人気ブログランキング |

d0347140_18543601.jpg

「続石」






「トオヌップ」・・・ アイヌ語で「湖のある地」

岩手県盛岡の言語学者・金田一京助 その彼にして・・・
「自分がひとり 未開人の世界へ後もどりして、蒙昧な低俗文化の中に 
いつまでも いつまでも さまよって暮らすのかと さびしさがこみあげる」
と述懐させるほどアイヌ語研究に勤しむ生活に悩んだようだ 

そのわけは 学窓の士たちが 高尚な西洋・東洋哲学にて志を立てているのに 
自分はただアイヌの生活言語研究に明け暮れている ああ嘆かわしい 
と 金田一さんは悲嘆したのである 信じられない話だが



新潟から関東以北の全ての地名や事象を「アイヌ語」で理解しようとすれば 
すべての地名や事象が 其の間尺に収まるわけではない
ただ、「遠野はトオヌップというアイヌ語から出た」と解釈すれば 
世のほとんどの論壇が それで落ち着きを見せるらしい

その向きは一種の「金田一京助」流の解釈に光明を得た方が多いようだ
その方々は 東北の山名地名などをアイヌ語の意味を宛てがって理解しようとなさるようだ




d0347140_20431844.jpg





神 神楽 獅子舞 鹿踊り 信仰心 高原地形 鉄鉱石 民話 座敷童 幽霊譚・・・
外界との拒絶感?と言えば言いすぎだが 外界と暮らしとが日常で交わらない空気が遠野にはある
 
歴史は動いているのに ここだけ時計が停まったような そんなイメージ
それが遠野に伝わる「マヨヒガ」と総称される文化であり 遠野人の血にはそれが流れている

遠野は れば知るほど、さらに知りたくなる土地柄 知りたいものにとって時間が足りないと感ずる町だ
時間が足りずにいると それとの競争で いっそここに住んでみたくなるらしいw
遠野に住み着いた写真家もいるほど だから・・・そう言い切れる 



金田一京助は「遠野物語」の骨格をもたらした佐々木喜善を”日本のグリム”と称えた
また柳田国男は「遠野物語」を次の語り口から筆を起こしている
「この話はすべて遠野の人、佐々木鏡石君より聞きたり 思うに遠野郷には比類の物語猶数百件あるならん」と
柳田国男は佐々木喜善と出会わなければ「遠野物語」は書くこともなかった 偶然且つ運命の出会いだったと言っている
その証に明治43年「遠野物語」の完成を見た時に 柳田は初版本第一号を喜善に贈っている

また佐々木喜善を知ったことで 柳田国男や石川啄木、水野葉州、宮沢賢治、金田一京助らとの関係性を知り 
遠野物語の背景や 遠野の土俗・土風・気風について あれこれ長い時間、思いを巡らしえた 
まあ「考える民」として これ以上の幸せはないのだろうw 

ちなみに水野葉州こそ 柳田国男に佐々木喜善を紹介した人物である 運命の人だ。





d0347140_19042016.jpg





アイヌ語の「湖のある地」という意味から 逆に遠野の地を観ると・・・
盆地でもあり、四方から流れこんで水が集められる・・・という意味で
アイヌ語的な解釈が合っていそうな気もするが?

地質学的に疑問の余地があるのに、「決めつける」のは宜しくないかも
「トオヌップ」を遠野と結びつけ 観光用に囃せば?しっぺ返しが怖い

宮城においても、町が「古代遺跡発見」と大々的に町興しに利した件があったが 
それが 一考古学者の個人的利益のために創られた偽りの遺跡だったと
事件になり(座散乱木遺跡事件)町も県も手痛い過去を持ったではなかったか?
 
商魂は歴史を悪戯に作り 事実を曲げてしまうことがある
トオヌップの語源と遠野の町とを直に結ぶのは 根拠を強かに持った後でもいいのでは?





d0347140_19045983.jpg




気になることがあって言うのだが 「古代万葉 浪漫の遠野」を模索するなら・・・




北の貞任山、南の貞任山、、、
二つの貞任山が示すように「安倍一族」はいくつもの牧場を持っていた
その一つが遠野であった 
近世、南部藩の城があった鍋倉山には南部藩の「番屋」があったという 

この地は「馬の放牧」に適していた 
標高340mの鍋倉山からは四周の牧場の状況が見てとれる

 遠野の北部に「附馬牛」という地があるがこの辺りが番屋と同じ標高となる 
これ以南は鍋倉山から見渡せる 
遠野の東部「六角牛」の方なら 青笹町まで見渡せる・・・

日高見の世から 民俗文化が土俗・気風となって今に残る 豊かな地 遠野。。。


”高原に出向いてごらん 
万葉の風をうけ、古代浪漫に思いを馳せる君に・・・なる”

  

このような切り口、「歴史」という具体的事実から
現代人の心に芽生える浪漫心を紡ぎださせる手法が ”遠野らしいアプローチ” 
といってもいいのではなかろうか?
 




d0347140_19072977.jpg




桜はまだ 北上辺りでその花開く勢いをとどめていた 
その間 観光客が居ないのを良いことに昨年と同様、いにしえの地を一巡りしてきた

もっとも観光客ではなく、「天平の甍」に興味を持つものとしての旅だから
巡る史跡仏閣は観光ルートから外れるものがほとんどであったが

そんな変わり者が一人駅舎に佇んだからと 誰かが咎めるような土地柄ではない
ありきたりの観光地を巡らずとも 旅人として遠野の絵に溶け込むことを遠野人は許すだろう 

また 次回も行きたい 

座敷童が年に一度集まるという附馬牛の早池峰神社例大祭に夜な夜な出かけて 
舞神楽の奉納を見ながら・・・
社のそちらこちらで ひとり増えたり、ひとり姿が消えたりする座敷童たちと
遊んでみたい そう願ってもいる 

ボケた頭は 童たち恰好の遊び相手になるぞ (笑)

















by tabilogue2 | 2019-04-22 09:58 | 花巻 遠野 岩手 | Trackback | Comments(0)

d0347140_11595982.jpg



朝が早い…、、、「撮影には良いこと尽くめ」のように 写真の本には書かれてますけど
SIGMAカメラにとっては 朝間、日暮どきの暗さは 無理が効かない場合が多いんです。

男沼はとくに谷あいなので 早朝の光が差し込まないで 昼過ぎまで陰っているところ 
しかも 日向となっている対岸はガラリ趣が違って 明るい沼辺となっており 
両岸の対象的な陰陽の極端さに 素人には さらに難儀するところです。

葉の裏を透かすにも 透過光そのものが 朝は…ナイ
ひらきなおって 明るい対岸を背景にして 近景をシルエットで写す・・・逆転の発想?
ハイキーのように?感度を持ち上げ、その結果、彩度を無視することにしました。

でも 男沼の特徴がよく出ている… と ジモティは密かに一人ほくそ笑むわけで(´艸`)

SIGMA DP2 の特異なクセを理解せずには ちょっとやそっとじゃ絵にもならない
そこを あんだんて♪(andanteeno)さんは このクセの強いカメラを
よくぞ使いこなして居られるもんだ と感心します。。。 すごいなあ。
SIGMAは会津磐梯町に工場がある、応援したい。使いこなせずとも 弄くり倒そう!

ちなみに Leicaカメラ写真家:清家先生のSIGMA写真サンプル集に 心が震え 圧倒され
SIGMAを購入したもの。そうだ!思い起こそう セチュエイションの問題だ(´艸`)


●清家先生のブログ「 b - r o a d 」リンク先です。


d0347140_10423749.jpg

午前中、男沼の半分は…すべて日陰の畔、土手斜面。
明るい対岸や 眩しい水面を背景にして、近景をシルエットで浮かす手口だけど… 
邪道かもしれませんが、思いついたままに現場合わせでやってみました。

感度は1.7から2.0にセット。中には3.0もあった、いわゆる「ハイキー」ってヤツね?


d0347140_14473827.jpg





d0347140_19025167.jpg





d0347140_19182174.jpg




d0347140_14430162.jpg




d0347140_13485756.jpg












d0347140_14013149.gif













d0347140_14492487.jpg
ほぼ一日 陽があたるのは… 入口に近いこの岸辺だけ
SIGMAらしい精細な描写も、渋い写りも 
ココならば 順光でそれが撮れます。





by tabilogue2 | 2017-11-09 13:43 | 吾妻連峰 | Trackback | Comments(2)

d0347140_15353653.jpg
SIGMA DP2 Merrill




だいぶ ゆっくりしたので そろそろ・・・

2016年の活動をば 開始しますかね

ここのところ 毎日降ってるようだし

スキー場もブッシュが隠れ始めた感じだし

温かだったせいで、遅れていたけど・・・

年末までのモナカ雪も これで解消できただろう

とりあえず

仙山線通勤電車登山 再開・・・てか(笑)

今年初なんで、忘れ物に注意ですね!






d0347140_15435220.jpg


d0347140_10544427.jpg



このカメラ 隅々までクッキリ っていうか
4600万画素って・・・
 PCでモニターしてる場合じゃないね(笑)


d0347140_15302202.jpg








by tabilogue2 | 2016-01-26 15:40 | アラカルト | Trackback | Comments(0)

d0347140_17010210.jpg



いつもご覧いただきありがとうございます。
前のサイトが 画像容量一杯になってきたので・・・

あらためて「tabi & photo-logue 2」として 
2016年からスタートさせます。

内容は「日常の写真」と「山の記録」のブログになります。 

過去半世紀の記憶をウェブ媒体に遺そうという試みです。
昔話に尽きるかとは思いますが よろしくお願いします。
かつての記録を追いながら 書き込んでいるので
違和感もありましょうけれど ご勘弁くださいね(笑)

そうはいっても
自分の過去ログなので 開き直って書きますけど。。。
ブロガーには書けない部分?とでもいうのかな 
山の裏事情など(老人でないと書けない部分)も
まじえて、書いていこうと思います。


d0347140_17004835.gif

d0347140_15345815.jpg



d0347140_15380849.jpg













by tabilogue2 | 2015-11-15 17:06 | アラカルト | Trackback | Comments(4)