでの問題は ハーケンによる支点の高さと伸びたロープの岩角の高さが 同じレベルであったこと。

セカンドを迎えるロープの高さがほぼハーケンと同じ高さだったので ハーケンのすっぽ抜けに要注意だ。
ハーケンの位置 角度 ハーケンのアゴの向き に要検討課題を与えました。

何でも打ち込めばいい…というわけじゃなく、打つハーケンの向きに注意。今現在の課題③
ハーケンの「ヌケ」を考慮し、ハーケンの「アゴ」と「向き」を決め「高さ」「左右の位置」を頭に入れ打ち込むわけですが 
これについては次回以降の課題。今日は結果オーライなので、、、注意だけ。


d0347140_07482036.jpg

2つ目の滝7mは特に問題もなく フリクションを楽しむ滝でした。
楽勝のようにみえても・・・水線を外れると右壁はとてもアッチッチッ。軍手があればベストだね。

なので水線通しに ビチャビチャしながら登る羽目になります。 
この滝で 吾妻大滝沢のフリクションをイメージして貰いました。吾妻より 沢自体が立ってましたけど。。。

彼は右の水線どおしに、僕はド真ん中の水の被らないルートを選んだ。


d0347140_07311548.jpg
ブルーグレーな激熱温泉です

d0347140_07263119.jpg
沢が蛇行してきた 


水質が変わり、急なゴーロ帯が数百メートル続くのですが・・・巨岩帯での高巻きなしのコース取りはお見事。
後続セカンドを気遣いながら先行していきます。立派なリードでした ごくろうさま!

沢が蛇行し始めた 沢源頭は三ッ石山まで続いてるのかな???水量がなかなか減らない。
どんどん進むと行きすぎ 少し戻ると湿原がバーッと現れてきた。先頭の彼が奇声を上げている。
湿原を見て驚いたんでしょう 声が明るく聞こえる よほど…安心したんだろうw


さあ次回、8月 吾妻大滝沢で「基礎編の見極め」! 

色々な形状の滝を 足裏のフリクションで乗り越え、味わうのが次回の課題。
入渓後10m滝、3段8m、これらの滝で”度胸試し”してw 滑川大滝についたら朝食を兼ね反省会
食後、8個くらい滝が続いて5m堰堤滝、12mシャワー、6m滝の泳ぎで巨岩帯を過ぎれば夏道に出て終了。
ざっと15個ほど面白い滝が続く。小さいのを含めると25個ほどの滝でクタクタになるはずw
ただ一工夫すべき滝…「左岸や右岸から上がったのでは面白味に欠ける」と堰堤滝でのヒントを与えておこうw

次回、アクアノートも忘れずに。「沢の遡行図」を書いてみよう。地形図にある各種記号も頭に入れておくように!
というか、、、「吾妻大滝沢をリードできる」ということは既に「沢の応用編」に入ったと考えても良い。
中級程度の技術と知識が備えられたトップ役…と考えうるレベルだね。経験だけが圧倒的に不足してるけど。
もう初心者/初級には戻れないということでもあるがw

積極的にトップを務め 経験を積み、腕を上げよう。そのためには山岳会の門を叩いてみるのも手。
ぷらぷら夏道、藪山をこの先10年歩き続けるよりも、冬山や沢、岩場の技術を基礎から体系的に学んだほうが
貴君にとって、最も充実した「初動の1年、大成への10年」になることだろう。
しっかり順を追って、基礎から学べば 3年後には一人前のヤマ屋になってるはずだ。

この先も ずうっと山を指向するというなら? 
今の自分に最も適う、確実なステップアップによる「自分づくり」だと僕は思う。入門が楽しみだ。



------------ 反省事項 ----------------------------------------------------------------------------


登り始めにビレイ点をとる、途中のランニングをとる、登り終えたらアンカーを打つ(自己確保し後続を迎える)
それぞれのハーケンの向き 応力のかかり方を考慮して ハーケンの位置(左右と高さ)に注意する
何らかの理由でハーケンが充分に打込めない場合は 予備としてもう一点ハーケンを打って 2つで流動支点をとる。
あるいは 3mmロープでハーケンにタイラップをする時は できる限り岩に近い点にタイラップする。

気がついた注意点を何点かまとめると以上のようになる 次回ノートに整理してご活用ください。

その他として
ビレイの仕方では 自分の立ち位置に注意する。後続が見える位置に立って後続をビレイする。前回も注意したはず。
後続が落ちた時にロープがピーンと張るので そのロープで足が掬われないよう立ち位置に注意する。

ハーケンにカラビナを掛けてプロテクションをとる場合は 必ずドローコードやスリング類と一緒にセットする
実験すれば分かることだが ロープがカラビナゲートに絡んでゲートを開ける場合がある
カラビナに掛かる応力をドローコードが逃してくれているのでヌンチャクのようなセットになる。わかるかな?



d0347140_22085552.jpg


d0347140_10335715.jpg
浮島

d0347140_08310533.jpg


d0347140_07590067.jpg
ミツガシワの池塘

d0347140_07594776.jpg
モウセンゴケ

d0347140_08015289.jpg

d0347140_08331229.jpg

d0347140_16065480.jpg

d0347140_22103437.jpg
コオニユリ


d0347140_12525884.jpg


d0347140_12565861.jpg
repertumさん 自然に触れ 表情が和らいでいる



d0347140_22445966.jpg
キンコウカ

d0347140_22472659.jpg
トウゲブキ

d0347140_22494819.jpg
ヒオウギアヤメ

d0347140_22521099.jpg
タチギボウシ

d0347140_22555133.jpg
が下がっているので… ホソバノキソチドリ かな?

大きな湿原だった。大丈田代の3倍はありそうだった
写真の他にセキショウ ヒメシャクナゲ サワラン トキソウ ニッコウキスゲ モミジカラマツ シモツケ ナンブトウウチソウ
この湿原 いっぱいに咲いていたのは サワラン トキソウ モウセンゴケ そこいらじゅうに咲いてました







by tabilogue2 | 2018-07-22 22:01 | 裏岩手 | Trackback | Comments(2)

d0347140_17134631.jpg




2回目の計画修正版が送られてきた。 まだ沢登り体験がたった1回だけなのに ここまでドロウできるとは…(;´∀`)、、2泊3日の沢登りを実行したことのある人なら「ド素人がここまでヤルの?」ってほど、立案の難易度が分かるはず。誰しも驚く内容だ。飲み込みが早いんだね、多分。 実際、案が面白くてついつい5回もルートをナゾってしまった。一部、非現実的ではあったけど(笑)既成概念で眺めていると、途端にガーンと殴られてしまうほど新鮮だった。ちょっと、公開するには勿体ないので掲示は来年の実行日まで「お取り置き」だ。来年はもっと専門的な集団に入ったほうがいいかもしれないね。同人的遡行集団「YMCA」のメンバーに紹介しておきますが・・・?

しかし、これぞ沢登りの原型だ!といえる「観点」はさすがだ。イロハのイから「沢を研究尽くしていく」地域踏査主体の「姿勢」を思い出させてくれた。計画を作って行く中でコレはどうだろ? この先はどうなんだろ? 等高線の詰まり具合で大きな滝が想像できる と同時に 自分たちが登れるだろうか?と不安が過る。色々試行錯誤が繰り返される。2回目の試案は「湿原の探索」に重きをおいたようだが 考えあぐねたと云うか?一部、予測できる難しさ、不可能さがあったようだw

この「探索」とか「踏査」とかいう言葉自体に「未踏」とか「ログに残っていない」「未知の世界」とかそんなイメージが託され、秘められているようにも思う。他人のコピーじゃないよ!敷かれたレールじゃないよ!という基本的な考え方、それが「沢登りの面白さ」というもの。昔、ネットのない時代に、一つの流域を全員で分担して踏査してきたことを思えば 今の沢登りはその質的満足の度合いは相当に劣化している。すべてが他山岳会の遡行記録のコピー! いいとこ取り! 無駄のない… とでもいうか、合理的すぎている。ゆくゆく「いいとこ」ばかり歩いたのでは飽きが来てしまうだろう。なかには、「無駄な沢登り」があってもいいわけで「ダメ沢」も勉強のうちだと思うが。だんだんと、専門的集団は面白味を求めて奥地へと追い込まれてゆくし また「非公開」「秘匿主義」にもなってゆくんだろうね。

今後毎年、夏の「活動拠点」となるためには まず地域全体を頭に入れておく必要があるので、今回は踏査を主体に湿原をつなぎ合わせて全体を頭に入れることをメインテーマとして具体化しよう。基本は「上図」の通り。 大丈田代ー(駿台田代)ー山犬田代-七兵衛田代-犬田代-花沼湿原-赤安田代 これらを繋いでみようと思う。駿台田代は僕も未踏の地、行ってみたいという思いがあるが時間的に無理かもしれないので今回は省いても結構だ。赤の実線で繋いで置いた。あとは…転戦するので幕営地の指定だね。それと いちばん重要な8月の「日にち指定」で具体化してください これで「課題」も卒業だね。エスケープは実川右岸道へ もしくは 帝釈山脈を小淵沢田代経由で尾瀬沼へ。


----- コピーは、他人の沢登りの「検証」に過ぎない ----------------------------

近頃、とある有名山岳会が歩いた記録を教則本のようにしてトレースする趣向があるらしいw それも日本人特有の「同調指向」からくるものなのだろうか。 地形図を眺めていれば…他人に影響されずともオリジナルなルートは浮き彫りになるはずなのに、手持ちのカードの切り方を変えるだけで…オリジナルな山旅ができるはずなのに、そこを安易に過ぎようとする。時間のない人にとっては合理的な方法なのかもしれないが 先人が生きた時代の苦労など爪の垢ほども理解もせず ただ記された遡行図をトレースするだけ。先人の意図、苦労などを理解したフリをして、租借しているだけだ。

他山岳会の遡行図が元だとか、ガイドブックが元だというなら、その沢登りはコピーそのもの。純然たる自分オリジナルの遊びではない。 それは先人のルートをハウツー的にコピーした沢登りという「スポーツ」にすぎない。どんなに山行を重ねても「オリジナルな沢旅」とは成らない、言わない、ましてコピーだから…言えない。そんな時は 地形図を眺めてオリジナルな沢歩きのルートが頭に描けるようになるまで、「経験の差」を埋め込んで貰いたい。 容易にアレンジすることと 努力してオリジナルでいようとすることとは根本的に違いがある。

ただ、、、それらでもないとすれば…単純に「ブランド志向」なんじゃないかな? 他人の記録が「すばらしく見えてるだけ」だと思う。ネットで見た画像と同じ風景を手に入れて自己満足する・・・まさに「沢登りのブランディング化」そのもの。 夏道歩きのハイカーと同じで、名山の「その場所」に行かなければ楽しめない…という観光的な要素が反映されるのは 元になる発想が貧困だからと思える。「同調志向」を煽るネットがそうさせているんだとも思う。それ以外にブランディングの動機が見つからない。グループ化 仲間同士のコミュニケーションが進めば ネットで飛び交う画像が否が応でも 何度も同じ画像が目に飛び込んでくる。それが最高なものとして、人に押し付けてしまう可能性も否定はできない。インフルエンサー的ブロガーは注意が必要だ。

せっかく臨んだ南会津の沢なのだから 自分だけのオリジナルな行動計画をたずさえ 自分だけのオリジナルな実践で 最期まで楽しく歩きたいものだ。 


岡山の A山くん 時間が合うなら らもイッチョどうだろう?

d0347140_19212630.jpg




by tabilogue2 | 2018-07-04 12:51 | 会津・越後 | Trackback | Comments(2)

d0347140_13253339.jpg



さて、、、この夏 「沢遊び」を初歩から、実践的に楽しんで貰うためにある提案を行った。最初にザックリと行動計画を立ててもらうことから始まるのだが 2泊か?3泊か?行程 手段 手法 食料 装備などを白紙の計画図に落とし込んでもらう。そこから夢を実現へと移してゆく。絵に描いた餅を実際に食べようというわけで、そのスタートに立つことになる。

この夏 沢登りを覚えその入口に立った素人肌丸出しのrepertumさん。素質だけの原石だ。何ひとつ要領のわからない素人の彼に「飛躍」に向けた夢を描いてもらおうと「計画作成」を依頼した。目的は湿原を沢から繋ぐ「ワンゲル的沢登り」。キーワードは「流浪」「彷徨」だ。場所は尾瀬沼東部 実川-硫黄沢-赤安沢の付近 町場の匂いが幽かにする尾瀬、その東端が舞台だ。

「計画作成段階から沢を楽しむ」ことを「沢登りの極意」として伝授しようと妄想。 創造力 なんたら?を働かせて計画してもらおうという狙いだ。実践的な沢登りの初歩のイロハのイからまずは楽しんでもらおう。遊び方は色々で、沢を登って黒木の森に至り 森にポッカリ空いた直径100mほどの誰も居ない小さな湿原を巡る。現在地を識るまでの不安に包まれながら「流離い&彷徨う」ことも大人の遊び方の一つ。

人為的な所作が目立つ尾瀬。その東端に ガイドブックにも載らない、もちろん木道など人工物が存在しない、それでいて未知の世界なら未だたくさん残っている。それらを沢から沢、湿原から湿原へ、沢登りのスタイルで、大人の遊び方で繋いでいく。三日三晩、巡ったその先に何があるのか?その答えを実践後に聞かせてもらおうかな… 自分が作成した計画書と実行後にその各項目を比較し、反省する、、、そこに克服と成長の二文字が刻まれる。これが沢遊びの極みw 既知か?未知か?まるで違うこの二つの世界をこの夏、一度に駆け抜ける。 

-----------------------------------------------------

と こんな魂胆からだが、今夏で覚えるべきことは何か? まずはそこから。 既に沢登りの経験のある方は別として… 計画の立案段階から 行程 人員 装備 食料 エスケープ 気象 地形に至るまで それらを一人で計画された方って 組織の主要メンバー以外ではそうザラには居ないはず。ここが重要。ましてや沢登りはド素人なので 許されるのは「自由な発想」のみ。逆にそれに期待もする。先週repertumさんから1回目の計画原案が送信されてきた。それを2、3日ビールを飲みながら眺め ニヤニヤする私がいた。

それにしても 初っ端から良く出来てる計画書とは言い難いw。「経験の差」という奴だが添削してお返ししたw 2弾目がまもなく送信されて来るだろう。どれほどの「発想力の飛躍」が2弾目に籠められているのか?楽しみだw 発想が豊かな人ほど柔軟に物事を捉えて突き進むし 何事にも対応できて 飽きが来ることはない。なんせ 自分から楽しいことを進んでしているわけだから。

きれいな碧さをもつ沢 ポッカリ森に空いた湿原 緑濃い針葉樹の森がある。7月まで雪が残るが、消えた途端に水芭蕉やワタスゲやキスゲやトキソウやヒメシャクナゲ 春と夏の花が一斉に咲き出す。。。その中に分け入ってみないことには 答えに触れることが出来ない。そこにはガイドブックにも書かれない「未知」の世界がある。少なくとも沢登りの魅力とは 未知の世界をグーンと現実に引き寄せてくれることにある。一度この山域に分け入ったら 夏になるたび、毎年通い詰めてしまうほど魅力的な山域になるはず。それほど自信を持ってオススメできる山域だ。


d0347140_10121296.jpg

by tabilogue2 | 2018-07-01 13:56 | 会津・越後 | Trackback | Comments(2)

d0347140_21590251.jpg


梅雨入り前の今日 今シーズン初の沢登りでした 足袋に冷たい水が浸透してきて ああ沢だなぁ。。。とw
 一年ぶりの感触なので 気持ちよかったぁ♫ 

今日はrepertumさんと二人だけ あれこれレクチャーしながら、16:30まで何度も挑んでいただきました。
熱が入り過ぎて下山は19時前(笑) 一人前にリードができるように突っ込んで講習&練習でした。

覚えが早いと云うか 岩や沢に対する臨み方が意欲的で、数段上位にあるようです
彼は予習をすでに済ませており 懸垂も何度かこなしている風です 飲み込みが早いのに驚き
右手を制動手にする狙いからでしょうね、スリング類はギアラックごと左体側にまとめて臨んでました 
基本ができてる証拠です この理由が解らない人はヒタスラ勉強してくださいw

クライミングの基本は「スタンス」 ホールドは細かくヌルっとして外傾、ガバはほとんどない
なのでスタンスを重視し、さらに2つ先、3つ先を読み切って進むようになれば余裕
不安定・不確実なホールドはバランスを保持する意味合い程度で済ませる 基本はスタンスです

今までの初心者と違って一日で覚えるのが早く課題もどんどん進むんで リード役させてみました
ノウハウ、セオリーの真髄を話せば、ちゃんと理解してくれたようで…「何故そうなのか?」まで
実践のレベルを数段上げることが出来ました さすがですね よほど予習なさってますね

これなら次回 葛根田川支流で実戦リードができそうです
お疲れになったとは思いますが、これに懲りずに「花の湿原」探索にでかけましょう 


d0347140_22020050.jpg


「二段の滝」はハーケンの初打ちをしてもらいました 二口の沢に有効なハーケンを打ち込みました
いい「位置」に打ち込めました、あの「位置」なら体が右に振られても左足に荷重が残るはず
バランスの良い「位置」、がっちり効いて最初のランニングビレイが採れ、 とっつきの一歩目が出やすかった
気持ちよかったかな? ハーケンの打ち込みってw 音が変化したのがわかったでしょうか?

上段の滝はクロモリのナイフブレードや波ハーケンの一枚刃では薄すぎてダメ。2枚重ね打ちでもダメ。
やっぱりここのクラックには クロモリの「アングルハーケン」がピッタシですね💡 

上下二段の滝も簡単なレクチャーを済ませ、インスペクション後にリードしてもらいました
ドキドキだったと思いますが?w これで最初の「厄」は払われたかな?(´艸`)
やっぱり滝はリードまで「完全自立」でやれないと面白くないですよね どんどんリードして貰いましょうw

 懸垂下降も フリクションノットでバックアップを取りながら懸垂すること(基本)を確認
鎌倉山のゲレンデではセルフビレイを採るだけで「確保」を終えてしまうパーティが多いようですが
下降中でもブレーキが掛けられるように「フリクションノットで補助する」のが 最近の自救力UPの流れです
下降中にスズメ蜂の攻撃にあって…手を放したりしたら? グランドフォール間違いなしですからね。

プルージック結びは テンションが掛かりすぎるとその真中から折れてしまう性質があり
メインロープが90度にキンクしてしまうことがあります 空中でそれが発生したらお手上げ状態です 
なのでクレムハイスト、マッシャー(オートブロック)で補助し懸垂下降するのが「今現在の流れ」です

その他事項として
懸垂下降時に2本のロープを繋ぐときは 「エイトノット」で繋ぐことに統一して臨みました
昔はフィッシャーマンズノットを用いたけど、、、この エイトノットでも外れるそうで、
スクウェアノットで連結する・・・のが「世界的な流れ」だそうです (追記します)
懸垂下降前に セルフビレイの視認 フリクションノットのセット 細挽きの整理 落石を起こさない配慮
2本のロープは常に「赤を引く」・・・など 事前に「約束事項」も確認しました





「懸垂降下」は自衛隊用語 
パラシュートは「降下」です
「懸垂下降」は沢用語です 
ここ間違えてませんか? 読者のマロさん(´艸`)


d0347140_22062505.jpg

ビレイの基本・・・常にフォロアーの動きが ”ロープを通して” 察知できるようにすること
フォロアーのロープテンションは弱めであっても 常に一定に掛けておくことが大事です

かといって、「釣り上げ」といってガンガン引き上げることは フォロアーの立場からすると 
スタンスも決まらないうちにドンドン引き上げられてしまう=「タマッたもんじゃない」ということに
 
フォロアーの技術レベルに合わせながらテンションをかけてあげる ことに留意しましょう
難しい壁は強めに 易しめの壁は弱めに テンションをかけてビレイするのもビレイヤーのワザ

今回 ビレイして貰いましたが 立ち位置とATC支点までの距離の問題もあって
ATCでのロープ引き上げがスムーズに行かず苦労してたようです

ATC支点をビレイヤー側に近づけた際には スムーズに引揚げができたので
「ATCにテンションがかかった状態」でビレイする立ち位置(支点との距離は短めに)に留意すること

右手でフォロワーの動きに合わせてロープを引き上げて・・・
ロープテンションが少し緩んだところで ATCのロープ通過がさせ易くなるはず・・・ 
即 左手で確保の手繰り寄せをする 右手と左手のリズムなどは「慣れ」です
 

下段の滝ではビレイ支点が取れないので 滝の淵で肩絡み確保をしてもらいました
ロープでの肩絡み確保に まず重要なことは、多めに摩擦抵抗を作る…という点
ロープを脇の下から通し 背中を這わせ 肩越しに確保すれば 手、脇の下、背中、肩、手…の順に
ロープの摩擦抵抗が発生するので 墜落の衝撃は幾分でも緩衝されるはずですね

それと 下段の滝に「残置ハーケン」が2本ありました 有り難く使わせて貰いました


d0347140_22111069.jpg


今回、ドキドキ初打ちです 打ち込んだのは…Black Diamondのアングルハーケン#4です
これが ガッチリと岩に食い込みました おみごと!
#4は大きいので 打ち込んでからもステップとして使えます 値段も大きいので「池ポチャ」禁止です(笑)
ハンマーもそれに合わせて ヘッドの重いものに変更して臨みました 正解でしたね 

沢用の軽量バイルじゃ アングルハーケンを打つには打ち戻されると云うか跳ね返されちゃいます
アングルハーケンがクラックに入り込む時に アングルのヒシャゲによる反発力が発生しますが
軽量バイルの場合 それに対して反発を抑え、さらに打ち込みきるのは困難だろうと予測できます
ヘッドが重く、力のモーメントが強まらないと、最初の一打でアングル#4は打ち込めません
理屈から言うとそんな感じかな

d0347140_22463471.jpg
Black Diamond社 アングルハーケン#3と#2です


d0347140_10423968.jpg

ヘツリは 「水際」を行くように! 
水中にも「棚がある」場合があるので 其の場合は簡単に進むことが出来ます
上に追い上げられた分 次は 降りなくちゃいけない (動線が上下してしまう)

 河原歩きも同様ですが 多少の遠回りであれば岩を迂回し、up&down を避けるように
岩に上がれば体力もいります 省力! 楽に! なるようなコース取りしてください

d0347140_23453876.jpg


裏磐司が見えます。新緑が気持ちいいいいいい・・・

d0347140_22105545.jpg
京渕沢の梯子滝です 水量が少なく、迫力が足りませんでした

d0347140_22121012.jpg

二口林道が工事立入禁止のため、北石橋経由で帰還しようと思いましたが それができず 
というか 道路工事の邪魔になるので「遠慮」しときました。。。

時間も余ったんで すべて訓練に費やしてしまいました 
お昼ごはんは「Mさんお手製ジャジャ麺」でした、その味噌は自家製肉味噌☆ 旨かったです
そしてスープがこれまた凝ってました まさに ”嫁入らず”ランチでしたわ(´艸`)

d0347140_16101727.jpg

僕の沢用ザックは30リットル。
50mロープ2kg、ギア3kg、救急、めし、水、バーナー、合羽、ツェルト、シュラフカバーなど、重さは12kgぐらい
泳ぎの入る沢には ゴアテックスのインナーバッグをザックに忍ばせ それに荷物を入れます

沢登りではザックのウェストベルトは外します。 ベルトを外す理由は・・・
淵に落ちた場合、背中のザックが浮き輪と化して頭を小突くので 頭をあげられず息継ぎができなくなります
なので、水中でザックが外せて浮輪のように胸に抱えて泳ぎに対応しやすくする必要があるから(ラッコ)です


おつかれさま~ 夏はやっぱり 沢だね~
次、葛根田川か麝香熊沢に行くよ~ お花見~♫…日帰りだけど(T_T)
吾妻大滝沢で「初級」講習会は卒業にしよ~ぅ


もう こちらから言うことはありません 基本はできています あとは実戦のみですね!
質問が有りましたなら送信ください 後ほどメールでお返しいたします



d0347140_22000232.jpg
19:00 けっこう遅くなりました  今日はおしまい(笑)

ブーリンノット episode 1


 

「沢登りブーム」の憂鬱

滝のクリアに夢中になってばかりで 基本的な沢の歩き方、高巻きや沢の狙い目、滝の弱点などを軽視するパターン
沢登りのカッコだけはイッチョマエなパターン、滝壺ドボーン?楽しさ追求だけのパターン
タクティクスを持たない、楽しさ追求だけの「沢登りブーム」に呆れます

近年の登山ブーム インドアクライミングブーム 沢登りブーム 冬山ハイキングブーム・・・なんでもブームw
メーカーやショップ 山岳雑誌やガイド誌 ツアー企画など 山を取り巻く環境/媒体に踊らされてばかり
「同調指向」の日本人 「同調圧力」に弱い日本人


「本質との乖離」はどんどんすすむ





by tabilogue2 | 2018-06-08 22:41 | 二口山塊 | Trackback | Comments(4)

沢登り初級講座 実践編

d0347140_05222028.jpg
5m+7mの二段滝で訓練した 

ハウツー教本では知りえない色々の「場面と登攀技術」があることを知ったことだろう。

--------------------------------------------

アウトドアの専門ショップ「仙台ゆうゆう館」のお客さんで、「沢登りを始めたい」という若者がいた。
まるで親子ほどの歳の差なのに…w 会津つながりで?私にお鉢が回ってきた(社長の思惑は理解しているがw)

先ず、「沢登り」の持ち物検査をした。ハーネス スリング各種 環付きビナ エイト環 メット 沢タビなど、、、
つづいて一昨日、手始めに…25000地形図に「水線」を書き入れてもらった。机上の学習はまずまず合格点だった。
この作業では これから登る山の尾根と沢の入込み具合を 地図という平面図上で理解してもらう為であるが、
きれいに 書き込めたなら… 沢筋が沈み、尾根筋が仄かに白く浮き上がって見えてくるはず。
コンターラインに潜む「未だ見ぬ滝」まで予測できれば「水線学」は卒業だ。登らずとも 山の楽しみ方は奥が深い。

次に 確保支点の取り方 2本のロ―プの繋ぎ方(エイトノット) 自己確保でブーリン結び・・・など
机上レッスンは社長に済ませてもらったが? 社長直々のレッスンをどこまで理解しているか?僕にはとんとわからない。
「マンツーマンレッスン=実地訓練」で確かめるというわけで、大雨の降る予報が出ていたにもかかわらず 
午前の好天に釣られ 二口(ふたくち)渓谷に出向いてきた。今日の訓練は京渕沢からの入渓である。


d0347140_09084489.jpg
老体に鞭打って ヤッてみせる。 懸垂下降のポイントは・・・
ロープに体重を預けること ((+_+))イタタタ
”ブレ―キ(制動)の手”を腰の横に位置させること 
斜面に対して足を90度に維持すること 

----------------------------------------

装備を身に着けて、、、初っ端から30mロープ懸垂で 京渕沢に降りてもらった。いちおう…度胸はあるみたい。
(余計な知識だが・・・懸垂「下降」は登攀用語で、懸垂「降下」は自衛隊用語だ。あしからず)

最初の出だしで ロ―プに体を預けることができれば 懸垂下降技術は早めに上達できるはず。。
注意点は… 制動手側に、ベルトに下げたスリング類が無いことを確認すること!(意外に注目されていない)。
下降途中で 下げたスリングや笛がエイト環やロープに絡まれば それこそ緊急停止する。
ロープが折れ曲がったりキンクしたり 「空中懸垂」でロックされたらナイフで切るしか無い。一大事ご注意あれ!

次の5m+7mの二段滝で問題が多発した。。。今日は水量が多く、轟音で言葉が伝わらない状況。
予測通りではあったが…、いきなりの実践だから「何故そうなるの?」という「ヒモ付け」ができないでいるらしい。

事前に説明したのだが 「ザック荷揚げ」を理解していなかったらしく?、二人分のザックを重ねて担ごうとしたw
荷揚げザックをロ―プに括り付けかたが不明だったりして(インクノットが早くて簡単)、だいぶ時間がかかった
登攀時に「膝」を使ったり ガバホ-ルドがなくヌメリまくる岩に ついぞ「メインロ―プを掴んで」登ろうとしたり。 

さすがに初心者だけあって?許せるうちは何でもOKだが、驚きの場面に出くわすばかり、コッチも焦りまくった。 
 ミスるであろう…と予測されたポイントは全問不正解。でもそれで良かった。解らないことが分かったのだから。
知ったかぶりは良くない 技術もないのにブログを埋める為に「沢歩き」する方もいるが 事故ればサヨナラだ。

動作とその理由とを一つ一つ自分で納得しながら進むので誠にじれったいのだが・・・そこは抑えて つきあわねばw 
彼がやれる方法に こっちが合わせることにした。そのうちベストな回答がでてくるだろう。


d0347140_18544806.jpg


基本的なことを云えば・・・「クライミング時に膝を使う」のはダメ! 足で立った分だけホールドが探しやすいからだが。
クライミング動作が「 two motion 」になってしまうし、初めから「足で立ち込む」ことを覚えなくなるし…。
「膝は使わない」を約束して貰うしかない。意外にこれが…曲者になるかな(笑)昔、山岳会の先輩方に厳しく注意されたことでもある。
ダメなものはダメ!何時になったらわかるっ?とコテンパンにやられたものだ… あのころ、自分は今の君のように必死だった。 

ロープを掴んでしまった件については…、基本的に岩登りは「ホールド」に頼るものではないことを覚悟しよう。
ガバッなホールドは「有るに越したことはない」が、登攀は先ず「スタンス」が重要であり、足で立つ!ことが基本。 
外傾ホールドもヌメる岩も「バランスの支え」程度の認識で済ます。基本は「スタンス」、足で岩場に立つこと。
フリークライムのようなジャンプして掴む「腕力頼み」のガバッは ナチュラルクライムに於いては…ラッキー。先ず、無い。

次に大事な「予見動作」に関しては 慣れてきさえすれば ゆくゆくできるようになる。心配無用だ。
それまでは「指示待ち」でも仕方がないけれど、「ビレイしながら次はどうするか?」を考えて待機すればいい。
いずれ いざとなれば パパっとできるまでに成長する… はず。先ず ビレイ中にカメラ撮影は禁止ねw


吾妻の大滝沢に向かうには あと3回は基本をやらないと駄目。体重もその頃までには落ちるだろうし。泳ぎもできなきゃ。
帰り道の雷雨にビクともせず、濡れネズミになっても楽しむ姿勢は立派、歩き通せる体力/話題の多さには恐れ入った。

あしたはショップに集まって「反省と対策」をしよう。 ”フォロー「ふりかえり」” をすることで理解が深まる。


次回、実践編2回目は・・・
次回、この二段滝を反対側の左岸壁から登ってみよう。ガバホールドがなく、外傾ホールドと外傾スタンスが君を待つw。
フリクションとバランスで左岸バンドに立つ。岩と自分との距離は僅か20センチしかない。膝をつくスペースなどまったくない。
ジワジワとフリクションを信じ バンドに立ち上がるしかない。重心移動、バランス感覚の適否がモロに出るところ。
この滝だけで「へつり・泳ぎ・コース取り」以外はほぼ訓練可能。懸垂下降、自己脱出だってこの左岸壁を使えば訓練できる。

●ビレイ
ビレイ/セルフビレイ/ランニングビレイのとり方 
ロープに対する立ち位置 ロ―プ捌き 笛合図(ザイルUP! 登ってよし! 登ります!)
 
ブーリン(ボーライン)で自己確保(身体にセット)・保持(立木に固定)
クローブヒッチ(インクノット、マストノット)で固定・・・セルフビレイ

●懸垂下降 
エイト環で懸垂下降 緊急STOP 仮固定/”保険”
イタリアンヒッチ(半マストノット)で流動/制動/懸垂下降
(ガルダーヒッチで流動/制動・・・知識だけで済ます?)

●自己脱出
 セルフレスキュー (フリクションノットによる2本のスリングで)

●登下降
 カラビナバックマン(バッチマン)で補助しながら登下降
プルージックで補助しながら登下降
フリクションノットで補助しながら登下降

--------------------------------------
●水の流れの弱点
コース取り 歩き方 へつり 泳ぎ 
徒渉の注意点 二人組/三人組での渡渉



d0347140_06363985.jpg
T 君は「小道具オタク」らしい。体格に不釣り合いな小道具があるようだ。
パプパプぅ♪とゴムを押し鳴らす、熊除け?おもちゃのラッパが 中でも気に入った(´艸`)
d0347140_05493868.jpg

覚えることがたくさんあって大変だろうけど 沢登りや岩稜クライミングは基本が大事と昔から言われている。
道具が変わっても 基本は変わらないので「予習/実践/復習」「plan do see」 で覚えこんでいこう。

今しか、今だからこそ…の基本技術。 今さら聞けない「ヘテラン」にだけはなってほしくない。。。





by tabilogue2 | 2017-08-25 05:39 | 二口山塊 | Trackback | Comments(0)


d0347140_18301074.jpg
帰路途中、裏磐司岩を眺め休憩する



今日は暑くもなく 時折の風に癒やされながら ”今年の沢登り”のスタートだった。山クラブKAMUROの皆さん(沢登り経験者8名、沢登り初体験2名)とで二口渓谷・大行沢に遊んできた。汗をかかなかった、でも冷汗ならたくさんかいたw

初心者体験コースとはいえ、大行沢の2km以上も続く巨岩帯をのっこして歩くというのは けして「初級者」のレベルではない、どちらかと言えばハード、お間違いのないように (´艸`) かつて初心者を連れだしたことが数度あったけど 皆さん一様に疲れを訴えていた。大行沢を遡行するというのは”中級/上級編”といっても差し支えないほど「体力」がものをいう。初心者にとって 大きな、とてつもなく大きな巨岩帯をのっこして、あるいは潜ったり、高巻いたりなどして歩くというのは あらゆる技術を各場面で駆使して2kmをこなさなくちゃならない、修練された技術の要る場面がそうとう頻繁に出ることを意味する。なので訓練の沢としては「総括的」であり 体力勝負の堂々の上級コースと私には思える。

いちおう 山クラブの「初心者の体験教室」という企画だったのだが。。。初体験の2名はおそらく思ったことだろう、「きつぅ…」って、たぶん3日間は筋肉痛だなw。まあでも ハーネスを身に着けた時点でいちおうの覚悟はされているように思っている。この大行沢で初心者向けの訓練というなら、途中の京渕沢から上流部だろうし、栗駒でいえば麝香熊沢、虎毛でいえば湯ノ又沢になるだろう。 しかも花の季節なら 麝香熊沢には終盤お花畑が待っている、お薦めの沢登りになるだろう。

d0347140_20465253.jpg
ベルト折り返し基本ですぅ



今日は…真っすぐ立って歩くという当たり前のことが思うようにできず、それが故で2度もコケた。体が硬い? おそらく…視覚障害から来るのだろうけれど 河原歩きでのバランスが悪い 三半規管も悪化か? ましてや油断もあった。装備後、フェルトを充分に濡らさずに砂地を歩き、石を跨いだ。滑るのは当然の帰結。岩場のバランス感覚は今日「できた」という感じ。視野の狭さをカバーしようと無意識に右手を突く癖もわかった。

そもそも「隻眼」で沢を歩くってのは かなりのハンディキャップであることに違いないわけだが。去年よりさらに追い打ちで、「老い」があらゆる点で躰に現れるということ。 沢シーズンの始まりで既に「無理」という文字がちらつくw、弱音を吐きたい気持ちになるけど、医者の世話にならぬように「生きる」を頑張らなくちゃ( `ー´)ノガンバル 

眼球動脈閉塞症で右眼を失明し何をするにも隻眼に泣いた。失われた視野に慣れるまで、右側方の視野の補助を相方にお願いしたりもした。一番町を歩くにも右後方からの追い抜きにぶつかることがあった。今は…、人の気配が解るほどになってるけどね。失明し、寝たきりになり、介護を受け、それまでして生き長らえたいとは思わないが 最悪、「生き抜く精神力」が先にやられちまうのかと覚悟だけはしている。それまで 山に登り続けるんだろう、おそらくね。

ふつうにキャッチボールさえもできなくなった。正面からのボールがまるで掴めない。距離感がつかめず、、、沢で跳ねて飛ぶこと自体が脳裏でパッと計算できずに居る。転石を飛び跳ねる際、ショートしないよう余計多めにジャンプしてしまう。飛び過ぎて「おっとっと」だ(´;ω;`) 枝を掴み損ねたり 岩に伸ばした脚が届かなかったり 眼から来るフラツキまである。 高低差・段差は今まで数十年の経験でなんとか補い登ってる感じ。自分でも訝るほど不慣れなギコチナサだ。

なので今日、カメラはザックに仕舞いっぱなしだった。まあ、なんとか、、、課題がクリアできたのは…もっけの幸い、良しとするかなw それはともかく ビール飲んで 風呂に入って 筋肉をほぐそう といっても 青タン 赤タン ヒリヒリだろうよ、 ひえ~!

d0347140_19090936.jpg
イイ男だね♪ Sさん


次回25日、山クラブでは広谷川・蝉ヶ平からの「御神楽岳」と西会津安座の「龍ヶ岳」の計画になった。どちらも岩山だ。「仙台ゆうゆう館ツアー」で「九才坂峠-目指岳-龍ヶ岳」が2012年に組まれたっけなぁ。そっちはともかく、まずは御神楽岳・・・、車がない身にとって「栄太郎新道」に連れてって戴けるというのは好機。ありがたくお願いした。40代当時に遊んだ日尊の倉、狢ヶ森、雲河曽根から中ノ又まで越後山脈の藪尾根をこの眼、脳裏に焼き付けたい。御神楽稜線から水晶尾根、御神楽槍、山伏尾根、山伏ドーム、湯沢本谷、各スラブ壁、雪崩で磨かれた異次元の”大伽藍”を眺め下したい。

●トラさんのブログ ”ソロで生きる” 御神楽岳 リンク張っておきます

昨年、雨で流れたこの計画、今年もリトライだ。そろそろ梅雨入りだが、晴れるといいなぁ御神楽岳。皆さんに迷惑をかけずに楽しみたい。雨が降ったとしても、室谷登山口からの往復にすれば24年ぶり、8度目の稜線に立てる。諦めかけていたので素直に嬉しい。70歳前に再見、登れる、しかも横断っだなんて・・・、「山クラブ」のお陰だと思う( `ー´)ノガンバル 同じ山に8度も登っても…いや何度登っても、新鮮な山だと自分は思っている。厭きることがない。

d0347140_18443443.jpg
裏磐司岩を眺める ”夏子” (´艸`)
d0347140_19050473.jpg
終了点に到着 今日のコースを地図で確認する
d0347140_10153832.jpg
ナメの始まり
d0347140_18325529.jpg
巨岩帯をのっこした者へのご褒美… 「天国のなめ」
d0347140_18460396.jpg
かしましく咲くのも中にはあるが・・・フタリシズカ
d0347140_20365037.jpg
アマドコロ?

余計なことだが・・・
じつは私の場合、夏道の段差はストックでその深さを計っている。「白い杖」代わりにストックを携行している。なので、下山中の段差は気にならない。問題なのは木道や直に地面をストックで突く際、ゴムキャップの所為でストックがツルっと滑る場合があること。なので一律にゴムキャップ着用を強要するのは善くないというのが持論だ。
隻眼となって障害者の立場を理解したのだが 尾瀬で「ゴムキャップ無し」を咎められるのも面倒、かといって「白い杖を突いて歩けば?」というのも「差別」的感覚だと思うし… 自然保護の名のもとに「画一的に」ゴムキャップをつけることが即「善行」と言えないのはそんな理由からだ。
木道で挨拶を交わす人の中には眼の悪い人も・耳の悪い人もいて普通に尾瀬の自然を楽しんでいる。木道を削ってしまうから、植生を荒らすから、土を崩してしまうから、、、と「偽善者?」たちが一律に「善行」を重ねるが、マイノリティである視覚障害者にとってはその「善行」がキツイ一言に変わることもある。
ゴムキャップを付けない人たちの中には 身を守るために『意図して装着しない』人たちも居る ということを忘れないでいてほしい。






by tabilogue2 | 2017-06-11 18:51 | 二口山塊 | Trackback | Comments(3)

d0347140_19571820.jpg
PENTAX Q 01 STANDARD PRIME
箕輪山頂から紅葉の鉄山北斜面を臨む 
左から鉄山、避難小屋、奥に 籠山、小さく矢筈森、尖った安達太良山、船明神の断崖 
仏沢は鉄山小屋に導かれる2本のうち、左の沢筋



長期予報じゃ雨の線が強かったのに、3日前から急に好天予報に切り替わった
お陰様で暑い一日となったが 行楽日和りを楽しんできた

昨夜 イヤなことがあった・・・”積木くずし”の論理に一夜で真逆に。。。
何を信じたら・・・、わからなくなってしまった

今日、少しは そんな鬱陶しい気分が紛れればいい と期待したが
心の問題だから やはりそれは別物で、、、今後も引きずるんじゃないだろうか


d0347140_19573268.jpg
手前の笹平からグゥーっと紅葉の広がる鉄山の北斜面、 鉄山小屋がアクセント



今回は 安達太良連峰の盟主 箕輪山に登ってきた
といっても沢から登ったのだが 長い斜爆のある仏沢から鉄山を目指した


箕輪といえば、、、思い出すのは「箕輪会」、安積女子高山岳部OGたちのクラブだ
郡山勤務時代、35年前に知りあった笹川慶子さんがそのメンバーであり、理知溢れる方だった
「南会津山の会」のメンバーでもあったが 惜しいことに 若くしてこの世を去ってしまった
 
あの頃は・・・ 皆、輝いていたし 心底 愉しかった


今日は「山クラブ KAMURO」の皆さんの御好意で、未入会者であるにもかかわらず、ご一緒することができた
30年ほど昔、一度登っている沢、昔の記録では中段(c1250)から斜瀑のオンパレで
滝マークが斜瀑の上部に1つだけ記載されていた、ナメでもない、スラブでもない、単に斜瀑の沢
全国に名が知れたとはいえ、この程度で「美溪」とはお世辞にも言えない(と思うのは私だけか?)
前回は残雪の頃、今回は紅葉の時期 それだけでも印象は変わるものだなぁ



d0347140_14450682.jpg

僧悟台分岐から 箕輪山の景色



沢上部 藪突入直前、この沢唯一の4mサザレ滝が 意外に立って見えた(笑)
トップのAさんが左で詰まったので 巻いて「お助け」を出そうとしたけど 
既に草鞋足のSさんが右から用を済ませていた 流石に10歳若手は速い( `ー´)ノ オマエガオソスギルノ

昔は簡単に登れたはず・・・と、過去の記録(32年前)を引っ張り出した
やはり案の定 右から上がっていた 今回は2名が軽く「お助けヒモ」

以前は沢タビだったが 今年春、渓流シューズになってからは滑りまくっていた
フェルト底が厚いので、ゴーロには向くが 微妙な立ち込みを必要とする滝には不向きだ

30年前と変わらなかったのは・・・斜爆と藪漕ぎ どちらも長かったこと
変わったのは・・・技量と体力の低下だ、バランスの悪さは老化か (´;ω;`)

そういや昔は面倒な滝はどんどん巻いた 秋の沢登りはスピードが大事だった
この沢のようにガチャ類は使わなかった エイト環は熊避けの鈴代わり



d0347140_19572249.jpg
箕輪山頂 磐梯山を臨む



今日の最大の伏兵は 粘土質のドロンコツルンコ下山道だった
たてつづけに4回も滑って 仰向けで万歳してしまった
年甲斐もなく、そうとう頑張りすぎたようだ(´艸`)



d0347140_16140279.jpg
藪に突入し、時々現れる青空天井の空間で 休憩とオニギリタイム




山が浅いせいか?エンジン音が風に乗って斜面を登ってくる
渓相に変化がなく長いゴーロ、急に斜瀑になり、抜けには長い藪漕ぎが待つ、、、変哲のない沢
「沢納め」に選ばれたわけだが、そんな沢に比べたら今日のパーティは楽しかった! 最高だ!
何といっても 同世代とご一緒できたことに、万事は尽きる! 
「良き山 良き友 良き道具」・・・っと昔からよく言ったもんだった

沢話、山話は勿論、世事、「海外派兵」に拍手がおきた異常な国会、格差社会と教育の不平等、野球の話w
各種各層の話題が下山中にもボンボンでてくる。中高年らしく「何事にも筋を持った」紳士なパーティだ

お互い山歴30年を超え、山そのものが解っている「暗黙の前提、安心感」からくるのだろう
経験を同等に積んだ同世代のAさんと 話題豊富な10歳下のSさん、互いのベースが確認できた
沢登りよりも嬉しい、今後は楽しく発展しそうな人間関係の始まり、、、その発見だった


今までのソロ山行には 楽しさの限界めいたものがあったので
ここ数年 どこか「中高年の」山の会に入るかどうか? 夏道歩きをしながら考え迷っていた
 夏道を歩かないYMCAと二足の草鞋を履くことになるが、そろそろ結論を出そうか? 今日は参考になった


d0347140_11205017.jpg


d0347140_19574552.jpg
ゴーロが長く単調でイヤになってきたが この斜瀑からは普通に沢を楽しめた 滝は4mサザレ滝のみ


入渓7:50-斜爆9:15-CS9:55-さざれ滝10:15-2条10:45-なめ終11:00-昼飯11:30-鉄山小屋13:20


d0347140_14505121.jpg

なんとなく「火星」っぽい? 「夕陽のガンマン」っぽい? 箕輪山頂








by tabilogue2 | 2016-10-02 20:17 | 磐梯・安達太良 | Trackback | Comments(7)


過去に2度も (旧)ブログで紹介していましたが 
最近また この記事のアクセスが増えているので
(旧)ブログから(新)ブログへ 記事の張替えをしておきます


--------------------------------------------


仙台市の秋保♨、「二口(ふたくち)渓谷」のあまり知られていない「沢と滝」を紹介する。

二口渓谷といえば 全国的に有名になった「天国のナメ」で知られる大行沢(おおなめさわ)がある。
じつは 二口渓谷には明暗両極があって、明るい大行沢に対峙するのが ここで紹介する磐司沢である。
表磐司岩(ばんじいわ)の東磐司と西磐司とが交差する奥にそれは流れ、岩が削られ自然の造形美を成している。

二口随一と言えるほど「暗い」「地の底から天空を見上げる」溝を掘ったような垂直壁が3kmも聳え立つ。
磐司岩の奥深くにある滝群こそ この渓谷の一方の主役でもある。暗いゆえ 脚光は浴びにくいのだが・・・w

所属していた山岳会は仙台YMCA山岳会。会員はこの二口渓谷の何れかの沢を歩き、毎年登っているが、奥が深い。
二口渓谷あってこその山岳集団だった我々は この凝灰岩・集灰岩に揉まれ鍛えられて育ったようなもの。
ガバがなく、ホールド・スタンスとも細かさ、微妙さ。フリクションで岩に立ちこみ、バランスの技巧に興奮する。





d0237340_23291540.jpg

F3・・・ ホールドが細かく 指先&つま先で登っていくのだが 5mでさえも難渋したっ



昔撮ったフィルムを EPSONスキャナで読み取って再生作業をしている最中で 今は眠いぞw 過去のアルバムを整理していたら、見事な滝の写真があったので 急遽 紹介する。 撮影者は不明。コントラストの烈しいところで露出がついて行ってないが・・・。

当会では3パーティ10名程度が過去にこの沢の全滝をクリアしている。昔、日本独自のアルピニズムは岩壁と剣谷の初登記録が何にもまして優先された時代に発展した。日本独自の「ジャルパイン」は渓谷登攀により開拓され、記録は貴重で、谷川岳の岩壁や渓谷も未踏であればあるほど価値のあった初登競争時代にあった。

この写真は、初登攀の価値などカビが生えるようになったバブル崩壊後のころの写真。初登攀記録が「岳人」に載ったとか どうのこうのという論議など「無価値の時代」に好んで挑んだ記録である。たとえば 最後の滝はコンクリート釘の連打とアブミ登攀で切り抜けるらしい・・・と書けば、メラメラと闘志の湧く”古いタイプ”の会員も 井の中には存在するということである。

場所は二口渓谷の表磐司と西磐司が交差する磐司沢。姉滝の上あたりが入渓地点になる。凝灰岩でできた磐司岩を水勢が削りとった深い谷、南北石橋などよりも非常に異様な世界だ。印象的には・・・まるで我々が地底の住人になったかのようで、地の底から天上へと長くうねる様に昇り上がった巨大な溝の、その溝の底から遥か100m上の地上を仰ぐ異様さとでも言おうか。その溝が岩の間を幅平均5mほど 高さ100mほどでずうっとうねりながら最深部まで続いている。


d0237340_23592366.jpg
↑ 二口 磐司沢 F1


磐司沢 3度目の試登フィルムである。インスペクションも3回目となると 滝ごとに課題は決まってくる。このとりつきを繊細なフリクションと微妙なバランスとで4mほど上がれたら、クリアできたも同じ。果たして、地の底から溝を拝めるかどうか?、バランスが不全であると磨きこまれた岩に立ち込めない。 それどころか 磨きこまれた岩にいとも簡単に落とされてしまう。 F1こそが 今日の試登の可否を判ずる分かれ目となる。 雨合羽を着る前、念入りにF1のインスペクションをする。


d0237340_23563290.jpg
いよいよ、F1登攀 細かいホールドにスタンス。渓流足袋のフリクションを信用しないと落ちる。


登攀はF4までなら 写真の梅雨時以外に数回?試登している。滝はホールド、スタンス共に細かく バランスとフリクションで登ることを強要される。

時に一枚目の写真、F3の抜けはオットセイが這って歩くような格好で下半身を引揚げないとクリアできない。この時は残置が1本あったが 私をショルダーにて上がり リードの引地さんはだいぶ苦労して越えていったのを覚えている。落ちれば滝壺が待ち受ける。 F3は比較的に簡単にクリアできた。

ここで太陽が射込み 冷えた体を温めた憶えがある。F1からF4までは細かなホールドで、チョックストンに背中を充て足のツッパリと微妙な立ち込みとおまけにシャワーとで とても難しい印象しかない。

d0237340_2255257.jpg
さらにF3をインスペクションする。


F5の20m写真もあとで貼り付けようと思うが 樋状の滑滝で登れそうもないほど。F6の40mは記録によれば、コンクリート釘の連打でスリングをタイラップで掛け アブミ登攀で抜けるらしい。墜落という二文字と常に背中合わせだ。

この磐司岩の基部となるF1(15m)、F2(6m)、F3、F4(各5m)までなら何とか私でもいけたが その上 F5(20m)F6(40m磐司大滝)は あと数度も通いつめ試登を繰り返さないと この深い「地底沢」は完登できないと思う。当然ながら自分は そこまでストイックになれないし・・・無理w

普段は磐司岩の表磐司・裏磐司とも大分離れた位置から撮影するものだけど・・・上手く撮ったとしても朝陽と夕陽という斜光線で岩肌を望遠で撮るだけ。実際にその西磐司と東磐司との出会う懐に入ってみると このように深く掘られた谷になっていて 一部はケービングのように暗くて 逆に明るい滝はほとんどチョックストンが落ち口に埋まっていたりする。


最初のF1(15m)が難しいと思っていたが 実際にはF2(6m)が難しいという感想を持った。というか F2は辛かったという方が正解かもしれない。

F3もシャワーだし、ショルダーだし、頭から水の流れがバシャバシャかかりっぱなし。ナッツが決まるまで、首から侵入した冷水にブルブル震えだすほどだった。そこはまさに地の底にある滝で 地底から見上げる空がかなり眩しかったことを覚えている。まあそれでも F3 (5m)を越えてF4(5m)、磐司大滝直下にでてF5(20m)となる。F6磐司大滝の最上段をこの目で見た時には とても興奮したことを覚えている。

d0237340_22512486.jpg
F2 をインスペ久ションする。この滝はショルダーであがる。


あらためて 記録の大事さに今更ながらに焦っている。この時は写真を撮って眺めただけで終わった。下部の3つの滝をフリクションだけで越えるのでさえ半日が過ぎてしまうのだ。とにかく磐司岩の溝の高さ(深さ)に圧倒されまくり。

それと 溝から見た葉っぱの緑が透過光で綺麗だったことを写真はことさらに思い出させてくれる。この時で3度目の盤司沢となるが、回を追うごとに滝登りもスムーズになっていくのが経過タイムでもわかるようになる。完登までには5、6回 時間をかけないとダメだろ。



d0237340_23344888.jpg

二口林道から表磐司を眺めた時に、 東磐司岩壁と西磐司岩壁の接合点が見えると思うのだけれども・・・逆に、接合点側から林道方面を眺めると、 細い隙間から見下ろす格好になる。

写真に向かって左岩壁が東磐司、同様に向かって右岩壁が西磐司となる。写真の下部に、雨が降ってるような何本もの筋が薄ぼんやりと見えるかもしれないが、これは滝の飛沫などではなく、硬い岩肌に伸ばした植物たちの根っこである。
d0237340_23532711.jpg
岩に登ってニヤリと笑っているのが赤ヘル幡野。

d0237340_23101481.jpg

当時の記録を読み返すと・・・、様々なことが思い出される。何度も通っているのに、二俣ポイントを間違えるという珍事があった。手前の二俣を左に入ってしまうというミステイクをした(笑) 左俣は磐司岩基部まで ずうっと滑滝。ウォータースライダーのようだった。






↑ 当ブログ初公開 磐司沢F6 磐司大滝 40m


磐司大滝最上段の落口が見えた。F4から撮影した貴重な写真。この時、途中に茂みがあることを知った。ということは あそこまでは登れるという実感が湧いた。この数年後、脈略もなく突如?コンクリート釘の連打で登攀した同期もいたが何ら不思議なことでもなかった。これより大きな目標に向け、己が力を試したかったのだろう。この滝の上が 皆さんおなじみの冬季尾根、既知の磐司尾根だ。

F4、 無性に小さい斜瀑。
これをみて、F5の20m滝までなら行けると思うだろうが F1のクリアが厳然とあることをお忘れなく。












by tabilogue2 | 2016-06-24 11:33 | 二口山塊 | Trackback | Comments(3)

d0347140_09323829.jpg

外傾しヌメッてる岩に ハーケンを打って 手掛かりとする




誰かの錆びたあのイノセンス 木漏れ日に揺れている
生まれた街の片隅に 遠い日の忘れ物♪

愛しい永遠の日々忘れない Glorydays 輝いている

不器用な日々と夢の轍 抱きしめる あぁ 温もり消えぬ間に
憧れていたあの雲を Glorydays 追いかけていく♪
                         *GLAY / グロリアス link
と 詩(グロリアス)を詠んだのは
20年前、函館で産声を上げた「GLAY」TAKUROでした

青春時代まで過ごした函館 そこで見ていた情景そのもの
TAKUROは そう語っていました



d0347140_18482270.jpg


同じ20年ほど前・・・当時 僕は新入会員8名のお守役(企画)だった

大行沢やカケス沢、二口本流にかかる鳴虫沢、三方倉沢、糸滝沢、小松倉沢など
ここ二口渓谷での訓練山行は「一連の展開」で沢の基本技術はほぼ会得できる位置づけで 
個人別に合否を判断しながら訓練する沢の選択をする 教育担当が半年間分を練り上げた

大行沢(オオナメサワ)は かつて描き続けた「沢登り」の原形のようで、困難もあるが
それだけに毎年 6月の沢登りのシーズンインはこの大行沢を登っていた
TAKUROが見ていたという「情景の揺籃」と同じ想いが この沢にはある


「遠い日の忘れ物」
つい先日、後輩から誘われ グラリと浮わついた

それほどの郷愁とイノセンスの詰まった、心に伏せたはずの小箱を開けた
かび臭かったが でも正直、沢への誘いは嬉しかったなぁ(´艸`)

しかし 山行の日が近づくにつれ 不安も加わってゆく
そして今日、跳べるはずの岩も渕も すべからく躊躇する現実をみた
掴めるはずの小枝も 掴みそこねてしまう自分がいた

登山再開から5年、左右視力のバラつきがこれほどとは・・・
測れぬ距離感に苛立つ、輝いていた日々とのギャップが追い討ちする
「ギャップ」、そう、、、視力障害って既に 覚悟はしていたものだった

昔日の「できていた」自分との戦いが 再び 始まったのだ 
5年前に、山を再開した時と同じように、、、またギャップが生まれた
人生二度目の 「過去」と「現在」のせめぎ合いだ

だけど・・・
視覚やバランスが悪いながらも 昔たっぷり遊んできた溪じゃないか 
渓相は変わっても  まずは、 俺たちの大行沢のはず・・・
そう考えなおして 二言、三言 渓と話し合いながら進めば
岩も滝も渕も熟せてくる どうにかこうにか跳べるようになる

「天国のナメ」に至るまで 凝灰岩、集塊岩の巨岩帯が約2kmつづき 容赦ない
その巨岩帯をやり過せたし 滝を登る感覚が蘇ったし カケス沢まで進めたし
お助けで引き揚げられたりもしたが・・・、今日の自信としよう

 
あの日から20年、、、両君はちょうど45歳
沢登りの基本を彼らに教えていたあの日の僕と 今や同じ年齢になった 会の中堅だ
人への気遣いができる齢になった・・・わけだなぁ(´艸`)
ありがとう 楽しかったぁ 二人には感謝したい

「出羽丘陵3ケタ遡行同人」は このメンバーで行こうと思う 
20年前に遊んだ弁慶山 中野俣峡谷へいこう! 泳ぎまくろう!


d0347140_18542983.jpg
今日は日帰りなので殺生はしない 全て
リリースだ


d0347140_14034772.jpg




d0347140_18570526.jpg



d0347140_04503296.jpg
渓相は 20年かけて だいぶ変貌したようだ



d0347140_18501145.jpg
”天国のナメ”は ここからはじまる・・・



d0347140_18522268.jpg

彼ら二人は東北大学の同期生 息もぴったりだ 
今じゃ 女子高の教諭だって、、、人生 面白いものだ(笑)

東北大ワンダーフォーゲルといえば・・・
チャウ アキヤマ シゲオ ケンタは元気でやってるだろうか 



d0347140_04511511.jpg


今回購入したウェアだが、泳ぎや釜の遡行では非常に優れものだった
浦島太郎の気分

まず肌着だが メッシュで体にピタッとしながら サラサラしていた
その上にPP繊維の長袖上着、ピタッと体に密着させ空気を含ませないで着る

肌と着物とを密着させることで 水が浸入しにくい状態になる
それに水を弾く撥水繊維なので 吸水せず 水切れがいい お薦め!

メーカーは日本製の (株)finetrack 
上着 フラッドラッシュ ジップネック (ポリエステル94% ポリウレタン6%)
下着 スキンメッシュ DRY LAYER(ポリエステル94% ポリウレタン6%)
パンツ ストームゴージュアルパインパンツ (ナイロン100%)

d0347140_12254520.jpg
PENTAX Q 01 STANDARD PRIME
















by tabilogue2 | 2016-05-29 19:16 | 二口山塊 | Trackback | Comments(2)